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二軒目へ移行します。「魚菜」のすぐ近く、同じく狸小路に店を構えるいなりです。ここを訪ねたのにはある理由がありました。以前地元在住の後輩がわざわざ連れてきてくれたのですが、混雑により断念したのです。今日も満席ではあったものの、一人ならばすぐに入れるとのこと。店先の椅子に腰掛けて三分程待ってカウンターに通されました。

煮込みと焼きとんの店とは聞いていましたが、実際に中に入って驚きました。ここは我が愛する池袋か。典型的な東京の大衆酒場そのものなのです。ホッピーが置かれていて、品書きで目を引くのはポテトサラダ、ハムカツ、カレーコロッケなど。煮込みは美味いのですが、一皿550円です。それこそ池袋の飲み屋だったら380円くらいで出しているものです。焼きとんもタンが二本で350円など若干高く、味の方は残念でした。
しかし店内は大盛況です。そして客が若者ばかりというのが何より印象的です。右隣は二十代の女性二人組、左隣は同じく二十代の恋人連れ風です。ホッピー、煮込み、焼きとんは東京の大衆酒場の言わば三種の神器のようなもの。完成されたこの文化をそのまま札幌に輸入した。これが北海道の人達にとっては新鮮なのでしょう。私にとっては札幌でこうした店を訪ねる必然性はないですが、しばし懐かしい雰囲気に浸れたことに今宵感謝します。

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今日は札幌市街の中心部で独酌です。こういう機会も久し振りのことで、手堅い手に出ました。教祖の古い推奨店である魚菜を訪ねました。一帯に星の数程ある居酒屋の海の中から、古い雑居ビルの四階の店を選ぶなど、自力では到底不可能なことです。そして何も変わっておらず素晴らしい店でした。

生ビールを所望すると、エビスとクラシックどちらになさいますかと即座に聞き返されました。これ以上の贅沢があるでしょうか。刺盛りはまさしく絶品ですが、函館で食べたそれとは趣が違います。鮮度と量で圧倒するのではなく、締めたり炙ったりといったひと手間が完璧な仕事で、誤解を恐れず言えば北海道らしくありません。皿も小さめなものを敢えて使い、品が良いです。ここに大都市札幌の洗練を見ます。続けてこまいの開きを炙ったものをいただきましたが、何という豊かで繊細な香りでしょうか。
恐らく兄弟と思しき初老の二人が厨房に立ち、どちらかの奥方にも見える同年代の短髪の女性がきびきびと接客してくれます。自分の他に独酌が三人、予約をして来る人が殆どで人気の程が窺えますが、この三人及びそれに見合う店の広さを守るところもたいへん好感が持てます。札幌で海鮮の美味な居酒屋に入りたければここを選んでおけば間違いないという店です。

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二軒目へ移行します。おでん屋は北海道ではありそうでいて珍しいものです。カウンターに着いてまず目に入ったのが、何とも立派な銅製の舟です。燗付け器が一体となったもので、ぴかぴかに磨かれて目にも眩しいくらいです。これは期待が高まりますが、残念ながら裏切られる結果となりました。
この舟におでんネタがぎっしり詰まって湯気を上げている、のではなく、蓋がされているのをおかしいと思っていたのです。折角のこの舟を使っておらず、まるで煮込みの足りないおでんが出されました。ただの茹で玉子でしかない玉子を出されて閉口しました。一体この店は今どういう状況になっているのでしょうか。聞けばたいへんな老舗のようで、かつては宝来町で営業していたそうで、女将は函館の繁華街の中心がいかに北へ移ってきたかを聞かせてくれました。それはいいのですが、現状がこれではおでん屋の体を成しているとは言えません。私の他に一人も客がおらず閑古鳥が鳴いていたのは偶然ではないでしょう。宝の持ち腐れとはまさにこの事、残念でした。

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一軒目に訪ねたのがこの店でした。結論を先に言いますと、文句なしの素晴らしい内容、ただし会計もかなりのもので、総合的にそこまで高い評価は出来ません。
生ビールはクラシック。管理が丁寧でたいへん美味です。肴はまずは枝豆から。普段店では枝豆は食べないのですが、十勝産の文字が目に留まり試してみることにしました。小粒ながらしっかり詰まった密度の高い歯応え、味ともに素晴らしいものでした。続いて来た刺盛りが凄かった。これ程美味な刺身の盛り合わせをこれまで食べたことがあっただろうかと思った程で、鮮度も仕事も完璧です。中でも感心したのが雲丹と真烏賊で、一切の誤魔化しが利かないこれらのネタも文句なしなのです。烏賊のゴロは秀逸でした。それから椴法華産という根ボッケを半身で焼いてもらいました。これの美味さについてもう語るまでもないでしょう。

これだけのものを出されてそれなりの会計になることを覚悟してはいましたが、八千円超えは予想を超えていました。生ビールの後に酒を三杯飲んだのですが、日本酒に似合わないグラスに六分程、恐らく正一合に満たないと思われる量を注がれるのも色々な意味で感心しませんでした。散財を覚悟で本当に美味いものを食べたい。そういう日に行けば満足出来るでしょうが、とても日参出来る店ではありません。もう少し安く同じ満足が得られる店が、探しに探せばきっとある筈です。

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函館の居酒屋も二年振りです。こうなると手堅くいきたいところで、先発は「函館山」と思っていました。しかし是非にと薦められた店があったのでそちらにしました。それがここです。電車通りに面していて、函館駅前と松風町、両電停のちょうど真ん中辺り。立地が良過ぎる上に、盛況のようで賑やかな声が漏れてきます。こうなると懐疑的になってしまうのですが、いざ入ってみるとそれがつまらぬ勘繰りだったと思い知ることになります。

五百円のお通しと称して豪華な刺盛りが出てきて度肝を抜かれました。分量はたっぷりで、鮮度抜群で文句なしの美味。千五百円と言われても十分に納得の内容だというのに、こんな店は初めてです。生ビールはクラシック。酒の種類はそう多くないものの、地元のものを中心に的を射た揃えで、これで十分です。
良くも悪くも北海道らしかったです。仕事は言ってしまえば大雑把です。たとえばそのお通しの刺盛り、もう少し大きな皿を使った方が見た目もきれいだしさらに豪華に見える。切り分けはやや不揃いだし、烏賊など山葵を盛る台と化してしまっている。とにかく切って盛っただけ、いや乗せただけという印象なのです。続いて注文した𩸽のつくね串にもそれは顕著でした。マヨネーズが上に塗られているのです。焼き立て熱々のところに乗ったマヨネーズの匂いが強めに立ち、味も香りもあったものじゃありません。なにも上に塗らなくとも、皿の端にマヨネーズを盛ればいいのに、と思いました。
しかし新鮮な魚介をここまで大盤振る舞いされると、これらの粗が些細な事に思えてきます。たったの五百円でこれだけの刺盛りが食べられてしまうとは、これぞ北海道の魅力。カウンターが長く外からも様子が窺えて入り易いことも書き添えておきましょう。先客は独酌の常連でした。一度は訪ねて損のない店です。

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二軒目へ移行します。今日も「久村の酒場」を訪ねるか否かが鍵でした。あの存在感と雰囲気は無二のものだし、まだ奥が深いような気がするからです。しかし二日続けて通いたいと思わせるものはありませんでした。最後の一軒に自力で飛び込むというのは蛇足になる可能性もある賭けですが、これに打って出ました。そして良い結果に恵まれました。ただし闇雲にあたったわけではありません。昼間の町歩きの際に居酒屋の下見も欠かさない。毎度のことですが、今回もこれを丹念に行ったのが報われました。

昼間に見た開店前の様子とは変わっていて、ごちゃごちゃと落ち着きのない店先に一瞬躊躇しましたが、最初の勘を信じて暖簾をくぐりました。整然として品の良いカウンターが縦に長く伸びていて好印象です。庄内地鶏を主役に据えた店で、地鶏の串は一本260~300円とやや高価ですが、十分に納得出来る美味でした。味もさることながら噛み応え、食感が秀逸で、こんなに美味い焼き鳥を食べたことがあるだろうかと思える程です。焼き方もごく丁寧。他の冷奴、もろきゅうといった料理は350円と良心的な居酒屋価格です。胡瓜がたいへん美味で、良い仕入れをしているとすぐに分かります。
一方で客あしらいはやや感心しない部分もありました。無口で無愛想というだけなら、それはそれで良い事でもあるのですが、唐突にこちらが何の興味もないテレビ番組の話題をぼそっと投げ掛けてきたりするのです。客席と厨房の間に欠かせない緊張感が感じられません。ただし、他に客がおらず私だけだったからでもあるのでしょう。適度な客入りなら気にならないような些細な不満です。しかし美味で雰囲気も良いのに閑古鳥とは、もしかしたらこのあたりに原因があるとも思えます。ともあれ、絶品の地鶏料理を味わえたことに感謝しましょう。

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建物は安普請で入口には簡素な暖簾が掛かるだけ、扉が斜めに付いています。居酒屋というより場末のスナックのような外見で、教祖の導きがなければまず入ろうと思わなかったでしょう。しかし素晴らしい店でした。女将が一人で切り盛りする店です。L字のカウンター七席に小さな座敷のみという広さが心地好いです。カウンターの上には大皿料理がずらりと並び、期待が高まります。そして本当に美味い料理というのは見た目からして違うことを得心することになります。
お通しはふきとそぼろの炊き合わせと、豆腐とつみれの汁。お通しに温かい汁物が出るところが東北らしく、つみれを入れながら透明の澄まし汁というところに酒田の洗練を感じます。続いていただいた春鱒のアラを煮たものと筍の美味さについては説明するまでもないでしょう。他に茄子、韮入りの玉子焼きも非常に気になったのですが、そこまではいただけませんでした。一軒目で米など食べるのは珍しく、そもそも夜に米は食べませんが、教祖の絶賛を受けて最後に岩海苔おにぎりを所望。おにぎりが素晴らしい美味というだけでなく、胡瓜と茄子の漬け物が一切れずつ乗るのが泣かせます。

女将の料理を堪能する一方で、残念ながら客層は良くありませんでした。先客は地元のご老人。べちゃべちゃと汚い音を立てて咀嚼し、歯をせせる最悪の人物でした。こういう人間は自宅以外で食事をするな。後から入って来た二人組は、一人が目鼻立ちのはっきりした美人で、髪を上げてしっかり固め、化粧や身なりも一分の隙もありません。もう一人は醜く太った中年男で、女に対してやたら自慢話を続けます。一目でそれと分かる水商売の出勤前の同伴で、店に似合わないことこの上なし。店が良いのに客層に恵まれないという点で、福井の「紋や」と同じです。せめて誰もが煙草を吸わないのが救いでした。
しかしこれは運が悪かっただけのこと。この素晴らしい名店もまた、酒田に来たなら必ず再訪しなければならない一軒です。魚介を堪能出来る「井筒」、二軒目に最適な大衆酒場の「久村の酒場」、そして女将の絶品料理の数々が味わえるこのまる膳。盤石の布陣とはこれを言うのでしょう。酒田の夜の何と充実し、贅沢なことでしょうか。

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二軒目へ移行します。こちらも教祖の古い推奨店ですが、いざ来てみて驚きました。安普請の大衆酒場だったからです。コの字カウンターに着くと左隣は三人組で、それぞれ全員の前に400円の揚げゲソセットの皿があります。僅かに私より後に入って来て向かいの席に着いた御仁は、品書きにはない冷奴を注文していました。恐らく350円くらいでしょう。このあたりで当店の何たるかが掴みかけてきました。カウンターは硝子ケースを兼ねる珍しいもので、真下には魚の煮付けの皿が並びます。酒の品揃えがたいへん良く、値段は肴と共にごく良心的。肴は感心するような美味ではなく、値段相応です。しめ鯖の皿に盛られた山葵は元が最下級の粉山葵なのに加え、乾燥し切っていて用をなしていません。

しかし大衆酒場というのは大都市には多くありますが、都会から離れるとなくなるものです。こうした大衆酒場らしい大衆酒場があるというのが、かつて繁栄を極めた酒田の土地柄を映しているかのようです。壁には太田和彦氏と吉田類氏のサインが並んで掲げられていました。この店の何たるかを物語っているようでした。

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居酒屋と呼ぶには少々高級な外見に若干気圧されつつ暖簾をくぐると、中もその通り。整然としていてきれいで、何人もがきびきびと働き、隙のないきちんとした料理屋です。それでいながられっきとした居酒屋で、価格も良心的という素晴らしい店でした。刺身はどれも絶品で、揚げ出し豆腐にも感心しました。柔らかい絹揚げで衣が実に繊細で、真ん中に鶉の玉子が落とされています。これまで味わったことのない揚げ出し豆腐でした。

運悪く座敷の宴会とかち合ってしまったようで、その後に頼んだ焼魚が出てくるのにたっぷり三十分以上待たされ、完全に間延びしてしまいました。まっとうな焼魚は時間がかかるものと承知はしていましたが、間が悪かったようです。このあたりを見極めて付き合い方を洗練させていけばさらに魅力が増すでしょう。次に酒田に来ることがあったらいの一番に再訪したい名店です。次回は是非ともはたはたの季節に。

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時刻は七時、この季節まだ十分に明るいのに、昼間の光景が嘘であったかのように人も車も全く行き来がなくなり静まり返った輪島の町が印象的です。そして目論見通りキャンプ場から二十分歩けば着きました。これだけでも有り難いのですが、素晴らしい名店でした。

魚介はどれも絶品、値段は良心的な居酒屋価格で、広めのカウンターが七席あるので独酌でも居心地が好いです。躍動感あるご主人の包丁捌きは見ているだけで肴になる程。文句なしの美味であるのに安いことが特に印象的です。壁に掲げられた本日のおすすめで一番目を引いたのがのどぐろ焼きで、1,600円とあります。これは破格です。ふぐの白子焼きは大ぶりなものが四つ皿に乗って何と800円。冊子の方の品書きを見れば、ありとあらゆる肴が並んでいます。一口カツやチーズフライなど、果たしてこれが必要かとも思いますが、どれも二百円台から四百円台です。
この事からも分かるように、何より良いのは居酒屋使いがし易いことです。というより、居酒屋そのものでしかないと言うべきか。田舎町の店で魚介が絶品なところは居酒屋というより料理屋としてあることが多く、料理の単位が大き過ぎたり、閉店時刻がやけに早かったりと、一人酒には使いづらいことが多いのです。しかしここは全くそれがない。何一つ欠点は見当たりませんでした。こんな店に出会えるとは、能登路を走って輪島を目指した甲斐がありました。

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