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昨日は出発前の準備の中で最大の山場である箱の取り付け作業をやりました。これまで載せていた古いホムセン箱を降ろして、この旅のために満を持して購入した新しいバイク便用の箱を載せました。

ただ箱を載せ替えるだけなら簡単なのですが、前述の通りサイドバッグのベルトの取り回し、バッテリーからの電源取り出しと併せて、三つの作業を同時進行で行わなければならなかったので大変でした。途中で足りない物をホームセンターに買いに行ったりもしたので、丸半日がかりの作業になりました。

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まずはバッテリーから端子を外します。何故この作業から入るのかというと、これまで載せていた古い箱も、バッテリーから電源を取った配線が中に引き込んであったからです。その配線を外さなければ箱も降ろせないというわけです。

この古い箱の配線、私のカブ旅の師匠であり大恩あるkoh1さんがわざわざ付けて下さったものです。しかし、後に電気が通らなくなってしまいました。ヒューズは飛んでいないのに通電していないとなると、素人の私には原因を特定することも修理することも出来ません。そこで、たいへん心苦しいのですが今回切断して廃棄させていただきました。この場を借りてkoh1師匠にお詫び致します。

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箱と荷台を固定していた金具を外して箱を降ろします。久し振りに後ろに何も積んでいない姿が露わになりました。

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荷台を雑巾できれいに拭きます。
さあここからが新しい箱の取り付け作業ですが、まず最初にサイドバッグのベルトの取り回しをやります。

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これまでは位置が低くて右側サイドバッグがマフラーに触れる恐れがあったのですが、理想的な位置に移すことが出来ました。この位置にベルトを取り回すのは箱を降ろしている時にしか出来ない作業なので、同時に行うことが必須だったのです。

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サイドバッグのベルトについては簡単に終わりました。いよいよここからが本番です。まずは荷台に箱を置いて、ぴったりど真ん中に乗るように慎重に位置を調整します。

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まずは箱の右前部にバッテリーからの配線を引き込むための穴を開けます。8mmの鉄鋼ドリル刃で穴を開けていくのですが、一番緊張する作業です。

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さてここで、作業を中断してホームセンターへ行きました。ドリルだけでなくヤスリも使わないときれいに穴を開け切れないことが分かったのですが、棒ヤスリが手元になかったのです。

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それからもう一つ、箱と荷台を固定するためのステーは使い回しで十分だろうと考えていたのですが、何故だか四本のうち一本だけが歪んでしまっていたのです。

急いでホームセンターまでひとっ走り…といきたいところですが、バッテリーを戻さないとカブは動きません(笑)
さらには、箱もまだ固定していないわけですから、二階の家の中に戻さなければなりません。それらの面倒よりは早歩きで片道二十分かけて行く方を選びました。

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ヤスリ、ステーの他にゴムワッシャーと追加のナットを購入して戻って来ました。ステーは全く同じ物が入手出来たことを喜ぶべきでしょう。

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一旦家に戻ったついでに簡単に昼食を済ませて、それから作業を再開します。配線を引き込む穴に続いて、ボルトを通すための穴を四つ開けます。バイクの下に潜り込んでステーを荷台の底部に当てて、慎重に位置を決めます。

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絶対に失敗したくない、必ず一発で成功させて余分な穴を開けるようなことはしないという強い思いから、何度も位置を確認しては慎重に慎重を重ねて穴の位置を決めていきました。だから四つの穴を開けるのにはかなりの時間をかけました。

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無事に全ての穴を開け終えました。買ってきたばかりの棒ヤスリが大活躍してくれました。
さあここで、箱を荷台に固定する前に、バッテリーからの配線取り出し作業をやります。箱は穴さえ正確な位置に開けてしまえばあとはボルトで固定するだけで簡単なものです。それよりもこちらの方が大変で、むしろこの日の主たる作業でした。

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使うのは先日購入しておいた市販のキットです。

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切断した古い配線から、配線を保護するぐるぐる巻く黒いやつ(名前が分からない)を移していきます。

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箱の右前部に開けた穴から配線を外に引っ張り出します。

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外に引き出す部分と箱の中に残す部分それぞれの長さを決めたところで、8mmのゴムワッシャーで蓋をします。我ながら良い仕上がりです。

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次に、シート下のこの位置にあるトリムクリップを外します。そうすると外装を少し浮かせることが出来ます。

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そして外装とフレームの隙間から配線を落とし込んでいきます。これで雨の日も心配は要りません。

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配線の先がバッテリー側に顔を出したところで、共締めしながらまずプラス端子を取り付けます。

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次いでマイナス端子も共締めします。いよいよ作業も大詰めです。

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正常に通電しました。しかし緊張するのはここからです。
箱の中の12Vソケットにインバーターを差し込みます。

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通電しました!インバーターの青いランプが点灯しています。

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インバーターの100Vコンセントに充電器を差してスマートフォンを繋ぎます。きちんと充電が始まりました。無事に一発で作業成功です。
配線を箱の中に取り込んだので、雨の日でも気にせず様々な物を充電することが出来ます。またヒューズも箱の中に来ているので、万一の時のヒューズ交換も簡単です。

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さあ一発成功に浮かれていてはいけません。最後にもう一度箱の位置を確認し、荷台と箱を固定する四本のボルトを本締めすれば作業終了です。こんな風に書いていくと簡単そうに思えるかも知れませんが、全て終わったのは夕方四時でした。

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ちなみにホームセンターで追加のナットを買ったのは、このように念のため四箇所全てをダブルナットにするためでした。

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日本一周に使うのに小さ過ぎず大き過ぎず絶妙な寸法だと先に述べましたが、こうして実際に装着してみて改めて確信しました。

さあこれで最大の山場を越え、その気になればいつでも出発出来ます。あとは全ての持ち物を確認して最終的な積み方を決めるだけです。
と思いきや…バッテリーカバーを戻すのを忘れていたので後でやります(笑)

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