おはようございます。実家滞在の三日目です。昨晩は偉業を成し遂げました。休肝日にしたのです。旅に出て初めてのことです。
とにかく酒が好きで、晩酌をしないというのは私にとって拷問のようなものです。しかし、時に休んだ方が体に良いのは明らかです。休肝日に出来る機会を常に狙いつつも、意志が弱くて結局飲んでしまう。日々その事の繰り返しです。そして、実家にいる今こそは休肝日にする絶好の機会なのです。
一日走ってテントを設営して疲れ、風呂に浸かって生き返る。そうすれば酒を飲まないなどあり得ません。それに対して、大して何かをするわけでもなく心身の疲れも一切ないのが今の状況です。
そして大きいのが、実家にいる今は就寝環境が良いということです。初めて訪ねる場所、特に道の駅など正式なテント泊地ではないところでは、素面だと色々な細かい事が必要以上に気になってしまって中々寝付けないものです。酒を飲んで少し気が大きくなってしまえば横になった瞬間に寝付けて、朝まで熟睡出来るというわけです。

昨日は酒を飲まずにかなり早い時間に夕食を食べたのですが、小松菜と油揚げとぶなしめじのおひたし、やたら具沢山な味噌汁などいただきました。自分ではこんなもの作れないし、まして旅中に用意するのは絶対に無理です。母に感謝ですね。
さて、今は雨が降っています。それも大分強い降りです。長く降り続く予報ではないのですが、ひとまずはちょっとした道具の改良や資料の整理など、家の中で出来る作業を進めていきます。

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とにかく酒が好きで、晩酌をしないというのは私にとって拷問のようなものです。しかし、時に休んだ方が体に良いのは明らかです。休肝日に出来る機会を常に狙いつつも、意志が弱くて結局飲んでしまう。日々その事の繰り返しです。そして、実家にいる今こそは休肝日にする絶好の機会なのです。
一日走ってテントを設営して疲れ、風呂に浸かって生き返る。そうすれば酒を飲まないなどあり得ません。それに対して、大して何かをするわけでもなく心身の疲れも一切ないのが今の状況です。
そして大きいのが、実家にいる今は就寝環境が良いということです。初めて訪ねる場所、特に道の駅など正式なテント泊地ではないところでは、素面だと色々な細かい事が必要以上に気になってしまって中々寝付けないものです。酒を飲んで少し気が大きくなってしまえば横になった瞬間に寝付けて、朝まで熟睡出来るというわけです。

昨日は酒を飲まずにかなり早い時間に夕食を食べたのですが、小松菜と油揚げとぶなしめじのおひたし、やたら具沢山な味噌汁などいただきました。自分ではこんなもの作れないし、まして旅中に用意するのは絶対に無理です。母に感謝ですね。
さて、今は雨が降っています。それも大分強い降りです。長く降り続く予報ではないのですが、ひとまずはちょっとした道具の改良や資料の整理など、家の中で出来る作業を進めていきます。

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今回の桜前線を追う旅では、各地の桜名所を渡り歩くようにして北上しました。名所から次の名所を目指して、やや駆け足で移動することも多々ありました。
しかし、名所だけでなく私の心に深く刻まれたのは、街道を彩り、または小さな神社の境内に咲く桜の美しさでした。そんな名もなき桜たちの姿に心を惹かれつつ、それでも次の名所へ急ぐが故に足を止めずに通り過ぎる場面が一体何度あったでしょう。
出発前にも述べた通り、桜前線を追って北上していく旅というのは私にとって初めての経験でした。拙さ、粗さがあるのは当たり前で、自分でも予め承知していたことです。だから悔いはありません。
ただ、名所巡りばかりに終始し過ぎてこのような名もなき桜たちを顧みる余裕がなかったというのが一つの反省点です。名所を訪ねることを全くしないと、活動が余りにも漠然としてしまって要点が無いのも事実であり、名所巡りも必要ではあります。しかし次にもし同様の旅をする機会があるならば、名所を訪ねるのは一日に一か所か二か所に留めて、その道中にある、人々の生活圏に溶け込んだ一本の桜の木を愛でる時間を作りたいものです。

バイクや車で旅をしていると、気になる風景が目に留まっても、停車するかどうか迷っているうちに通り過ぎてしまうということがよくあります。特に二輪車の場合は、どうしても停まりたいと思えば幾らでもやりようはあるもので、それでも通過したのだから所詮その程度の景色だったということになります。しかし、素通りしてしまったことに対する後悔をいつまでも引きずってしまうことが稀にあります。今回の旅でも一つ、そんな風景がありました。
北上していく過程で一回目に会津に立ち寄った時のことです。雄国パノラマラインの南側の入り口近くに、小さな神社がありました。道路から少し奥まったところにあり、鬱蒼とした森を背に建つ社は、夕暮れ迫る中で既に一足早く暗闇に没しようとしていました。背の高い立派な屋根は瓦を葺かず赤いトタン張りで、いかにも会津らしい建築です。これだけでも情緒に満ちた風景だったのですが、鳥居の傍らに咲く満開の桜がこれを彩っていたのです。
私はこの風景に強烈に惹かれました。しかしそこは道幅が狭い上にカーブしていて、カブを停車させることに一瞬の躊躇いが生まれたのです。日が暮れるまでにテントに戻りたいという思いも加わって、結局素通りしてしまいました。しかしそのことをずっと気掛かりにしたまま津軽まで旅を進めたのです。
南へ引き返してきて再び会津を訪ね、勿論私は雄国パノラマラインへ行きました。そしてその神社を訪ねたのですが、桜は既に散り、そして白昼に見ると社殿に組まれた工事用の柵が何とも無粋な姿を晒していました。心を打ったあの景色は取り戻せぬものとなってしまったのです。
もしまた桜が満開の会津へ行くことが出来たならば、夕暮れ時にあの神社を訪ねてみたい…
この先の人生で、再びそんな機会があるのでしょうか。

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しかし、名所だけでなく私の心に深く刻まれたのは、街道を彩り、または小さな神社の境内に咲く桜の美しさでした。そんな名もなき桜たちの姿に心を惹かれつつ、それでも次の名所へ急ぐが故に足を止めずに通り過ぎる場面が一体何度あったでしょう。
出発前にも述べた通り、桜前線を追って北上していく旅というのは私にとって初めての経験でした。拙さ、粗さがあるのは当たり前で、自分でも予め承知していたことです。だから悔いはありません。
ただ、名所巡りばかりに終始し過ぎてこのような名もなき桜たちを顧みる余裕がなかったというのが一つの反省点です。名所を訪ねることを全くしないと、活動が余りにも漠然としてしまって要点が無いのも事実であり、名所巡りも必要ではあります。しかし次にもし同様の旅をする機会があるならば、名所を訪ねるのは一日に一か所か二か所に留めて、その道中にある、人々の生活圏に溶け込んだ一本の桜の木を愛でる時間を作りたいものです。

バイクや車で旅をしていると、気になる風景が目に留まっても、停車するかどうか迷っているうちに通り過ぎてしまうということがよくあります。特に二輪車の場合は、どうしても停まりたいと思えば幾らでもやりようはあるもので、それでも通過したのだから所詮その程度の景色だったということになります。しかし、素通りしてしまったことに対する後悔をいつまでも引きずってしまうことが稀にあります。今回の旅でも一つ、そんな風景がありました。
北上していく過程で一回目に会津に立ち寄った時のことです。雄国パノラマラインの南側の入り口近くに、小さな神社がありました。道路から少し奥まったところにあり、鬱蒼とした森を背に建つ社は、夕暮れ迫る中で既に一足早く暗闇に没しようとしていました。背の高い立派な屋根は瓦を葺かず赤いトタン張りで、いかにも会津らしい建築です。これだけでも情緒に満ちた風景だったのですが、鳥居の傍らに咲く満開の桜がこれを彩っていたのです。
私はこの風景に強烈に惹かれました。しかしそこは道幅が狭い上にカーブしていて、カブを停車させることに一瞬の躊躇いが生まれたのです。日が暮れるまでにテントに戻りたいという思いも加わって、結局素通りしてしまいました。しかしそのことをずっと気掛かりにしたまま津軽まで旅を進めたのです。
南へ引き返してきて再び会津を訪ね、勿論私は雄国パノラマラインへ行きました。そしてその神社を訪ねたのですが、桜は既に散り、そして白昼に見ると社殿に組まれた工事用の柵が何とも無粋な姿を晒していました。心を打ったあの景色は取り戻せぬものとなってしまったのです。
もしまた桜が満開の会津へ行くことが出来たならば、夕暮れ時にあの神社を訪ねてみたい…
この先の人生で、再びそんな機会があるのでしょうか。

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今日はこれより、池袋へ飲みに行きます。文字通り居酒屋で飲むためだけにわざわざ電車に乗って行くのです。とは言っても15分で着くのですが、それはまあそれとして…

私にとって飲みに行くといえば都内なのですが、中でもとりわけ馴染みが深くて、且つ知り尽くしているのが池袋なのです。これは実家滞在中に必ずやりたいと楽しみにしていた事です。まずは東武東上線の準急に乗って池袋へ向かいます。
そこまで意図していたわけではないのですが、昨日を休肝日にしたのも良い流れです。今日は昼食も食べておらず、まさに態勢は万全です。

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早めに池袋に着いてまずは東武百貨店の七階にある旭屋書店を訪ねました。今日が発売日の温泉博士を買おうと思ったからです。
ところが驚いたことに取り扱いが無いとのことでした。都心のこんな大型書店で買えないとは、この本はいまだに流通に偏りがあるのでしょうか。九州でしか手に入らなかった時代が偲ばれます。

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ちょっと歩くだけで心身が疲れる池袋駅の地下街を通り抜け、ビックカメラにやって来ました。SDカードを保管するケースを買うためです。

そして居酒屋が開く5時まで少し時間があったので何気なく他の階へ行ったところ、衝動買いをしてしまいました。
そもそも私は物を買う、物が増えるのが大嫌いな性分なので、衝動買いをするなど本当に珍しいことです。とはいっても不用な物、実用に即さない物を買ったわけでは勿論ありません。間違いなくこの先の旅を充実させる物ではあります。何を買ったかはまた後ほど…

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全国一千万の居酒屋ファンの皆様、こんばんは(笑)
お待ちかねの17時になりました。池袋は馴染みが深くて知り尽くしていると言いましたが、中でも長年愛用しているのがこの「ます家」です。駅のすぐ近くで終電を気にしながら飲む時など重宝というのもありますが、大きな魅力は東京の大衆酒場らしさを存分に味わえるところです。
ではこの店で感じる東京の大衆酒場らしさとは何か。珍しく箇条書きを用いて私が思うところを挙げてみます。
一人客が大半である。
ホッピーを置いていて、且つ多くの客がホッピーを注文する。
肴の主役がやきとんである。
店員と顔馴染みの常連はいるが、馴れ合いはない。
長居する客が少ない。
素早く小気味好く、簡潔明瞭な客と店員のやり取り。
こんなところでしょうか。この店の活況と喧騒の中に埋もれるようにして一人飲んでいると、とにかく居心地が良いのです。そして五番目に挙げたように、決して長居はしません。東京の、特に大衆酒場で腰を据えてだらだら飲むなど野暮の極みです。酒は多くて三杯まで。その店の一番美味いところを一つ二ついただいて、飲み終えたらさっと席を立って次へ移る。この軽快さまでを含めて楽しむのが東京の居酒屋巡りなのです。

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まだ外が明るいうちに二軒目へ移行します。ちなみにます家で後から私の隣に入って来た六十年配の御仁は15分程の滞在で私よりも先に出て行かれました。

「かぶら屋」は今でこそ人気店となって各地に店舗を展開していますが、発祥はここ池袋なのです。とはいっても今日訪ねるのは同じ池袋でも一号店ではないのですが、それはまあそれとして…
池袋には七店もあるので、ます家から最も遠く15分も歩かないと行けない一号店へわざわざ行ったりしません。
この店はとにかくやきとんのタレが美味いということに尽きます。やきとんのタレというとただ甘いだけのものが多いのですが、赤ワインの香りや酸味、生姜の味付けが光るかぶら屋のタレは他の店とは一線を画する味です。ネタも良いです。
誤解を恐れず言えばタレ味のやきとん以外は何処にでもあるような居酒屋なのですが、しかし安い、美味い、小気味好いという東京の大衆酒場らしい魅力に満ちているのも間違いないです。

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「かぶら屋」は今でこそ人気店となって各地に店舗を展開していますが、発祥はここ池袋なのです。とはいっても今日訪ねるのは同じ池袋でも一号店ではないのですが、それはまあそれとして…
池袋には七店もあるので、ます家から最も遠く15分も歩かないと行けない一号店へわざわざ行ったりしません。
この店はとにかくやきとんのタレが美味いということに尽きます。やきとんのタレというとただ甘いだけのものが多いのですが、赤ワインの香りや酸味、生姜の味付けが光るかぶら屋のタレは他の店とは一線を画する味です。ネタも良いです。
誤解を恐れず言えばタレ味のやきとん以外は何処にでもあるような居酒屋なのですが、しかし安い、美味い、小気味好いという東京の大衆酒場らしい魅力に満ちているのも間違いないです。

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三軒目へ移行します。訪ねるのは「千登利」。創業68年の老舗です。この店はまず立地が凄いです。猥雑の極みとも言える池袋西口の喧騒の中に凛とした姿で佇むその様は、周囲に対する違和感さえ感じます。
こう書くと敷居の高い店のように思われるかも知れませんが、全くそんなことはありません。誰もが気軽に入れるざっくばらんな大衆酒場です。それでいながら、白木のカウンターとそして何といっても伝統の煮込み豆腐の味には威厳が感じられます。この煮込み豆腐がとにかく絶品で、これ一皿と酒を一本だけ飲んでさっと出ていく客も珍しくありません。そこもまたいかにも東京の居酒屋らしいです。
まさに池袋の生き証人であり宝。百年でも二百年でも続いて、私が死んだ後も代を継いでいって欲しいと思います。

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