即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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髪を切った直後に風呂に入れるのは理想的な展開です。こちらも湯の川電停のすぐ近くの大盛湯、今日はここで風呂に入っていきます。そして前回の活動と変化をつけた事のこれが二つ目です。

温泉街の共同湯というよりは町の銭湯といった風情です。が、むろん温泉です。広い浴槽は長辺が短辺の三倍の長さで、均等に三つに仕切られています。つまり同じ大きさの正方形の浴槽がきれいに三つ並んだ形になっています。そして少しずつ段差が付いていて、左から順に上段、中段、下段となっています。
こうなるとより新鮮な湯を求めて上段に入りたいところですが、中段ですら触るのも熱いくらいの温度です。悔しいですが下段に甘んじるしかありません。しかし放流式の温度ならではの造りは、見るだけでも楽しいものがあります。

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先程湯の川からどつく前まで電車を乗り通した時の話です。前方の景色を見たいがために一番前の座席に座っていたのですが、そうすると電車を降りる人が次々と目の前を通っていくことになります。驚いたのは、私と同じように一日乗車券を持っていながら、整理券を取ってそして出していく人がとても多いことです。これぞまさに無駄。
少し考えれば分かりそうなものですが、彼等は一日乗車券というものを理解しているのでしょうか。券面にも整理券を取る必要などない旨一言書き添えればいいものを、と思います。

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電車の一日乗車券を買っての活動ですから、今夜は勿論居酒屋です。先発で訪ねたのは松風町の函館山。前回と全く同じ選択に走ったのには、勿論それなりの理由があります。
まずは前回予約満席で入れなかった教祖おすすめの粋花亭ですが、この店については完全に興味を失いました。予約満席が常態化しているような店はもはや居酒屋とは呼べず、使いづらいとかいう以前に興醒めなのです。気の向いた時にふらっと暖簾をくぐって一杯やる、それこそが居酒屋なのであって、それが出来ないのは野暮というものです。
その事がよく分かるものがありました。函館の地域情報誌にこの店が載っているのを見たことがあるのですが、前日までに予約必須と書かれていたのです。厳密に言えばこれは誤記ですが、先発の時間帯に予約なしで入るのは事実上不可能だという実情をよく表しています。

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こうなれば舞台は松風町しかありません。店の良し悪しも大事ですが、松風町で飲むという風情を重んじる、これもまた旅の酒では大事なのです。風の字が入るとは何と趣ある町名なのでしょうか。

そしてこの函館山、改めて素晴らしい店です。これぞ質実な海鮮居酒屋。今回特に良かったのは牡丹海老の造りです。新鮮で大ぶりで美味な牡丹海老が三尾で780円とはまさに破格。私は食べませんでしたが、活イカの造りが1,580円という値段にも誠実さが表れています。他の物も全て美味で価格は良心的、これならば予約客が次々と入って来るのも宜なるかな。しかし盛況ながらカウンターが埋まってしまうような事はありません。先発完投に堪え得る名店だと断言出来ます。

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二軒目へ移行します。函館でもとりわけ強い印象が残っている店、可寿栄です。数年振り二度目の訪問ですが、何が印象的だったかと言うと、暖簾をくぐるのにかなり勇気が要ったのです。薄暗い裏路地の突き当りにあって、さらには人目を避けるように通りに対して横向きに入口を構えます。そしてごく古い佇まい。稚内から波照間島まで居酒屋訪ねて二百軒、そんな私でも一見でいきなりここに入るのはすぐには出来ず、しばし逡巡したのを覚えています。しかし、店のありようが人間嫌いで一人静かに居るのが好きな自分と波長が合ったとでも言いましょうか。どうしても素通り出来なかったのです。

意を決して入ってみると予想通りの、愛想のあの字も無い無口な頑固親爺が一人で切り盛りする店でした。しかし出されるのは素晴らしいものばかり。そして今日訪ねてみて、何も変わっていませんでした。一人静かに美味い魚と向き合う、そういうのが好きな人は意外と多く居る筈。こういう店が健在な松風町はやはり粋な町だと思います。

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