何度も何度もしつこいようですが、今夏の北海道では兎にも角にも天気が噛み合わなかったということに尽きます。その象徴が、雨の心配も要らずのんびり滞在するだけの函館に来てから毎日天気が良いという、どうにも皮肉な展開だと言いました。しかしそれだけでは終わらなかったのです。さらなるむごい追い討ちが待っていましたorz
バル街が終わったらすぐに青森に渡りたいと考えていました。何故なら、本州を南へ下って四国、九州と巡っていくこの先の旅は、バイクで走ってテントで寝ることを前提にするならば、快適にそれが出来る期間が余りにも短いからです。いいところひと月半といったところでしょうか。だから一日たりとも無駄には出来ないのです。
だから本当は、今日は青森行きのフェリーに乗りたいところでした。ところが今日から明日の天気が最悪なのです。

今夜から雨が降り始めて、明日の朝は一時間に9mmなどという豪雨の予報になっています。そしてそのまま日中一杯降り続くようです。青森へ渡ったならテント泊と思っていたのですが、流石にこれではそういうわけにもいきません。これは明日まで函館に留まって雨が去るのを待つしかないでしょう。一日だって無駄にしたくはないのに、よりにもよってこの土壇場で二日間を空費することになります。
昨日までずっと好天だったというのに、一体これは何だというのか。天はそんなに私が憎いのでしょうか。ここまで運が悪いともはや悲しみも嘆きも枯れ、不思議にすら思えてきます。

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バル街が終わったらすぐに青森に渡りたいと考えていました。何故なら、本州を南へ下って四国、九州と巡っていくこの先の旅は、バイクで走ってテントで寝ることを前提にするならば、快適にそれが出来る期間が余りにも短いからです。いいところひと月半といったところでしょうか。だから一日たりとも無駄には出来ないのです。
だから本当は、今日は青森行きのフェリーに乗りたいところでした。ところが今日から明日の天気が最悪なのです。

今夜から雨が降り始めて、明日の朝は一時間に9mmなどという豪雨の予報になっています。そしてそのまま日中一杯降り続くようです。青森へ渡ったならテント泊と思っていたのですが、流石にこれではそういうわけにもいきません。これは明日まで函館に留まって雨が去るのを待つしかないでしょう。一日だって無駄にしたくはないのに、よりにもよってこの土壇場で二日間を空費することになります。
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バル街も無事に終わり、函館旧市街の静かな日常が戻って来ました。昼に食い倒れる町函館です。今日は元祖小いけにやって来ました。二ヶ月半ぶりの再訪です。
そして今回はハンバーグカレーではなくカツカレーを注文しました。これまでの経験から、ハンバーグカレーよりもカツカレーの注文の方が遥かに多いことが分かっていました。つまり、地元の人により支持されているということです。
衣をごく薄く付けて軽い食感に仕上げたカツはまさに洋食屋風、そしてカレーに合います。が、特別美味いとは思えません。少なくとも私はハンバーグカレーの方が好きです。次回はまたハンバーグカレーを注文することになるでしょう。

それよりも、前回から引き続いて気になっている事があります。この店の美点の一つに、昔ながらのカレーポットにルウを入れて出すことがあるのですが、誠に残念なことに前回のハンバーグカレーに続いて今日のカツカレーも、私の前に運ばれてきたのは予めルウがかけられた完成形でした。
左隣の御仁も右隣の夫婦もカツカレーを食べていますが、やはり私と同じようにカレーポットは無しです。しかし店内を見渡すとカレーポットでルウを出されている人も多くいます。私はどうしてもこの魔法のランプのような形をしたポットで出されたカレーを食べたいのです(笑)
一つ考えられるのは、大盛りにするとポットで出されるのではないかということです。今のところはそれくらいしか思い付きません。ポットに入れて出してくれと一言頼めばそうしてくれるのでしょうが、それでは面白くない。法則を解き明かしたいのです。お気に入りの店にこうした宿題ができるのは実に楽しいものです。幸いこの店の大盛りは百円増しという良心的な設定です。次回の注文は早くも大ハンバーグカレーに決まりました。

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温泉博士の先月号は元が取れないだろうと判断し、買わなかったのですが、本州をどんどん南下していく予定の今月は内容を見るまでもなく勿論買います。実は昨日、摩周丸に行く前に棒二森屋の中のくまざわ書店へ行ったのですが、まさかの売り切れでした。そこで函館市内の大型書店を検索して電話で問い合わせたところ、文教堂の昭和店に一冊だけあるとのことだったので、取り置きを頼んでおいたのです。

カブでわざわざ十分少々走りましたが、これは買える時に買っておかないと後々面倒な事になります。
折角大型書店に来たのだからゆっくりしていきたいところ、小雨が降っていていつ本降りになるかも分からない状況だったので、すぐに帰らねばならないのが残念でした。

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古く趣ある町並みが残されている所というのは本当にいいものですが、言うまでもなく函館の旧市街はその筆頭です。しかし、単に町並みが良いだけでは片手落ちであって、旅情を掻き立てるにはもう一つ不可欠な要素があります。それが地名です。折角古い町並みが残されていても、仮にその住所がなんとかヶ丘一丁目、なんとかヶ丘二丁目、三丁目、四丁目…というのでは興醒めなのです。
たとえば長崎。繁華街の中心部は船大工町、本石灰町、銅座町など趣ある地名が目白押しで、長崎を訪ねた旅情を大いに盛り上げてくれます。それから博多もいい。櫛田神社を中心とした古く静かな町並みは祇園町、呉服町、冷泉町などこれも良い地名ばかりで、町の雰囲気ともども中州や天神とは一線を画します。他にも挙げ出せばきりがないのですが、函館も勿論この例に漏れません。

旧市街の地名は船見町、末広町、元町、宝来町など素晴らしいものばかり。それから青柳町です。函館の青柳町こそかなしけれ、と啄木に詠われたわけですが、これも響きの美しさがあってこそです。

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たとえば長崎。繁華街の中心部は船大工町、本石灰町、銅座町など趣ある地名が目白押しで、長崎を訪ねた旅情を大いに盛り上げてくれます。それから博多もいい。櫛田神社を中心とした古く静かな町並みは祇園町、呉服町、冷泉町などこれも良い地名ばかりで、町の雰囲気ともども中州や天神とは一線を画します。他にも挙げ出せばきりがないのですが、函館も勿論この例に漏れません。

旧市街の地名は船見町、末広町、元町、宝来町など素晴らしいものばかり。それから青柳町です。函館の青柳町こそかなしけれ、と啄木に詠われたわけですが、これも響きの美しさがあってこそです。

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やや蛇足にも思えますが、軽自動車のバンで車中泊の旅に対する憧れについて、もう少し掘り下げてみたいと思います。何故なら、この旅の道中にこうして書き記しておくことによって、原付バイクで日本一周することの意義がより明らかになると考えるからです。
過日、とあるライダーハウスで、興味深い意見と出会いました。過去に自転車や小さなバイクでの旅を経験されている方で、今回は車で来ているので上り坂で自転車の旅人を追い越す時など罪悪感を感じる、と言うのです。私にはこれがさっぱり分からない。同じ待遇で同じ仕事をさせられながら、自分は車を与えられる一方で自転車でやっている人がいる、というなら申し訳なく思うのは分かります。しかし所詮はそれぞれが好きでやっている余暇だというのに、何故罪悪感など感じなければいけないのか。
しかし罪悪感ならば勝手に感じればいいだけの話です。そうではなくて、徒歩や自転車など苦労の多い旅は質が高く、車や新幹線など楽な旅は質が低いなどという事をしたり顔で語る人がいます。テントを背負って歩いて行く旅と、飛行機のビジネスクラスで移動してホテルに泊まる旅、一体どこが違うというのか。こういう事を平気で言う人は旅というものが全く分かっていない。
旅とは、何処かへ出掛けてその道中に在ること。日々の暮らしが頻繁な移動を伴うこと。様々な土地の生活や文化を訪ね歩くこと。手段が変わったくらいで質が変わるなど所詮はその程度のものであって、旅の本質と向き合っていない証拠です。
私はむしろ、苦労はなるべく取り除いた方が旅の質は高まると思っています。たとえば、少々極端ですが、投宿地の近くに良さそうな温泉があるとします。ただしそこは急坂を登った山の上にあって、さらには本降りの雨が降っている。このような状況で、果たして自転車の旅人が温泉に行こうと思うでしょうか。これが車だったら迷わず温泉に行くでしょう。もしかしたら湯舟で地元の老人達の言葉が耳に入るかもしれないし、露天風呂から周辺の地形や町の規模がよく分かる眺めを楽しめるかも知れない。
このような旅の中の大事な一幕を、自転車や徒歩の旅人は物理的な辛苦を理由に逸するかも知れないのです。そんな旅が果たして質が高いと言えるでしょうか。
寝床もそうです。朝露でびしょ濡れになったテントを乾かして、小さくたたんで荷物にしまって…それをしなくていいホテル泊ならば一時間早く出発出来る。まだ見ぬ風景の中を走る、知らない土地を訪ね歩くという、旅の核心といえる部分に充てられる時間が増えるのです。
多少の苦労はあってもそれも旅の一部であり、それを含めて楽しむのだと言われたら、それは確かにそうかも知れません。しかし、旅が長くなればなる程それは足枷になっていきます。寝食の事は結局は日々必ずやらねばならない生活の仕事であって、それは自宅で暮らしている時と同じ事なのです。
こうなると、ならば毎日宿に泊まりながら旅をすればいいという事になります。そうしたいのは山々ながら、それでは破産してしまいます。何となればこの日本という国は宿泊費が高過ぎます。そこでこれをいかに節減するか考えるわけですが、その優良な回答の一つがバイクで移動してテントで寝ること。これは今さら語るまでもないでしょう。
しかし、私にはそれだけが正解だとは思えません。特にそう強く思うのが本州を旅する時です。しまなみ海道と沖縄については先述の通りです。それから、無料または格安のキャンプ場やライダーハウスがあちこちにある北海道、北海道程ではないけれど安宿が多い九州、野宿に寛容な四国はこれに準じます。これに対して本州の、特に太平洋岸の都市部はテント泊をもって安く旅をするのはなかなか難しい。
いや本州のみならず、北海道と沖縄を除いた九州と四国も、実は車中泊の方がいざ旅に出てしまえば金がかからないのです。ガソリン代がバイクよりも少々嵩むくらいです。どんなに雨が降ろうが宿に入る必要はなく、ひたすら車の中を寝床とし続ければいいわけです。都市の中心部においてもそう。居酒屋に行かんがためにビジネスホテル泊を奢るという場面がこの旅でも既に何度もありましたが、時間貸しの駐車場に車を停めて近くのコンビニでトイレを借りるなどすれば、これよりも遥かに安価に都市部に泊まることが出来ます。
本州のあちこちをじっくり旅したいと思うなら、バイクで移動してテント泊よりも車中泊の方がさらに優良な回答である。これが私の結論です。もう一つ大事な点として、車ならば本州を旅出来る期間が長くなります。三月に出発した今回の旅ですが、最初のうちはとにかく昼も夜も寒さとの戦いでした。しかし車だったら真夏を除いて、三月から十一月くらいまで各地を快適に旅出来るでしょう。
軽自動車のバンで本州を隅々まで塗り潰すように旅をする。そんな場面を思い浮かべて、憧れは募るばかりです。

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過日、とあるライダーハウスで、興味深い意見と出会いました。過去に自転車や小さなバイクでの旅を経験されている方で、今回は車で来ているので上り坂で自転車の旅人を追い越す時など罪悪感を感じる、と言うのです。私にはこれがさっぱり分からない。同じ待遇で同じ仕事をさせられながら、自分は車を与えられる一方で自転車でやっている人がいる、というなら申し訳なく思うのは分かります。しかし所詮はそれぞれが好きでやっている余暇だというのに、何故罪悪感など感じなければいけないのか。
しかし罪悪感ならば勝手に感じればいいだけの話です。そうではなくて、徒歩や自転車など苦労の多い旅は質が高く、車や新幹線など楽な旅は質が低いなどという事をしたり顔で語る人がいます。テントを背負って歩いて行く旅と、飛行機のビジネスクラスで移動してホテルに泊まる旅、一体どこが違うというのか。こういう事を平気で言う人は旅というものが全く分かっていない。
旅とは、何処かへ出掛けてその道中に在ること。日々の暮らしが頻繁な移動を伴うこと。様々な土地の生活や文化を訪ね歩くこと。手段が変わったくらいで質が変わるなど所詮はその程度のものであって、旅の本質と向き合っていない証拠です。
私はむしろ、苦労はなるべく取り除いた方が旅の質は高まると思っています。たとえば、少々極端ですが、投宿地の近くに良さそうな温泉があるとします。ただしそこは急坂を登った山の上にあって、さらには本降りの雨が降っている。このような状況で、果たして自転車の旅人が温泉に行こうと思うでしょうか。これが車だったら迷わず温泉に行くでしょう。もしかしたら湯舟で地元の老人達の言葉が耳に入るかもしれないし、露天風呂から周辺の地形や町の規模がよく分かる眺めを楽しめるかも知れない。
このような旅の中の大事な一幕を、自転車や徒歩の旅人は物理的な辛苦を理由に逸するかも知れないのです。そんな旅が果たして質が高いと言えるでしょうか。
寝床もそうです。朝露でびしょ濡れになったテントを乾かして、小さくたたんで荷物にしまって…それをしなくていいホテル泊ならば一時間早く出発出来る。まだ見ぬ風景の中を走る、知らない土地を訪ね歩くという、旅の核心といえる部分に充てられる時間が増えるのです。
多少の苦労はあってもそれも旅の一部であり、それを含めて楽しむのだと言われたら、それは確かにそうかも知れません。しかし、旅が長くなればなる程それは足枷になっていきます。寝食の事は結局は日々必ずやらねばならない生活の仕事であって、それは自宅で暮らしている時と同じ事なのです。
こうなると、ならば毎日宿に泊まりながら旅をすればいいという事になります。そうしたいのは山々ながら、それでは破産してしまいます。何となればこの日本という国は宿泊費が高過ぎます。そこでこれをいかに節減するか考えるわけですが、その優良な回答の一つがバイクで移動してテントで寝ること。これは今さら語るまでもないでしょう。
しかし、私にはそれだけが正解だとは思えません。特にそう強く思うのが本州を旅する時です。しまなみ海道と沖縄については先述の通りです。それから、無料または格安のキャンプ場やライダーハウスがあちこちにある北海道、北海道程ではないけれど安宿が多い九州、野宿に寛容な四国はこれに準じます。これに対して本州の、特に太平洋岸の都市部はテント泊をもって安く旅をするのはなかなか難しい。
いや本州のみならず、北海道と沖縄を除いた九州と四国も、実は車中泊の方がいざ旅に出てしまえば金がかからないのです。ガソリン代がバイクよりも少々嵩むくらいです。どんなに雨が降ろうが宿に入る必要はなく、ひたすら車の中を寝床とし続ければいいわけです。都市の中心部においてもそう。居酒屋に行かんがためにビジネスホテル泊を奢るという場面がこの旅でも既に何度もありましたが、時間貸しの駐車場に車を停めて近くのコンビニでトイレを借りるなどすれば、これよりも遥かに安価に都市部に泊まることが出来ます。
本州のあちこちをじっくり旅したいと思うなら、バイクで移動してテント泊よりも車中泊の方がさらに優良な回答である。これが私の結論です。もう一つ大事な点として、車ならば本州を旅出来る期間が長くなります。三月に出発した今回の旅ですが、最初のうちはとにかく昼も夜も寒さとの戦いでした。しかし車だったら真夏を除いて、三月から十一月くらいまで各地を快適に旅出来るでしょう。
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