即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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倭か琉球か、という話の続きです。奄美は双方が入り混じっていると言われていますが、そんな事を聞かされても、実際に自身で訪ねてみるまでは陳腐な物言いというくらいにしか思えませんでした。しかし島の北部を周った上陸初日、その事を得心させられる風景にいくつも出会ったのです。

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たとえば建物。入り母屋造りに黒瓦の重厚な和風建築の民家があったかと思えば、その集落の路地に石敢當があったりします。一方で墓は沖縄のものとは全く違い、内地の一般的な墓地そのものです。

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文化だけでなく自然もそうです。ソテツの群生地を横目に走っていくと松林が現れたりします。ソテツと松を同時に見られる所が他にあるだろうか、などと考えながらさらに進むと、今度はガジュマルやマングローブが現れるというわけです。紛れもなく内地とも沖縄とも違う世界がここにはあります。島の南部、西部を訪ねる際にもよくよく注意しながら進みたいと思います。そしてこれらに触れるのはまさに旅の精髄と言えるものです。

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倭か琉球か、などと少々な乱暴な論でもありました。いや乱暴というよりは、片手落ちな物言いだったと言えます。厳密には「倭と琉球のどちらに近いか」です。この事がずっと気になっているわけですが、一方で言うまでもなく奄美は奄美でしかなく、倭でも琉球でもないわけです。その象徴が黒糖焼酎です。

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黒糖焼酎の大きな特徴は、島外不出の趣があることです。法律の下に奄美群島でしか製造が許されていないという事情もありますが、勿論奄美以外でも黒糖焼酎を買える酒屋、飲める居酒屋はあります。しかしたとえば芋焼酎のように全国で広く飲まれているわけではありません。これらの店を見かけることは東京であっても稀なのです。まして奄美以外でスーパーの店頭などに黒糖焼酎が置かれていることはほぼなく、鹿児島であってもそうなのです。事実上の島外不出と言っていいでしょう。

しかしこれは非常に勿体ないことです。黒糖焼酎こそはまさに芳醇、黒糖が原料と聞いて甘い味わいを思い浮かべる方が殆どでしょうが、確かに先香りは甘味があるものの、飲み口はむしろ辛口です。乱暴な例えですが、ウィスキーに似ています。香りの甘味も極めて上品で、引き締まった大人びた味わいは芋焼酎や泡盛とも一線を画します。
しかし、こんな極上の酒でありながら島外不出であるからこそ贅沢であり、旅先で飲む旅情を大いに盛り上げてくれるとも言えます。東京でも黒糖焼酎を飲める店が稀にあると言いましたが、そういう店は大概が色々と蘊蓄を聞かされ、値段も高い。ごく庶民的な価格で選ぶのに困るくらい色々な銘柄が用意されている黒糖焼酎を目の前にしたその時こそが奄美へ来ている旅の実感が強く湧く時であり、旅先で居酒屋を訪ねる喜びの神髄でもあるのです。

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おはようございます。結局晴れたのは上陸初日だった四日前だけ。日毎に天気が悪くなると昨日言いましたが、さらにそれが続いています。今日も朝から雨、今のところ霧雨のようなもので、方角によっては雲の切れ間が明るく見えたりもしています。しかし予報ではこの後雨が強くなり、夕方には一時間に6mmなどとなっています。これは歩いて出掛けるのも難儀な程の土砂降りです。
少なくともこれで三日連続でカブを動かさないことが確定してしまいました。そして今日も図書館に行くくらいしかやる事がないのでしょうかorz

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本日は朝食を我慢して、朝昼兼で鶏飯を食べに来ました。初めての事だしこれといった予備知識もないので、有名店の鳥しんを訪ねました。そもそも鶏飯を専門的に食べさせる店が林立しているわけではないのです。

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櫃のご飯を自分でよそい、鶏肉や錦糸卵、椎茸などの具材を上に並べ、スープをかけて食べます。要点は、ご飯は少な目に盛り、スープはたっぷりとかけていただくことだそうで、ようは茶漬けのようなものです。なるほど、これは確かに美味です。想像していたよりも上品な薄味で、しかし全体のまとまりが実に良い。具材の中にパパイヤの酢漬けがあるのが南国らしく、尚且つこれによって効果的に酸味が加わります。ご飯、スープ、具材どれもたっぷりで、丸三杯分取れます。これで一膳千円ならば十分に満足です。感動的な美味という程ではありませんが、奄美へ来たならば一度はおさえておきたいところです。

それと同時に、地元客しか来ないような店、もっと言えば何処かの家庭でおばあさんが作ってくれる鶏飯がどんな味なのか、叶うことなら一度味わってみたいと思いました。

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一日かけて島の北部を周った上陸初日、路上で車に轢かれたと思しきハブの死体を二度見ました。そのうち一匹は干物の如き状態でしたが、もう一匹についてはその大きさに戦慄しました。バイクで死体をよけて通り過ぎるだけで恐怖したということです。しかも場所は奄美空港のすぐ近くでした。こんなにも大きな毒蛇が足下に現れたら、と想像するだけで気が遠くなりそうです。まったくバイクを降りて歩き回る時はよくよく注意したいものです。
余談ですが、ツーリングマップルに、島の最南端のキャンプ場を差してハブ注意との記述があります。一体どう注意しろというのでしょうか。

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奄美大島に上陸してまず驚いたことは、車とバイクが奄美ナンバーを掲げて走っていたことです。現地に来るまで存在を知りませんでした。そして数日間観察したところ、今のところ鹿児島ナンバーと奄美ナンバーが半々、或いは鹿児島ナンバーの方が若干多いくらいです。

普通車に関しては、人気が集中する一部の希望ナンバー(四桁ゾロ目など)を除けば、平仮名の部分が「さ」の車しか走っていません。あ行とか行はタクシーなどの事業者ナンバー用なので、「さ」は一番先頭に使われる文字です。これはつまり、奄美ナンバーが出来て間もないのでまだ登録台数が一万台に達していないことを意味しています。軽自動車も「あ」ばかりです。ちなみに鹿児島ナンバーの場合は数字の下二桁が「27」になっています。

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全国百万の黒糖焼酎ファンの皆様、こんばんは(笑)

先日、「喜多八」を早く再訪したいと言いました。しかし本日再訪したのは喜多八ではなくこの一村の方でした。何故か。
喜多八での情景を思い返してみて、あの店はゆっくり静かに酒をいただくのには不向きだと気付いたからです。とにかく料理が次々と運ばれてきて落ち着かないのです。量もさることながら、料理が供される速度が速い。さあどんどん出しますからどんどん食べて下さい、という感じなのです。あくまで島料理のコースを提供する店であり、酒はそれをより美味く食べるための脇役である。だからこそ酒がお任せの料金に含まれていて、且つ飲み放題という言葉を謳わないのです。この事にあの店の姿勢の明確さがよく表れています。

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しかし常々「夜の主食はビール」と言っているように、私にとって夕餉の主役はあくまでも酒であり、料理が酒を飲むための脇役です。だからこそ「あて」「肴」という言葉を好んで使うわけであって、さらには世の多くの酒呑み諸兄も同じ思想をお持ちでしょう。そしてこれが大事なのですが、居酒屋というものはこの酒呑みの思想を相手に成り立っています。
では喜多八のような料理の供され方をすると実質的にどういう問題が起こるか。まず何といっても、酒をゆっくり味わって時折料理に箸を伸ばすというやり方をしていると、卓の上に料理がどんどん溜まって渋滞してしまうのです。その結果、熱い料理が冷めてしまう。熱い料理を熱いうちに食べようとすると、味の薄いものから濃いものへ食べ進めていくというあるべき順序が崩れる。どちらにせよ問題です。
そしてもう一つ、目の前に幾つもの皿が並んでいる状態が嫌なのです。ここがまた酒呑み思想というやつで、酒の傍らに何皿もずらずら並べるなど野暮の極み、特に多人数の宴会ならまだしも、独酌でこれをやるといかにも無粋です。一度にいいところ二皿まで、時に三皿になってもその状態がすぐに終わるのが望ましいです。これには言うまでもなく、自分で気の向いた時に一つ二つ肴を注文し、若干待ってから運ばれてくるくらいが丁度よいということです。

一つか二つの皿だけを酒の傍らに置き、黒糖焼酎が甕から汲まれる様を静かにのんびりと眺めた後に、ゆっくりとグラスに口をつけたい。今日はそんな気分だったのです。だから素晴らしい料理屋である喜多八よりも、居酒屋らしい居酒屋である一村に来たかった。これが理由です。
とはいっても、奄美大島を出る前にもう一度喜多八を訪ね、今度こそ至高の料理の数々を最後までいただきたいという思いに変わりはありません。ただ、それはまた日を改めることにします。

さて、このままでは喜多八に関する記述に終始した前口上だけで終わってしまうので、今宵の一村での事を書き留めておきましょう。中二日という短い間隔で再訪することによる最大の利は、注文の仕方に余裕が持てることです。初見だとやはり、ひとまず刺盛りは注文しなくては、店主の一番のおすすめは何か、常連の間の隠れた一番人気は何か、などと落ち着きません。しかしある程度の勝手が分かってきた二回目は違います。
ここに居酒屋の大きな愉しみがあります。一つか二つのものを一心不乱にいただいて、食べ終えたらすぐに店を出る牛丼屋やラーメン屋とはわけが違うのです。一時間、二時間滞在する間にいかに上手い劇を作るか、大袈裟ではなくそんな感じなのです。だから面白くもあり難しくもあり、そしてこれが肝要なのですが、良い店ならば何度通い続けても、回を重ねる程にまた違った楽しみが出てくるのです。
今日は思い切って刺身を一切たのまず、まずはトビンニャという巻貝の塩煮を所望しました。品書きには塩煮とありましたが実際には酒蒸しで、絶妙の香りが漂います。それからアバスの唐揚げ。沖縄ではアバサーと呼ぶことが多い、ようはハリセンボンです。呼び名といいそもそもこいつを食べることといい、やはり食に関しては奄美は琉球の方にずっと近いことを再確認しました。あとは島らっきょう。一人には量が多過ぎるので半分で頼むと主人に伝えます。これも二回目の訪店ならではです。
そして、静かにゆっくり黒糖焼酎を酌みたいという望みはまさに叶いました。特に今日良かったのは客の入り具合です。入った時には先客の姿はなし、静かに実によろしいです。しかしいつまでも主人と一対一というのもそれはそれで落ち着きません。暫くすると独酌の御仁が現れてカウンターの私とは離れたところに着き、もう暫くすると物静かな中年のご夫婦がやって来ると、まさに理想的な展開でした。一村を選んで大正解、大いに満足して店を出ました。

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おはようございます。今日は未明に強い雨の音で一旦目が覚めました。今は雨は上がっていますが空は暗く曇り、いつまた降ってきてもおかしくない状況です。上陸の日に晴天だったのは今思っても幸運でしたが、その後五日間も全く晴れないとはorz

こうも悪い天気が続くと、今後のことを考えなければなりません。つまり、晴れるのをとことん待つか、諦めて曇りや雨の中で島を一通り周ってしまうか、二つに一つです。日にちに制限のない長旅、そして折角初めてやって来た奄美大島なのですから、前者を選ぶのが妥当です。しかしいつまでも名瀬の町から動かないでいるのも気分が鬱屈してきて、何よりやる事がなくて退屈もいいところです。どうしたものでしょうか。

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本日の朝食は、宿の女将の御厚意でいただいた炒飯です。昨日の夕方、何故か四時半頃にいただいたのですが、明日の朝にいただきますと伝えて有り難く頂戴した次第です。量も十分過ぎるくらいで、コロッケまで乗っています。ありがとうございました、ご馳走様でした。

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奄美の居酒屋の特徴として、屋号の他に「ゆらい処」の文字を掲げる店が散見します。居酒屋を表していることは明らかであり、鹿児島で言う「だいやめ処」のような雰囲気の言葉なのでしょう。他では見ない独特の呼称です。

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