即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

←前の頁  | ホーム |  次の頁→

2027.png
北部の旅の振り返りがまだ少しあるので続けさせていただきます。離島の旅というのは何処も風情があっていいものですが、それでも余りに面積が小さな島は、何か際立った特徴や興味を惹かれる点がない限りなかなか足が向かないのが実情です。実は今回、前回の日本一周では行かなかった伊平屋島へ行ってみたいという思いが初めのうちはありました。沖縄県最北の有人島であり、島の北端は与論島よりも緯度が高いというのに惹かれたのです。運天港から行くというのもたまりません。

ところがフェリーの時刻が最悪です。一日二往復あるのですが、運天港から島へ渡る往きの1便の時刻が遅く、帰りの2便の時刻が早いという運航ダイヤなので、日帰りで行くことが出来ないのです。自転車で一周出来る程度の大きさで、現地に安宿らしい安宿もないという条件では一泊してまで行く気になれませんでした。
数時間から半日島に滞在出来る運航ダイヤだったなら伊平屋島を訪ねていたのですが、実に残念です。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
北部の旅の最終局面で、名護の町を去り難いものがあると言いました。あれは一時の感情ではありません。実は未だ北部の旅には未練が残っているのです。

一気に辺戸岬まで行った一日目に特に顕著なのですが、今回とても充実していたのは間違いありませんが、やはりやや駆け足、詰め込みであったことは否定出来ません。たとえば名護の町にもう少し長く滞在し、朝一番で名護からヤンバルを目指せば、那覇から名護まで移動した二時間半分が前倒し出来ることになります。その分辺戸岬や奥の集落など、心地の好いところでもっと時間をかけて過ごせたのです。

DSC06148.jpg
再掲になってしまいますが、この写真は当日に県道70号でヤンバルの東海岸を走っていた時にたまたま出会った海の景色です。本ブログのこれまでの他の全ての写真と同様、色調やコントラストなど一切の補正をしていません。今回沖縄で出会った全ての海の中でも群を抜いて美しく、且つ周辺には誰もおらず静まり返っていました。
本当は砂浜に下りて行って延々と歩き、何時間でもここに居たい気分でした。しかし日が暮れる前に名護の町に戻りたい、初めて泊まる宿だから少し早めに着きたいという気持ちが心の中にあり、これを叶えることが出来ませんでした。

ヤンバルの美しい海や森だけではありません。名護の旧市街に宿をとって何日か滞在し、朝に夜にゆっくりと散歩して、居酒屋を見て歩いて気の向いたところで暖簾をくぐる。これに対する思いも捨てきれません。名護泊を一日だけ延長するという手もなくはなかったのですが、それこそ中途半端の極みなので端から考えませんでした。
しかし全てが終わったわけではありません。この先もう一度北部をゆっくり訪ねることを具体的に検討しています。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
おはようございます。今日はこれより久米島へ向かいます。

DSC06263.jpg
昨日も述べたのですが、離島でも面積がごく小さい島、何の特徴も見られない島にはなかなか足が向きません。然るに私は前回の日本一周の際、勝手な勘違いをしていて久米島へ行くことをしませんでした。私が思っていたよりも久米島は沖縄本島から遠く、面積も小さくなかったのです。那覇からの直線距離でも本島最北端の国頭村と同じくらい離れており、フェリーで四時間もかかります。これは往復の航海だけでも大いに楽しみです。

そして前回行かなかったことで今回の旅に新鮮な楽しみが残されたとも言えます。初めて渡る海、初めて訪れる島の景色はどんなものなのか。奄美以来の高揚感を胸に抱いて出発します。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
那覇での滞在先が結局ゲストハウスけらまに落ち着いたのは何故か、けらまがいかに良い宿かは先に報告してきた通りです。様々な好条件だけでもけらまを選ぶに十分ですが、沖縄本島から近隣の各離島への船が出る泊港が目と鼻の先というのも大きな美点です。今回この恩恵に初めて与ることとなりました。前回の旅で大東島へ渡った時は、運の悪いことに味気ない那覇新港からの出航だったのです。

DSC06249.jpg
DSC06268.jpg
けらまから泊港まで実に歩いて二分の距離です。朝の渋滞を気にすることもなく、出港時刻の直前に宿を出ればいいのですから実に便利です。実際にはかなり早めに宿を出たのですが、それはまあそれとして…

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC06267.jpg
DSC06271.jpg
久米島行きのフェリーの出港時刻は八時半、そして所要時間は四時間と長いです。となれば本日の朝食はこれしかありません。とまりんの中のマーミヤかまぼこで弁当を買い、船上で景色を見ながらいただきます。この店を利用するのはもう五回目のことですが、これこそが正しい使い方と言えます。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC06264.jpg
DSC06266.jpg
DSC06269.jpg
DSC06273.jpg
DSC06274.jpg
出航しました。狭い港内で回頭し、泊大橋の下をくぐり、停泊中の超大型客船の近くを通るなど、初めから見所満載です。

DSC06270.jpg
DSC06275.jpg
久米島に限らず粟国や座間味など、沖縄本島から各離島への船は所要時間の割に大きいのが特徴です。本日世話になる久米島行きのフェリー琉球も実に立派です。
大きいだけではありません。中はぴかぴかにきれいで、さらに甲板が木のデッキになっているなど各所の造りが趣味が良いのです。そして最上部及び船首が甲板になっていて、景色を存分に楽しむことが出来ます。これは非常に高評価です。素晴らしい船です。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
複雑怪奇な海岸線が連なる渡嘉敷、座間味の群島を左に見ながら航路の三分の二まで来ました。既に前方に久米島の島影が見え、鯨のような姿をした粟国島も近いです。来し方を振り返れば沖縄本島は水平線の向こうに消えています。

DSC06276.jpg
DSC06277.jpg
DSC06278.jpg
DSC06281.jpg
そして船は道中唯一の寄港地である渡名喜島の港に入りました。垂直に切り立った岩肌の断崖が海に浮かぶ様は、珊瑚礁の島とはまるで違う佇まいです。島に近付く際、トビウオの滑空が出迎えてくれました。僅か15分の短い寄港で、降りる人も少ないです。しかし島民にとっては本島からの物質や郵便が届く生命線なのでしょう。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC06282.jpg
DSC06283.jpg
DSC06284.jpg
DSC06285.jpg
久米島は兼城港に着きました。今日は港から歩いて行ける所に宿をとったので、まずは真っ直ぐ宿へ向かいます。荷物の一部を預け、それからバイクを借ります。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
那覇から久米島までカブを航送すると片道3,500円かかります。これに対してレンタルバイクは24時間で3,500円です。愛車で上陸したいのは勿論ですが、島の広さや行程を考えて流石にそれはやめました。那覇での宿が泊港から遠かったとしたら或いは、というところですが、カブで行く方がむしろ面倒なのです。そしてリュック一つ、サンダル履きで徒歩で乗船する風情も楽しみたかったというのもあります。

DSC06288.jpg
DSC06289.jpg
DSC06290.jpg
そのようなわけで本日泊まる宿でバイクを借りました。このバイクでこれから島を一周します。
スズキの4スト50ccのスクーター、もはやスーパーカブとは全く違う乗り物と言っても過言ではありません。しかし開放感に溢れているのも事実です。もっともこれは、シールドも付いていない簡易的なヘルメットにサンダル履きという軽装、交通量のごく少ない島の道路といった外的要因によるところが大きいのかも知れません。シートの下が結構な容量の物入れになっていて、便利で良いです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC06293.jpg
久米島には三つの郵便局があり、言うまでもなくこれら全てに立ち寄って貯金をしていきます。一つ目は宿からすぐ近くの大田郵便局です。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。