
雨雲は去りました。今日は朝から穏やかな良い天気です。そして遂に機は来ました。今日カブを平良港で海運会社に託し、貨物船で石垣島へ渡します。
あと一回か二回は新城海岸で泳ぎたかったし、訪ねてみたい食堂もあった。今後の人生で宮古を再訪する可能性が、フェリーが復活しない限りほぼ無であることを考えると、後ろ髪を引かれる思いです。しかし全てを同時に満たし、叶えることは出来ません。今の私にとって最も重要なのは、少しでも不安を除いた状態で飛行機に乗ること、これが全てだと言ってもいいです。たとえそれが気休めに終わったとしても、やれるだけのことをやり尽くして空港へ行きたいのです。週末には台風が発生するとも言われています。今が見切りを付けるべき時でしょう。

さて、カブを今日預けて、飛行機に乗るのは明日です。これには二つの理由がありまして、一つは、あくまで現時点での予報ではありますが、明日の方がより天気が良さそうだということです。今現在穏やかに晴れている以上これは賭けだとも言えますが、ここでもう一つの理由があります。
石垣行きの飛行機の午前便は11時25分発です。これから荷物の整理をしてカブに積み、港へ行って預け、それから宮古空港に直行してこれに乗る。やろうと思えば出来るのですが、非常に慌ただしいです。そして夕方便は17時20分発。これでは石垣空港からバスに乗り継いで市街地に着くのが19時になってしまいます。こちらはこちらで現地で慌ただしいし、石垣島上陸の旅情を噛み締める間もありません。やはり正午に石垣空港に降り立つ午前便で行く風情が旅の一幕としては遥かに相応しいです。これはとても大切なことです。
このようなわけでカブを一足先に預けて、飛行機は明日の午前便に乗ることに決めました。あとは天気が急変する恐怖と闘いながら一日を過ごすことになります。

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やるべき事は決まりました。澱んでいた流れが一気に動き出すような感覚は心地が好いものです。そして本日の予定は以下のようになります。
まず九時の始業を待って宮古港運に電話をします。明日の船が予定通りに出港し、バイクを運ぶことが出来るかどうか、前日、即ち今日の午後四時までに港に持っていけば大丈夫なのか、先日聞かされたことと相違がないか確認するためです。その確認を済ませ次第、すぐさまネットで飛行機を予約します。とはいってもまだ残席はあるようなので、焦る必要はありません。飛行機の予約が取れたら続いて石垣島の安宿を予約します。
ここまで済めばあとはのんびりやれます。カブに積む物と自分で携行する物、持ち物を二つに分けてカブに積みます。そして四時までに港に預ければいいのです。荷物を積み込む前に最後の別れに伊良部大橋を往復するのも一興でしょう。

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今日はスーパーで半額で買っておいた塩バターパンを二つ、ヨーグルト、味噌汁、あと昨日の晩酌のあての残りの葉物の総菜です。つい最近似たような光景を見たような気もしますが、それはまあそれとして…
そして毎度お馴染みのやり方です。朝を意図的に軽くしたのは、宮古島最後の昼食はやはり地元の食堂で食べたいと思うからです。

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全ては順調です。まず宮古港運に電話したところ、明日の船は今のところ予定通り出港し、今日の夕方四時までにバイクを預ければよいとのことでした。今泊まっているゲストハウスみやこやに今夜の分、最後の一日延泊をお願いし、石垣島のゲストハウスの予約もおさえました。

さあそして、遂に飛行機の切符も買ってしまいました。明日の昼には石垣島です。もう後には引けません。とにかく天気が悪い方に変わらないこと、そして揺れずに安定して飛んでくれること。今願うことはただ一つそれだけです。

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さあそして、遂に飛行機の切符も買ってしまいました。明日の昼には石垣島です。もう後には引けません。とにかく天気が悪い方に変わらないこと、そして揺れずに安定して飛んでくれること。今願うことはただ一つそれだけです。

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四日ぶりにカブを始動しました。やって来たのはもちろんここです。前にも述べましたが、伊良部大橋の開通という大変化がなければ今回宮古に来ることはありませんでした。極端な事を言うなら、伊良部大橋が全てだったと言ってもいいです。最後に臨んでここへ来ないことはあり得ません。
晴れてはいるものの雲が多いこと、潮位がかなり高いことの二つが理由でいまひとつ海の色が映えないのは残念です。有終の美は飾れませんでした。しかし今回来た中でも最も波が低い、というか今日は波が殆どありません。当然眺めも変わってきます。最後にまた一つ新しい表情を見られたことで、せめてもの収穫はありました。

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宮古島最後の昼食を地元の食堂で食べたいと言いましたが、やって来たのは二回目となるじんく屋です。
本当は福屋という店に行ってみたかったのです。ゲストハウスみやこやの目の前、道を挟んだ斜め向かいにあり、ここも地元民専用の趣でした。ところがこの店、開店するのが遅い、というかどうもその日の気分で店を開けているような気配なのです。先日も午後一時過ぎという、中途半端の極みと言える時刻に開店しているのを見ました。
ともかくその福屋は今日も開いていませんでした。宿の目の前というのも何かの縁、こちらが未訪問のまま終わってしまったのは残念ですが、しかしじんく屋の再訪も全く悪くありません。

最後に満を持して注文したのは宮古そばにポークフライとご飯が付いた600円の宮古そば定食です。味も申し分なし、麺もご飯も多く食べ応えがあり過ぎるくらいです。そして店内の雰囲気が何より素晴らしかったです。
前回は十二時半頃に来たのに対して、今日は一時ちょうどでした。先客は二組だけで、店内は静かです。平日だし一時ともなればこんなものだろうと思っていたのですが、違いました。私の直後に立て続けに四組もの来客があり、たちまち盛況になったのです。内訳は老夫婦に老婆の二人連れ、それから幼児を連れた若い母親の親子三組連れです。前回来た時のように働く男の姿はありません。
一度見ただけで断定は出来ないものの、午後一時を狙って来る人が多くいるのに違いないと思いました。全てが地元客だからです。この店は昼の書き入れ時が二回転するということなのでしょう。これぞ地域に根差した健全な大衆食堂、腹も心も満たされて、外食の方では宮古での有終の美を飾れました。

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じんく屋での食事を終えてそのまま平良港にやって来ました。予定通り宮古港運の事務所を訪ね、カブを石垣島へ輸送すべく預けました。思えば前回の日本一周で宮古島に来た時、カブを受け取ったのは平良港運ではなくこちらの宮古港運の方でした。懐かしいです。
那覇から宮古までの輸送費は1万と確か200円くらいでした。宮古から石垣までは7,200円です。飛行機代と合わせると2万円もの出費になってしまいます。旅における避けられない出費だとはいえ、かなり高いです。そういう意味でもフェリーがあった時代の人が本当に羨ましくてなりませんorz

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貨物埠頭に来て一つ思い出したことがあります。宮古島で出会った景色の中でいかにも離島らしいと思わせるものの一つが、船に積まれてきた鋼鉄製のコンテナが色々な敷地の片隅に無造作にどんと置かれていることです。言うまでもなく様々な物資が沖縄本島からコンテナに積まれてやって来るのでしょうが、その最も象徴的だった光景は、私が那覇で預けたカブが島民が買った新車のスクーターと一緒にパレットに留められて、コンテナに入っていたことです。
この大きなコンテナがたとえばスーパーの駐車場の端に置かれている様など、島内のあちこちで見ることが出来ます。こいつの重い扉を開けて中から様々な物を取り出すことは、島の人達にとって慣れ親しんだ日常の仕事なのでしょう。

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宮古島では非常に燃費が良かったです。平良の市街地を一歩離れれば交通量も信号もなく、島全体が平坦で坂道らしい坂道も殆どない、さらにこちらではごく少量の荷物だけを積んで走っていたと、条件が揃いも揃ったからです。大体60km/l台の半ばから後半くらいだったのですが、一度ぎりぎり70lm/lに乗ったことがありました。これは、少なくとも私の運転では滅多にあることではありません。

さてそれはいいのですが、一つ疑問に思っていることがあります。あれ以来ナナコの使えるセルフのスタンドをずっと利用してきたのですが、ヨーカドーもセブンイレブンも無い宮古島でナナコを所有している人が一体何人いるのかということです(笑)

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宮古島との別れの夜に再び居酒屋へというのも一興でしたが、鰹節や葱、氷といった幾つかの食材が少し余っていて勿体ないので、これらを消化することも考えて宿飲みとしました。折角談話室が平和を取り戻したのだから、ここでの晩酌を最後に楽しまなければという思いもありました。
そして宮古の最後の晩酌の主役は私の大好物の鰹です。こちらでは鰹と鮪がよく揚がり、スーパーの店頭でもこれらを見ない日はありません。それも鮮度は抜群だし、とにかく安いのです。那覇ではユニオンで肉が安かったので鶏肉ばかり食べていましたが、こちらでは鰹と鮪ばかり食べていました。まさに最終日に相応しいです。

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