即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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おはようございます。再び旅の大きな節目が訪れました。宮古編はここまで、本日これより石垣島へ渡ります。そしていよいよ国土の最果て、南と西の端である八重山諸島です。ここからがこの日本一周の圧巻、一番の見せ場だと言っても過言ではありません。

しかし、喜びや旅情を感じるのは石垣島に無事降り立ってからのことです。今の私の心は小型のプロペラ飛行機に乗らなければならない強い恐怖で満たされています。時間を切り取って着陸直後に飛んでしまいたい気分ですが、残念ながらそうはいかないようです。せめてもの救いは所要時間が35分とごく短いことです。これだけを唯一の支えにして、心を無にして着陸までの時間をやり過ごすしかありませんorz

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本日の朝食は、パック入りのご飯と那覇でも度々世話になったレトルトの中華丼です。あとはいつものヨーグルトと味噌汁です。味噌汁にはいつも通り刻んだ葱をたっぷりと入れました。ヨーグルトと葱が上手いことなくなってくれて、これできちんとゲストハウスの冷蔵庫を空にして食材も無駄にせず出発することが出来ます。

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ゲストハウスから宮古空港までタクシーに乗ってしまいました。距離は大体5kmくらい、私は歩くのが大好きなのでこの程度歩くのは全く苦ではありません。むしろ楽しいくらいです。

それでもタクシーを使ってしまったのには三つ理由があります。まず、酷い蒸し暑さです。歩くことそれ自体は苦でないのですが、昨日も平良港からゲストハウスまで歩いて戻って来るだけで全身汗だくになり、ほとほと参ってしまいました。この蒸し暑さの中を一時間歩くなど無理です。次に空港までの道の歩道の悪さです。宮古島に上陸した日はここを空港から市街に向けて歩いて来たのですが、段差できちんと車道と歩道が分けられています。しかし歩く人など全くいないのでしょう。この歩道に木が繁って覆い被さり、そして多くの虫が垂れ下がっているのです。これもかなりの煩わしさでした。そして三つめの理由は、こちらのタクシー料金の安さです。初乗り運賃は何と460円、東京などでは考えられない額です。

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多良間発の便が着陸しました。この機材がこれから私が乗る石垣行きになるようです。ボンバルディアDH4型、その小さな機体を見ていたら手の平や足の指先に多量の汗が滲んできました。一方で今立っている送迎デッキは屋外でこんなに蒸し暑いというのに、顔や背中などの汗が全て引いてしまいました。理由は分かりませんが、明らかに身体が変調をきたしています。
兎にも角にも着陸のその時が早く来るのを無心で待つこと、もはやそれ以外に何も出来ません。どうか揺れないことを心から強く願います。

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目前に迫った離陸の時を待つ、今こそは拷問に等しい絶望的な時間です。気を紛らわせるには文章を書くのが一番です。

一昨日まで暇だったこともあり、八年ぶりの八重山諸島に行くにあたって幾つかの案内を読んでいました。その中に、与那国島に関する違和感を感じる記述を見付けたのです。
八重山の島々はどこも石垣島から気軽に行くことが出来ますが、与那国島だけは別格で、距離も遠く、他の航路よりも大きなフェリーで片道四時間もかかります。気になる記述とは「与那国島へは飛行機でも行けるので、船が苦手な人でも大丈夫」とあったのです。飛行機に乗るのが怖くて船旅は大好きな私は全くの逆で「船でも行けるので飛行機が苦手な人でも大丈夫」なのですが、この文の書き手はどうして一方の立場にだけ立って書くのか。恐らく当人が船が苦手で飛行機を苦にしない、ただそれだけの話なのでしょうが。

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上昇の時に雲の中に突っ込んで少し揺れ、かなり恐ろしかったですが、上空は安定していて揺れは皆無でした。割引き料金も捨てて穏やかな天候の日を待った甲斐があるというものです。そして飛行機は床が微かに振動するくらいで乗り心地はジェット機にほぼ遜色なく、これならば短距離航路においては安価に運用出来るプロペラ機の方に正義があると納得しました。

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さあそんな済んだことはともかくとして、晴れて石垣島に到着しました。心が落ち着いて感慨や旅情を感じるにはもう少し時間がかかりそうですが、とにかく八年ぶりの八重山です。これより路線バスに乗り継いで石垣市街の中心部へ移動します。

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待機していたバスは混んでいて座れなかったのでやり過ごし、15分後の次の便をのんびり待ちました。待っている間バス停で案内を務めるおばちゃんと四方山話です。早速南の島らしい風情が感じられました。そして最前かぶりつきの席で前方の景色を独り占めしながらの移動です。やはり旅はこうでなければいけません。
バスが動き出し、景色が流れ出すと、八年ぶりに石垣島にやって来た感慨が込み上げてきました。旅の喜びの真髄です。そしてちょうど30分走って石垣市街の中心部に着きました。バスの運賃は540円でした。

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今日泊まるゲストハウスに荷物を預かってもらったところで、まずは昼食です。宿の人にとにかく近くのそば屋は何処かと訊ね、教えられるままに表題の店にやって来ました。石垣市街の一番の中心、アーケード商店街の中にあります。立地が良過ぎる上に多くの芸能人のサインが掲げられているのを見て、しまった地雷を踏んだかと思いましたが、意外と悪くなかったです。

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注文したのは八重山そば普通盛りにジューシーを付けて650円です。見た目からして本島や宮古のそばとは違います。出汁は濃いめの狐色で、そこから想像される通りのしっかりした味わいです。麺は黄色い色合いをしています。八重山のそばは麺にうこんを練り込むという話を聞いたことがありますが、この色からしてこの店の麺もそうなのでしょう。そして肉とかまぼこが細長く切られています。ジューシーは微かに柑橘類の酸味が漂います。
感心する程の美味ではありませんでしたが、上陸早々八重山らしさに触れられたという意味では上々の収穫でした。

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好天をじっくり待ったことはまさしく報われました。飛行機が上空で全く揺れなかっただけでなく、記念すべき石垣島上陸のその時を眩しい晴天下で迎えられたのはこの上ない喜びです。腹ごしらえが出来たところで早速石垣市街の町歩きを始めます。まずやって来たのは勿論ここ、石垣港離島ターミナルです。ここは何から何まで全てが素晴らしいです。

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かつて私はこの離島ターミナルを「海の上野駅」と称しました。残念ながら現在の上野駅はここの風情に遠く及びませんが、竹富島、小浜島、黒島、西表島、鳩間島、波照間島と六つもの離島を結ぶ船が入れ替わり立ち替わり出入りして賑わいが途絶えない様は、まさに往年の上野駅を彷彿とさせます。

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乗り場は実に10番線まであり、同じ長さの桟橋が整然と並ぶ姿は鉄道駅の頭端式ホームそのものです。ターミナルビルはとにかく立派です。広大で天井もとても高く、何社ものフェリー会社が入り、各種売店や食堂も盛業です。その売店で売られる弁当や食堂はごく良心的な値段です。
ここはまさに八重山の交差点。旅情が凝縮されています。ここならば半日居ても飽きないでしょう。雰囲気が何も変わっていなかったことが本当に嬉しいです。

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少し戻って来て港のすぐ近く、730交差点を訪ねます。返還後も暫く車が右側通行だった沖縄で、これが一斉に左側通行に改められた日が7月30日だったことにちなんで記念碑が建てられています。そしてここは我が国最南端、最西端の国道である390号線の起点でもあります。地図で見る限り国道の最南端は別の場所のようですが、最西端はまさにこの交差点です。つまり、最果ての国道地点ということになります。

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