即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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おはようございます。今日もまたしても同じような天気です。薄曇りで時折雲の切れ間からやや弱い日差しが届きます。そして毎日天気の話ばかりしています。他に書く事はないのか、と自分でも思いますが、それだけ中途半端ではっきりしない天気が長いこと続いているのです。

そこで、前回の日本一周で八重山に来た時にどういう行程だったのか調べてみました。そうしたら何と、梅雨明けをしたのが6月19日、そして同22日から離島巡りを始めていました。大きく外れないのであれば今回もまさにあと一歩、あともう少しの辛抱です。
ここで注目したいのが今日の天気予報です。終日曇りという表示は相変わらずまるであてにはなりませんが、そこではなく風です。最大で風速10mのやや強い南風の予報なのです。これはカーチーバイと呼ばれる梅雨明けをもたらす風なのだそうです。さらにもう一つ頼もしい言葉を聞かされました。梅雨が明けて一度晴れてくれさえすれば、あとは良い天気が続くと。確かにこれは八年前の記憶とも完全に合致します。準備を万端にして、明日でもやって来るかも知れないその時を待ちます。

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一昨日まとめて炊いたご飯を電子レンジで温めていつも通りの朝食です。ここまで日々の朝食を欠かさず報告してきたわけですが、何だかんだで何かしら添えて書く事がありました。しかしいよいよそれも尽きました(笑)

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昨日に続いて外に昼を食べに来ました。そばで何だかの賞を獲った店と聞かされていた平良商店です。店内に足を踏み入れて驚きました。きれいで小洒落ていて、まるで喫茶店のようなのです。

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注文したのは辛味噌野菜そば。初訪問の店では最も基本的なそばを注文するのが定石で、いきなり変化球から入るのに若干の抵抗はありました。しかしこうも八重山そばの食べ歩きを頻繁に続けているとそろそろ変化も付けたくなってきます。何より、賞を獲った対象の料理がどうやらこの辛味噌野菜そばらしいのです。そして今日は何故かやけに腹が減っていたので、百円足して850円のジューシーとのセットにしました。
そのジューシーが椀に盛られるのではなくおにぎりで出て来たのには意表を突かれました。そして小さい皿に乗せてあるのでこぼさないように常に注意していなければならず、食べた気がしません。ここは外見に走らず食べ易い形で出すべきで、残念でした。

ジューシーの事はともかくとして、そばの方は美味でした。出汁は濃厚で力強い味で、札幌で味噌ラーメンを食べているような気分になります。そして沖縄に長く居て普段薄ぼんやりした味付けのものばかり食べていると、たまにこうした味の濃いものが無性に食べたくなるのです。その欲求を満たす意味でも、たまにはこういうのもいいでしょう。単に濃いだけでなく沢山の野菜との取り合わせが良いので、くどさを感じずに食べ進めることが出来ます。

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結局やはり今日も薄曇り時々薄晴れという天気が続いています。そば屋での食事を終えたはいいものの、あとはまたも町歩きくらいしかやる事がありません。いい加減歩く所もなくなってきたのですが、ここで一つ恰好のネタがあることを思い出しました。前回石垣島に来た時に最初に泊まったゲストハウス日向のある場所までやって来ました。

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記憶も朧で、大体の場所は覚えているものの暫く周囲を歩き回ってしまいました。しかし前を通るとすぐにそれと分かりました。普通の民家にしてはやや広い構え、停まっている二台の原付、そして窓硝子越しにぼんやりと大量の洗濯物が干してあるのが見えます。それにしても不思議な、いや失礼を承知で言いますが不思議を通り越して不気味ですらある宿です。
これは八年前に泊まった時からそうだったのですが、ゲストハウスだというのにそれを示す看板はおろか表札すら出ていないのです。前回地図を見ながら玄関の目の前まで来たというのに、そうと分からず電話をかけて尋ねたことを鮮明に思い出しました。今思えばよくここに泊まったものだと思います。これでは営業を続けているかどうかすら特定出来ません。もはやどうでもいい事なのですが。

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今日も晩酌のあては俺達の本名商店で買いました。全国資本よりも地元企業を、地元企業より町の個人経営店を努めて利用する。ただしそれは大型店との差が自身の許容出来る範囲内であった場合に限られる。先日こんな風に述べました。しかしこの店は内容において大型スーパーよりも優位があったのです。

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宮古島でも同様だったのですが、先島で市民に多く食べられている魚といえば何といっても鰹と鮪です。たしかに居酒屋に入ればミーバイやイラブチャーなど様々な魚が品書きを飾ります。そしてこれらの魚もスーパーの店頭になくはないのですが、大量に並んだ鮪、鰹の脇で肩見狭そうにしています。安価に大量に供給されているのは鮪と鰹なのです。
ハッピーマートほんなでは地元の鮮魚店から卸される鮪、鰹を売っていますが、これがスーパーで買うものよりも格段に美味いのです。こうなればその鮮魚店を直接訪ねて刺身を買うのも一興です。しかしここで買うことによって鮮魚店と本名商店の両方に金が落ちるのであれば、ここで買い続けるのもこれまた一興です。

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宿に足留めの日々が続き、遂にDMM勢も枯渇しました。こうなると本が頼りですが、美ら宿石垣島の本棚を見るに、雑多と言い表すのがぴったりです。今思えば屋久島サウスビレッジの蔵書は見事でした。そんな中から選んだのが石田穣一著「沖縄の心を求めて」です。

二十年以上も前に書かれたものです。具志川市、平良市、南西航空といった記述に味わいを感じる一方で、流石に今となっては臨場感を感じられない箇所も散見し、失礼ながら過去の書と割り切って読む部分もあるのが事実です。それでも心に迫るものがあるのは、揺るぎない独自の視点に立って腰を据えて書かれているからでしょう。そしてその興味の方向性が私自身と合うからです。
たとえば著者は沖縄在任中にほぼ全域をくまなく走り回ったとあります。健康のためのジョギングだとしていますが、その結果地名がよく頭に入って来るというではありませんか。素晴らしい。実は私も全く同じことを考えたことがありました。走るとまではいかなくとも、那覇の町を隅から隅まで歩き尽くしてやろうと。そのためにわざわざきちんとしたスニーカーを実家から送ってもらったのです。しかしこれは完全に計画倒れに終わりました。人並外れた暑がりで大汗掻きの私には、沖縄でこれをやるのは到底無理だったのですorz

それはともかくとして、この著作の中でもっとも印象に残ったのは伊良部島の佐良浜の集落についての記述でした。これについては私も強く興味を惹かれ、本ブログの記事にも書きましたが、著者はこの佐良浜の町並みを指して、いつ見ても美しいとまで言っています。
「宮古島平良市の沖合にある伊良部島の佐良浜部落の眺めは、いつ見ても白く美しい。平良との間には高速艇がひんぱんに往来し、コンクリヤーの町並が石段で積み重なるようにひしめき合っている。まるでヨーロッパの漁師町を思わせるようだ。はじめて平良市を訪ねる本土の観光客は、ホテルの窓からこの風景を眺め、あれは一体何だろうかと目をみはる。本土の島々にある漁師町とは全く様相を異にするからである。」(石田穣一著「沖縄の心を求めて」より)
きっと当時はどの建物もまだ新しく、その通りに美しかったのでしょう。私が訪ねた時は薄汚れているという印象しか受けませんでした。羨ましい話です。それはともかくとしても、この記述には何から何まで同感です。そしてこの部分に、斜面を埋めて壁のようにコンクリート造りが建ち並ぶ佐良浜の写真が添えられています。それを見て大いに後悔させられました。

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佐良浜の集落をゆっくりと訪ねたあの日、私はこうしてこの妙なる町並みを遠望することをしなかったのです。写真は或いはかつての連絡船の上から撮ったものかも知れません。しかし港の防波堤の先端まで行けばきっと同じような景色を見られた筈なのです。宮古の旅に一つ取り返しのつかない大きな悔いを残してしまいました。
これをいつまでも悔いていても仕方ないのですが、これらの記述の向こうに見えてくる鋭い文化的な考察こそがこの著作の魅力です。実を言うとまだ読了していないのですが、残りの頁も楽しく読むことが出来そうです。

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