即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

 | ホーム |  次の頁→

DSC07638.jpg
おはようございます。本日の天気予報、明日以降の予報、そして今の実際の空模様をよく見た結果、いよいよ今日から離島巡りを始めます。今日は朝から青空が広がって眩しい日差しが降り注ぎ、昨日までとまるで違います。素晴らしいことです。梅雨明けなんてものはそもそも自然現象ではないし、気象庁が勝手に解釈を述べているという程度にこれまで思ってきました。しかし今回に限っては伊達ではないようです。
さあ、八重山の旅もここからが本番です。まずは手早く朝食を済ませて早めに離島ターミナルへ向かいます。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07641.jpg
昨日に続いての簡素な朝食です。ヨーグルト、味噌汁、パンです。今日に関しては昼食に重いものを食べたいからというより、時間や手間がかかるのを嫌った結果です。簡素を通り越して貧しいとさえ言える内容ですが、熱い味噌汁にたっぷりの刻み葱を入れたのがせめてもの良心です。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07642.jpg
DSC07643.jpg
歩いて離島ターミナルにやって来ました。石垣島での滞在先を美ら宿に決める際、離島ターミナルまで歩いて行ける立地を特に重んじました。これは実は利便性を考えてのことではありません。
たとえばアートボックスのように港から離れた所にある宿に泊まった場合、自分の足がなければバスかタクシーで離島ターミナルまで移動しなければなりません。これに対して自分の原付で旅しているというのは最強で、自分の好きな時に素早く離島ターミナルまで移動し、そのまま港の駐輪場に停めて船に乗り込めばいいのです。だから港の近くに泊まらなくても何の不自由も面倒もありません。

では何故離島ターミナルの近くの宿がよかったのかというと、これは偏に旅情の問題、「港まで歩いて行く」という風情が何より大切なのです。日帰り旅の少しの荷物だけを入れたリュックをからい、暑い、暑い、とこぼしながらサンダルをぺたぺたと擦って港までゆっくり歩いて行く。これも八重山の島旅には不可欠の要素なのです。自己満足の極みですが、旅というのはこのように幾つかの印象的な場面を思い浮かべて出発前に憧れを募らせるものだと私は思います。その一つを叶えた今、離島に上陸する時を待たずして早くも胸中は溢れそうなくらいの旅情で満たされています。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07637.jpg
DSC07644.jpg
DSC07648.jpg
離島ターミナルに着いたところでまずは離島航路の高速船に三日間乗り放題という切符を購入しました。5,800円です。これを使って小浜島、黒島、鳩間島の三島を訪ねます。これらの航路を別々に買うと、宿で買える割引券だったとしても、小浜島航路が往復で1,870円、黒島航路が2,040円、鳩間島航路が3,710円、合計で7,620円です。これが1,820円も安くなるのだからこれを利用しない手はありません。ただし怖いのは、明日、明後日の天気が急に崩れることです。それだけはないことを祈ります。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07647.jpg
DSC07645.jpg
記念すべき八重山の島旅第一弾は、鳩間島です。面積もごく小さく一番地味な鳩間島が先陣を切ることを意外に思われる方も多いと思います。私も初めはこのつもりはありませんでしたが、これにはもちろん理由があります。順を追って説明させて下さい。

乗り放題切符は与那国島と波照間島を除いた全ての定期航路がある離島、即ち竹富島、小浜島、黒島、西表島、鳩間島への各航路に乗ることが出来ます(料金を追加すれば波照間航路も乗船可)。この中から小浜島、黒島、鳩間島の三つを訪ねると言いましたが、これは他の島は日帰りでなく泊りがけで行きたいからです。西表、波照間、与那国についてはこれは当然のこと、説明するまでもないでしょう。竹富島は石垣島からごく近くて面積も小さく、日帰りで行ける島の代表格ですが、敢えてここに泊りがけで行きたいのは、前回体験した夜の風情、早朝の風情が素晴らしかったからです。だから四日間乗り放題の切符もあったのですが、三日間のものを買ったのです。

DSC07649.jpg
DSC07653.jpg
さて、では小浜島、黒島、鳩間島の中から最初に行くのが何故鳩間島なのかという話です。これには二つ理由があります。まずは小浜航路、黒島航路が台風でも来ない限りまず欠航しないのに対して、鳩間航路は欠航率が高いのです。梅雨が明けて南風が吹く今の時季に欠航することはまずないのですが、どの島から行っても差はないのであれば欠航率の高い航路から先に乗るのはむしろ当然でしょう。
もう一つの理由は、八年前の前回に鳩間島へ行った時の失敗です。小浜島と黒島には見事な晴天の日に渡れたのですが、残念ながら鳩間島へ行った日だけはどんよりと曇っていたのです。あの時の借りを返すべく、今日が晴れているならまずは鳩間島をおさえたかったというわけです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07651.jpg
DSC07654.jpg
高速船の客室は大きく二つに分かれていました。前半分はバスのような座席を備え、冷房が効いています。ただし位置が低く、窓も固定されていて開けることが出来ません。これに対して後ろ半分の客室は固い金属製の椅子で冷房もなくて暑く、快適性においては前半分に遠く及びません。しかしこちらは位置が高く景色を見渡せて、窓を開けて風を入れることも出来るのです。
旅の楽しみで乗るのなら後ろ半分しか考えられず、大暑がりの私でも迷う余地はありませんでした。ところが殆どの人が前半分の客室に吸い込まれていき、自分から後ろ側の客室を選んだ人は私の他は一組しかいませんでした。これには驚きました。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07666.jpg
DSC07655.jpg
DSC07656.jpg
冬場は殆どの日で欠航して孤島になってしまうという話が信じられないくらい波穏やかな海を快走して、鳩間島に上陸しました。防波堤の内側とは思えない程に港の海が透き通っているのが印象的ですが、西表島との間の海はもっときれいです。これより歩いて島を一周します。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07657.jpg
DSC07658.jpg
DSC07659.jpg
DSC07660.jpg
DSC07661.jpg
鳩間島を一周するのは人も車も全くいない、細い未舗装の道です。歩きがまさに最適、低い笛の音のような不思議な声で鳴く鳥にも出会えました。
一周して集落に戻って来たところで11時35分発の船に乗ります。慌ただしく、勿体ないとは思います。しかし鳩間航路は一日に三便しかなく、次は16時15分発です。どうも私は何もない所にいるのが苦手なもので、自分で決めた事なので納得しています。そしてこれを補完する方法も思い付きました。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07664.jpg
DSC07665.jpg
港へ行く前に鳩間島唯一の郵便局に立ち寄っていきました。とはいっても貯金は前回来た時に済ませてあるので、局舎を写真に収めていくだけです。佇まいは秀逸です。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC07668.jpg
DSC07650.jpg
復路の船も上原港寄港便でした。そしてこの船に乗り通して真っ直ぐ石垣島へ帰るのではなく、上原港で下船して西表島に上陸しました。西表島には後日カブと共に貨客船で来るつもりでいます。それなのにこんなつまみ食いのような事をしてしまうのはいかにも中途半端。そう指摘されればまさにその通りで、私自身もそう思っています。

DSC07673.jpg
それなのにこんな行動に出たのは、上原港を利用する風情を楽しむためです。西表島はこの上原港と大原港、二つの港に石垣島との航路が発着していますが、上原航路の方が料金が高いし船が揺れる可能性があるので、貨客船で来る際には大原航路を利用します。乗り放題切符が手元にある今は上原港の方もおさえる好機なのです。港の周辺を散歩して、近くに開いている食堂があれば昼をいただき、次の14時半発の便で石垣島に戻るとしましょう。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。