即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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おはようございます。昨日は終日快晴の中天草下島をじっくり周遊出来て、たいへん充実した一日を過ごせました。今日は満を持して阿蘇へ向かいますが、その前に雪辱戦に挑まねばなりません。一昨日全く楽しめなかった上島や天草五橋、宇土半島の風情を改めて味わうことです。本日の第一義はそれで、阿蘇には夕方までに着ければよいと考えています。

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二日間世話になったゲストハウスを紹介します。二段ベッドの相部屋で別に個室もある、ゲストハウスらしいゲストハウスです。部屋は畳敷きなのが良いです。部屋や談話室や台所だけでなく、廊下や階段といったところも幅が広く全体的にとにかく広々としています。建物の大きさに対するトイレの多さなども含めて考えると、かつては旅館だったと見て間違いないでしょう。
立地も良く、本渡の市街地にあるのでスーパーやコンビニ、各種飲食店に飲み屋街も全て徒歩圏内です。

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干す場所も沢山あって、あちこち濡れた状態で到着したのでとても助かりました。容量も十分な貴重品ロッカーも完備されています。

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特筆すべきは風呂で、シャワーだけでなく浴槽に湯も張ってあるのです。一昨日の夕方は特にこれがありがたかったです。これで一泊2,200円、色々な面で素晴らしい宿ですが、一つ考慮に入れなければならないことがあります。
運の良いことに今回他に宿泊者がおらず、貸し切りだったのです。たとえば風呂は男女共用で、鍵をかけて入浴する方式です。湯舟があれば一人一人の使用時間も長くなり、混雑する日には渋滞することが容易に想像出来ます。そういう状況になれば宿全体の評価も変わってくるということです。

それはともかくとして、天草という魅力溢れる場所に、それも便利な本渡の市街地にこのような安宿があるのはたいへん有り難いことです。このまま長く続いて欲しいと願っています。

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出発してすぐにコンビニに立ち寄ります。本日の朝食はここで簡単に、そして昼に食べてみたいものがあるので軽く、飲むヨーグルトとサンドイッチで済ませます。ただしいつものつまらないコンビニ飯とはまるで違う彩りがあります。目の前が上島との間の海峡そしてそこを渡るループ橋なのです。天草の橋の風景はどれも本当に絵になります。

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昨日の時点では天気予報は晴れ時々曇りになっていました。これが曇り時々晴れに変わり、実際の空は一面の雲に覆われています。雪辱戦にも敗北しましたorz

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天草五橋の中でも一番大きく高く、宇土半島とを結ぶ天草の入口、顔とも言えるのが一号橋の天門橋です。今はその天門橋の袂の駐車帯で橋を眺めながら休憩中です。驚いたのは、並行して有料道路の同じくらい巨大な橋が開通していることです。去年版のツーリングマップルでも点線になっているので、つい最近の事なのでしょう。
巨大な二本の橋が寄り添うようにして海峡を一跨ぎする眺めは実に豪快で、他ではまず見られないでしょう。

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天門橋を渡って九州本土は宇土半島に戻って来ました。まずは一昨日立ち寄る気力も失われて通過してしまった三角西港です。一帯の施設が国の重要文化財にも指定されています。木造総二階の和洋折衷の旅館なども素晴らしいですが、これは移築復元されたものです。やはり出色は石積みの桟橋が当時の姿のまま残されていることです。

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宇土半島の北側を走る国道57号は交通量が多く流れも速いので、これを避けて引き返してきました。そして三角駅を再訪します。こちらも一昨日は本降りの雨に気概が削がれ、またびしょ濡れで駅舎の中に入るのも憚られて外見を写真に収めただけでした。今日はゆっくり観察していきます。

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この駅舎の個性を損なわない範囲で他の駅との意匠の統一が図られていると称賛したわけですが、その事を改めて確認しました。切符売り場と改札口には暖簾がかけられ、木製ニス塗りのベンチは大分駅にあったのと同じ物です。そしてこれが重要なのですが、端正で洒落ているということです。繰り返しますが、流石はJR九州です。

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その後国道266号で宇土半島の南岸を東へ走り、そのままその道をどんどん進んで熊本の市街地に入りました。北熊という店で昼にラーメンをいただきます。しかしラーメンにありつくまではひと騒動ありました。幾つかの店舗がある中で、当然今日の経路からいって自然で近い位置にある店舗を訪ねました。それが浜線店だったのですが、いざ店の前まで行ってみると配管工事のため臨時休業との張り紙がorz

わざわざやって来た熊本の町で何という不運でしょうか。しかしこうなったら後には引けません。別の店舗に振り替えます。市街地の車と信号の多さに苛々しながら二十分程も走って漸く長嶺店に辿り着いたというのが顛末です。

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肝心のラーメンですが、白濁したスープはしっかりとコクがありながら余分な脂や濁りが一切なく、完成された味わいです。ここで福岡の豚骨ラーメンだと真っ直ぐな細麺なのですが、こちらは中太のちぢれ麺です。コシが強く黄色い様は北海道でお馴染みの西山製麺の麺を彷彿とさせます。濃厚なスープとの相性も良いです。卓上の桶にはもやしのキムチがたっぷりと盛られていて、好みでこれを乗せれば後半で味を変えられるようになっています。
面白いのは、食べ進めていくと丼の底の方から背脂が姿を現すことです。普通ラーメンに入れる背脂は上から振りかけるのが定石ですが、ここでは逆なのです。スープにコクを与える役目だけを果たしてもらって口に入れるのまでは遠慮したいという向きは最後にこれを残し、背脂も一緒に食べてより濃厚な味を楽しみたければ初めにかき混ぜるのも手というわけです。

印象的だったのは、十二時台だというのに店内が空いていたことです。これは新進のより美味い店が他にも沢山あると見ていいでしょう。熊本ラーメンもなかなか奥が深そうです。

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熊本市街から東へ走って阿蘇まで来ました。まずは立野駅に立ち寄っていきます。震災の爪痕が残り、豊肥本線、南阿蘇鉄道ともに未だ不通のまま、全国でも屈指の規模の大きさと雄大な車窓を誇った三段スイッチバックも眠ったままです。

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南阿蘇鉄道の方は線路が草ぼうぼうになっていて、寂しい有様です。一方で不可解なのは豊肥本線の方です。レールが剥がされているのです。そして古い木の枕木と新しいコンクリートの枕木が交互に並べられています。そしてホームが真新しくぴかぴかなのです。これは震災後にホームを新しくしたのでしょうか。そうだとしたら一旦レールを外したことも理解出来ますが。真相は調べてみないと分かりませんが、復興の日は近いと信じたいものです。

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