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おでん屋でありながら絶品の生ビールとあての先発にこそ相応しい豆腐の存在により、願わくばこの店で生ビール一、二杯と豆腐のおでんだけをやって店を出たい。こんなことを述べたのは一昨日の話です。しかしこうも早くそれを実行する日が来ようとは思いませんでした。むろんこれには然るべき理由があります。順を追って説明させて下さい。

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路面電車の一日乗車券を買ったからには、勿論夜の部にも使わない手はありません。最寄り駅は諏訪神社、歩いて行けなくもない距離ながら少々難儀という所に長崎第五の目当ての店があります。素晴らしい店なのですが、唯一にして最大の欠点として生ビールを置いていないのです。ならば何処か他の店で生ビールを飲んでから向かい、そちらではいきなり酒から始めるという方法があります。ただし料理その他は二軒目以降の格ではないので、あくまで軽く生ビールだけというのが理想です。
繰り返しますが、はくしかでは生ビール一、二杯と豆腐だけをいただきたいと思ったのです。何ということか、こうも噛み合うことがあるなんて。もはや見事と言うしかありません。かくして本日の先発にはやって来るべくして中一日ではくしかを再訪した。これが事の顛末です。ただしビールと豆腐だけでは流石に主人に失礼です。生ビール二杯と豆腐に加え厚揚げ、つみれをいただき、少量であることを一言詫びて席を立ちました。

僅か三十分の滞在でしたが、願いが叶っただけではなく他にも大きな収穫がありました。隣席の御隠居二人組が船と港の話をしていたのです。流石は長崎とやりとりを拝聴していたのですが、やがてくんちについて色々と教えて下さったのです。他にも店内はほぼ満席ながら声を張る人は誰もいません。余りの居心地の良さに腰を据えてじっくり飲みたいという強烈な誘惑に襲われましたが、何とか振り切って店を出ました。長崎の忘れられない思い出がまた一つ出来ました。

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二軒目へ移行しますという表現は今日に限っては当てはまらないでしょう。最寄が諏訪神社電停、長崎第五の目当てとはこの店のことでした。教祖の古いおすすめでもある朱欒を訪ねます。
品の良い老舗そのもの、女将からの酌付きで酒をいただきます。しかし店内は和風でありながらさりげなく洋物のランプなども飾られ、女将も着物ではなく黒いニットのセーターにネックレスという出で立ちです。そしてそれが全く下品でないのです。こういうところがいかにも長崎らしい。

くんち料理ということで、通常のお通しの他に柘榴なますが振る舞われました。祭りに関心がない人間なものでどういう由来があるのか、後で勉強しなければなりませんが、一つだけ間違いないのは小鉢に盛られたそれがたいへん美味だということです。前回訪ねた際に感動し、忘れられない美味であったしめ鯖と大根の煮物を今回も所望しました。何も変わっておらず、言葉を失う美味さです。しめ鯖にはよく見ないと見落としてしまう程に薄い昆布が貼り付いていて、大根煮は出汁を使わず水だけで数時間かけて作るのだそうです。
店内に声を張る人は誰もおらず、私が最年少です。そしてこれも前回の記憶の通りなのですが、全てにおいて品が良く上等に思えるこの店は、似合わないくらい会計が良心的なのです。またこの店に来られて本当によかった。そして教祖の言でもあり、前回訪ねた時に自身も書いたことをここで繰り返させていただきます。この店を訪ねる際は独酌ないし少人数で静かに、決してどやどやと行かないで下さい。

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