即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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おはようございます。大晦日の朝を迎えました。が、これといった感慨は何もありません。愛してやまない福岡の地で年を越せるのは喜ばしいことだし、目下の越冬生活は非常に旅らしい充実した日々です。それでも移動を繰り返している時とは趣が違います。基本的にはただ春が来るのをじっと待っているだけなのです。心境としては淡々としています。

そして、年の瀬にこれといってやる事もありません。家の中は何処も汚れていないし物がないので掃除をする箇所を見付けるのが大変なくらいだし、カブもこの間洗車してから全然走っていないのでぴかぴかのままです。何処に行っても人が多く、且つ混雑の状況が予想出来ない年末年始に何処かに活動に出るなど絶対にしたくありません。私にとってはアルバイトの方が六連休になっている、その三日目という感覚しかありません。もっと言えば年末年始の休みを歓迎していないのです。それよりも稼いで旅の資金の目減りをより防いだ方が有意義です。
そのようなわけで、大晦日から元日にかけてもいつもとこれといった変化もなく、平凡に過ぎていくことになりそうです。唯一考えているのは、今夜くらいは少々豪華な肴を奢り、蕎麦を食べて締めようかということです。

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普段の日と何も変わらないことを象徴するかのような代り映えのない朝食です。ヨーグルトを買うのをうっかり忘れていたので、今日はなしです。

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大掃除という言葉はごく一般的ですが、小掃除というのは聞いたことがありません。単に掃除と言えば事足りるのにわざわざこのような表現を用いたのは何故かというと、大掃除に対して相対的に規模が小さいことを強調したかったからに他なりません(笑)

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掃除をする場所を見付けるのが大変なくらいだと言いましたが、大晦日だし形だけでも、と思い取り掛かりました。一度も使ってないエアコンをきれいに磨いたり、冷蔵庫を移動して裏側や床を拭いたりしましたが、やはり全部で一時間かからずに終わってしまいました。これは越冬の仮住まいの今だから、というわけではありません。出発前、埼玉の自宅に住んでいた時からこのような感じでした。
年末の大掃除というといかにも骨の折れる大仕事のように言う人が多いですが、私が思うに、清掃が大変というよりはその前の段階、清掃に取り掛かるための片付けが苦労の大半を占めているのではないでしょうか。物が多過ぎるからです。私は旅に出る前から余計な持ち物は一切排して、がらんどうの家で生活していました。加えて整理整頓が大好きな性分なので、その少ない持ち物は常に定位置に収まっていました。だから日常に片付けという作業は存在せず、いきなり清掃に取り掛かれるのです。物が少なければ埃も溜まらないし家の中が汚れにくい。一石二鳥、三鳥というわけです。

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本年の旅は、那覇の安宿のベッドで目覚めるところから始まりました。本格的な長期滞在だった故、沖縄本島各地や久米島などの離島をくまなく巡りましたが、最大の目的は安宿でのんびりだらだら過ごすことでした。体調を崩したり怪我をしたりと何かと良くない時期もありましたが、概ねこの目的は達せたと感じています。

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そして五月から満を持して先島諸島に旅の舞台を移しました。こちらも細かいところを見ていけば上手くいかなかった事や諦めた事、やり残した事もあります。しかし、遥か遠い国土の最果て、南海の島々の文化や人々の暮らしぶりに触れるという目的は、十分に叶えられたと言っていいでしょう。そういう意味では真夏の八重山を訪ねられたのは大いに意義のあることでした。
私はこの先の人生で先島を訪ねることは二度とありません。飛行機に乗るというあの絶望的な恐怖はもう味わいたくないからです。心身ともに疲弊するので、この先歳をとっていけばより無理になるでしょう。だからこそこの期間は一日一日、一つ一つの場面を大切に心を込めて旅してきました。

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沖縄から本土に戻り、九州編に入ってからは迫り来る冬の足音に追われました。ただでさえ借金を抱えたところから始まっていたのです。昨秋四国で二週間雨が降り続いて旅程が大幅に狂い、去年のうちに行っておこうと思っていた対馬、壱岐、長崎、阿蘇が未消化のまま今年に回ってきたのです。ただし、行程の消化ありきで先を急ぐという本末転倒に陥ることだけはするまいと決めていました。折角の日本一周でそんな勿体ないことは出来ません。
その結果、阿蘇や雲仙、長崎までは満喫出来たものの、なるべくして時間切れと相成りました。10月16日までに一旦地元の埼玉に行って運転免許の更新をしなければならないという条件が重なったことも、実に間が悪かったです。バイクで走ってテントで寝ることを前提にした上で、壱岐や対馬を訪ねて山陰地方を東進し隠岐も訪ね、自走で関東まで戻るのは不可能になってしまいました。

せめてもの救いは、時間切れ、足留めとなった場所が国内でも特に好きな所である福岡だったことです。他にも越冬の候補地として那覇や函館、長崎なども考えました。しかし時間切れとなったその場所で越冬し、再開するという旅としての自然な流れをやはり重視すべきだと思いました。それが福岡だったというのはまさに不幸中の幸いです。こうして三年目への突入を余儀なくされ、今に至ります。
一年前はゲストハウスで酒盛りをしながら賑やかに年が暮れていきました。今日は福岡市内のアパートの部屋に一人、静かに酒を酌みながら二年目の旅を見送ります。

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