即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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勝田線の遺構ではありませんが、目と鼻の先とくればここを訪ねないわけにはいきません。ところが補修工事をしているのか、下部が作業用の足場で覆われてしまっています。前回訪ねた時は夕方の柔らかい日差しに照らされるという好条件でもあったので、あの日に比べて数段条件が劣ることは否めません。
しかし今日に限ってはむしろ好都合と捉えることにしました。思ったよりも時間が押してきていて、日暮れの時刻が気になりだしたからです。初めは当然周りを一周するつもりでいましたが止めて、本日の記録として一枚写真に収めただけで立ち去ります。

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鉄道輸送が活気に溢れていた時代の名残りがありました。線路跡が道路の下をくぐる所が、煤煙で汚れています。道路同士の交差では、このように真ん中だけが煤けることはありません。これもいかにも廃線跡らしい光景です。

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煤煙で煤けた立体交差のすぐ先に、キロポストが残っていました。交差点の名に残るかつての鉄道の記憶などは廃線跡の中でも通好みの部類に入りますが、このように分かり易いブツもまたよいものです。

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さらに進んで下宇美駅の跡まで来ました。ホームが残されています。それらしい表記が何もないのが残念ですが、道路に面した部分が少し奥まっていて車数台分が停められる場所がある様など、いかにも駅らしいものです。

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沿線の風景が徐々に長閑になってきました。宇美駅も目前というところで勝田線の跡が小さな川を越えます。ごく短い橋ながら曲がっているところがいかにも鉄道の跡ですが、欄干の部分には蒸機の動輪を描いた絵が掲げられていました。ささやかながらも鉄道の記憶がこうして伝えられていくのは良い事です。

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勝田線と香椎線の接続駅であった宇美駅まで来ました。とはいっても同じ一つの駅というわけではなく、敷地が隣接するという構造だったようです。これはそれぞれ別の民営鉄道が建設し、後に国鉄に買収されたという歴史に因るものです。勝田線の方の駅の痕跡が何一つ残っていないのは残念ですが、駅の規模に対して駅周辺がやたらと広大なところに往時の面影が感じられます。

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さて現役である香椎線の駅舎を見ていきましょう。一見するとつまらない駅舎にも見えますが、よく観察するとなかなかに凝っています。柱は鉄製ながら朱色に塗られていて、その上に黒い寄棟屋根が乗ります。駅舎の右手に続くバス停の屋根兼駐輪場まで含めて、全体的に社殿風に仕上げられているのです。贅沢な建物ではないながらに出来る限りの演出を施そうとする姿勢が見て取れ、好感が持てます。小柄ながら門前町の顔に相応しい駅でした。

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宇美から先はさらに長閑な田舎の風景になってきて、正面に山が迫ってきました。さらに歩き歩いて、遂に終着駅である筑前勝田駅の跡に到着しました。ただし何の痕跡もなく、そうと知らなければかつてここに駅があったとすら分からない状態です。最後がこの終わり方というのは寂しいものがありますorz

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そんな中唯一見付けたものが、駅跡の公園にある階段です。枕木が転用されていました。

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西鉄バスで帰還します。筑前勝田駅跡の目の前がバス停ですが、そこから数分歩いて一つ先のバス停から乗車します。その原田橋停留所が路線の起終点だからです。いよいよここまでで住宅も途切れ、この先は山しかない気配です。ここがかつての鉄道の終点であり、福岡市街地との間を結ぶバスの終点であることが納得出来る味わいのある場所です。ここから先の路線は宇美の営業所から出発して山を越えて太宰府に至る、市街地路線とは少々趣の異なるものです。
回送の表示を掲げたバスが反対方向からやって来て目の前を一旦通り過ぎ、先にある転回場で折り返して来ました。そしてここから乗車するのは私一人。これぞ思い描いていた通りの理想的な展開です。むろん左側最前の特等席に座り、景色を楽しみながら帰ります。

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