
おはようございます。寒い朝が続きます。しかし数字を見れば、少しずつではありますが最高気温も最低気温も着実に上がってきています。一昨日が初夏の陽気だったので、元に戻ったところでより寒く感じてしまうのでしょう。春の足音は確かに近付いているようです。

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本日の朝食は予め調達しておいた弁当です。またゆで卵が入っていたので少々恐れていたのですが、今度は爆発せずに済みました。やはりきちんと回るかどうかも分かれ目になるようです。ヨーグルトと味噌汁だけ用意していただきます。

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この店ではいつも極力そうしているように、今回も暖簾が出るのを待ち構えて入りました。このように暖簾が掲げられるところを写真にも収めたわけですが、では一番乗りで入ったかといえばとんでもない、望むべくもありません。私の他にも開店を待ち構えている人が十人以上もいたからです。その内訳がまた実に良い。物静かな老夫婦、中年男の二人組、あとは全て独酌です。二人組は二階へ上がる階段が目の前にある一番奥に陣取っています。ここは人の行き来で落ち着かず、薄暗く、品書きも見辛い末席ですが、二人とも煙草を吸うので気を遣って自らここに座ったのでしょう。
毎回必ず注文する串カツは今回も絶対として、あとをどう組み立てるかです。本日のおすすめに菜の花の酢味噌和えがあったので即決しました。一日列車に乗ってここへやって来たわけですが、沿線は随所に菜の花が咲いていてきれいなものでした。その後に居酒屋で菜の花をいただく、こんなに贅沢なことはありません。そして串カツも変わらぬ素晴らしさです。味も食べ応えも文句なし、そして串カツというと実際には半分が玉葱という店も少なくないですが、ここ武蔵の串カツは薄い玉葱がひっそりと忍ばせてあるだけで、ほぼ全部が肉です。それで一皿250円とはまさに格安。ちなみに菜の花も小鉢で供されて300円でした。
ではこの串カツに注文が殺到するかというと、そうではありません。よく出る品ではありますが、カウンターについた独酌の男達から発せられる注文は様々です。めいめいお気に入りがあるのでしょう。これはこの店の肴が完成されており、余計な品は置いていないことの証しでもあります。これぞ居酒屋の洗練です。今回は二軒目以降も欲張るつもりで、本来ならあと一杯、もう一皿というところで切り上げました。生ビールに酒一合、菜の花酢味噌和え、串カツ、合鴨つくね串で1,700円という良心的な会計です。これならば月曜日の四時半の開店一番でカウンターの六割が埋まるのも宜なるかな。創業66年を誇るまさに小倉の生き証人。私が死んだ後も続いて、百年でも二百年でも歴史を刻んでいって欲しいです。

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下関へ来る度に毎度世話になっているのが下関ステーションホテルですが、その目と鼻の先に予て評判を聞いていた店がありました。それがおかもと鮮魚店なのですが、これまでこの店を訪ねなかったのには二つ理由があります。一つは、裏路地の寂しいところにぽつんとあることです。訪ねる機会がごく限られる下関の町、名店の暖簾をくぐることだけでなく、飲み屋街の風情を味わうことも大切です。そうなるとどうしても豊前田の繁華街に足が向いてしまうのです。もう一つの理由は、雑然として品のない店構えです。しかし今度こそ訪ねてみる良い機会だろうと思いました。
無数の魚の名が書かれた品書きに圧倒されますが、こうなれば注文はまず刺盛りしかありません。運ばれてきた皿を見て驚きました。豪華十二点盛りで二切れずつ。どのネタも鮮度抜群で素晴らしい美味です。これがたったの千円とは。二千円と言われても納得出来る内容です。それから鰺フライを所望しました。鰺フライといえば思い浮かぶのは、三角形をしていて尾が飛び出していて、パン粉の衣が付けられているというものです。一皿800円となれば、それの飛び切り大ぶりで肉厚のものが三つも乗っているのだろうと想像していました。ところが運ばれてきたのは、小ぶりで小判形で薄い衣が付けられているというものでした。それが五切れか六切れです。しかしこれが悪くありません。淡泊で上品な味わいで、ウスターソースがよく合います。たとえて言うなら、手羽や豚バラが来ると思っていたところにささみが出てきた、しかしこれも美味いといったところでしょうか。
一方で店内の雰囲気は店構えから想像される通り、味わいや品は全くありません。カウンターはなくテーブルのみで、混んでくれば相席。そのテーブル含め古くて安いもので、居酒屋というより大衆食堂の趣です。どちらかというと独酌よりは数人で訪ねて様々な魚を楽しむ方が向いています。そうでありながら私の他にも独酌が二人もいたわけですが、それはそれで納得です。この刺盛りには絶大な価値があります。先発で訪ねて余り長居はせず、生ビールや美味い刺身をさっと楽しむ。このように使うのならば、次に下関を訪ねた時にもこの店は筆頭の候補です。

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