
おはようございます。函館山の見えない日が続きます。空の様子も天気予報も、昨日より少しはましという程度でしかありません。
函館の町を去ろうとする時、いつも強く後ろ髪を引かれます。一時は本気で函館に住みたいと考えていた人間ですから、函館に居て飽きるということはないのです。これはつまり、出発する時は強い動機が必要ということです。前回北海道に来た時に既に、夏の間北海道を回らずずっと函館に居るのも一案と考えていた程ですから、背中を押すかなり強いやつが必要です。それが巡って来ました。日曜日に函館マラソンが催されるにあたって、ライムライトも明日と明後日はかなり混むのだそうです。ならば明日の朝に出発というのが良さそうです。ただしそれも天気次第です。どうなるでしょうか。
ちなみに昨日書き忘れた事、まったくの余談ですが、市電の車内放送で函館賛歌が流れるのは終点である湯の川、函館どつく前、谷地頭、乗り換え電停である十字街、その他は湯の川温泉、五稜郭公園前、函館駅前の三つで、全部で26ある電停のうち七箇所だけでした。

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本日の朝食も勿論カップラーメンです。無料で温かいものが食べられることに感謝し、ありがたくいただきます。このカップラーメンを貰った直後にセブンペイの不正利用問題が発覚し、新規登録やチャージが停止されたのですから皮肉な話です。配っていた店側にとっても寝耳に水だったことでしょう。

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同じ所に何日かまとまって連泊する時の利を活かし、救援物資を送ってもらいました。現住所である実家に届いていた、株主優待券です。モスフードサービスが千円分、吉野家が三千円分です。吉野家のものは前の期のやつがあと二枚、六百円分手元に残っていますが、早晩なくなるのは確実です。モスは一回しっかりと食事すればあっという間に千円いきますから、これもすぐに消化するでしょう。

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こちらも大分訪問が遅くなってしまいました。本日の昼食は小いけのカレーをいただきます。これまでは他所ではなかなか食べられないハンバーグカレーばかりたのんできましたが、気分を変えてカツカレーにしてみました。

この店のカレーの良いところは、しっかりと辛いことです。辛いものが苦手な人や子供は恐らく食べられない辛さです。とろみがあり、香辛料と炒められたカレー粉が香り、具には大ぶりに切られた玉葱。たいへん美味です。カツはごく薄い衣を付けて揚げられています。カツの専門店ならばもっと厚い衣を付け、パン粉のさくさくした食感も併せて楽しみます。そういったカツを使ったカツカレーも悪くないのですが、この薄い衣のカツとルウとの相性が抜群です。
味だけではありません。ステンレスの水ポットに二連の薬味入れ、ナプキンに包まれて出てくるスプーンとフォーク。全てが古き良き洋食店の佇まいです。そしてこれがまた大事なのですが、こういう店が長く続いているところがいかにも函館らしいのです。
ただし一つだけ残念な事もありました。またしても魔法のランプのようなポットでカレーが出てくることが叶わなかったのです。前回、大盛りにすると魔法のランプなのではないかという仮説を立てたのですが、すっかり忘れていましたorz
実際のところ、私の直後に大カツカレーを注文した御仁には魔法のランプが供されていました。分量としては普通盛りで十分なのですが、魔法のランプのためなら百円足して大盛りにすべきでしょう。今後の宿題とします。

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函館市街の東の外れにあるトラピスチヌ修道院を見にやって来ました。ここに来たのは初めてです。男子禁制の修道院と聞かされたところで何の興味も湧かないからでした。しかし前庭と建物がきれいと聞けば黙っていられません。確かに煉瓦積みの大きく美しい修道院、ならびに諸施設は素晴らしいものでした。
駐車場乞食が騙し討ちのような商売をしていたり、団体がどやどやと入ってきたりと観光地化してしまっています。それでも一部とはいえ誰でも自由に見学出来るようにしているとは寛容です。

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こちらが主で、トラピスチヌ修道院は近いからついでに行ったのでした。HOの半額クーポンを使って湯の川にあるKKRはこだてというホテルで風呂に入ります。床には絨毯が敷かれ、広く整った中庭を構えるなど、普段私が安い順に探して泊まるようなところとは違う、きちんとしたホテルです。元の料金が高いので半額になったところで425円です。その割に随分小ぢんまりした風呂でした。
正規料金で入ろうとはとても思わないですが、今日のところは銭湯とほぼ同額で気分が変えられたのだから上々です。

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私はかつて、函館に住みたいと本気で考えていました。函館の町は今でも全国で最も好きな所ですが、これを過去形で表現するのは、福岡に取って代わられたからです。この事を自分で認識するにあたって、いかに浅はかであったかを思い知りました。
函館の西部地区の風景は無二の美しいもので、私はこれを特に好んでいた。単にそれだけの事だったのです。函館は排他的な土地柄だし、余所者の、それもこんな歳になって仕事などある筈がありません。北海道の中では少ない方とはいえ、冬には雪が積もります。これまで経験したことのない雪国の暮らしも、いい歳をしてから始めるのはしんどいでしょう。
これに対して福岡は、実際に住んで地元の人と一緒に働いて、土地の文化や人柄に惚れ込んだのです。より現実的な、生活感を伴った感覚として「好き」「暮らしたい」と思えたのでした。これは果てしなく大きな違いです。とはいっても、函館の町が自分にとって色褪せたわけではありません。いつまでも都合の良い傍観者に過ぎないと割り切ったなら、風景もより美しく見えます。そんな函館の町に時折足を運ぶ機会がこの先の人生においても絶えないなら、これ以上の幸せはありません。

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今のところ、明朝天気が悪くなければ出発するつもりでいます。函館を後にしていよいよ広大な北の大地を走り始めます。ただし、必ず行きたい所、必ず成し遂げたい事というのがこれといってありません。北海道は過去に旅した量も密度も他の地方とは比べものにならない程で、行ったことがない場所がありません。
前回、二年前に来た時に既にこんな事を言っていたくらいですから、ここまでの旅とは質が変わってきます。新しい発見や予想外の出来事というのはほぼ無く、過去の旅の内容の繰り返し。涼しい気候と良い景色の中にただ居るのが心地好いという、ごくのんびりした旅の運びになります。
これには北海道の旅には変化を付けづらいという事情もあります。周知の通り北海道は無料や格安のキャンプ場、ライダーハウスがあちこちにあり、安く旅をするには最高の環境です。しかし数は多いですが、それ以上に広いのです。こういったキャンプ場やライハの件数を見ると何処でも自在に泊まれるような印象を受けますが、実際には良いキャンプ場、お気に入りのライダーハウスをつないで移動しようとすると、それだけで一日仕事になってしまうのです。また、都市部を離れると果てしなく一本道が続くだけで、海沿いの国道以外に移動の選択肢がないといった場面も多々あります。これでは変化の付けようもないのです。
しかし旅のし易さ、良い気候、素晴らしい景色、これだけあれば十分だとも言えます。殊更に変化を求めるまでもないということです。これまで以上にのんびり漠然とした、夏の北海道の旅が始まります。

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