
北海道の旅は変化を付けづらいと繰り返しましたが、二日続けて前回と全く同じ展開となりました。昨日は厚沢部から倶知安まで大移動して、長年愛用している旭ヶ丘公園キャンプ場でテント泊しました。設備は最低限でトイレなどお世辞にもきれいとは言えませんが、羊蹄山を正面に望む素晴らしい眺めと、倶知安の町が至近で便利でありがなら落ち着ける雰囲気が最高です。
ただし、客層は難ありでした。遅い時間まで声を張り上げて宴会に興じている連中がいるのです。それも全員が年寄りです。若い奴ならまだしも、いい歳をして情けない。
常々思うのは、野営というのは本来目的でなく手段だということです。山に登るためになるべく登山口に近い所で、且つ早起きする。或いは金をかけずに旅するために仕方なく。明確な目的があり、それを実現するための手段だと思えば行動に無駄がなくなり、慎ましくなります。ところが必然性もないのに野営などするからこうなるのです。金がないわけでもなかろうに、こういう人達は旅館にでも泊まって思う存分宴会すればいいものを。俗に言う老害の典型のような連中でした。

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朝一番で倶知安駅を訪ねます。昨日来なかったのは逆光だったからです。特に凝った造りではないものの、かなり左右に長く総二階の駅舎は存在感があります。特徴的なのは、屋根上の駅名の看板が骨組みの上に高く掲げられていることです。雪が積もっても駅名が見えるようにでしょう。ここにかつて機関区を擁した鉄道の町の矜持を見ます。
札函連絡の主経路だったこの函館本線は、後に室蘭本線、千歳線経由にその役を譲り、閑散ローカル線に転落しました。時は巡り巡って、半世紀以上経って新幹線の経路として再び脚光を浴びようとしています。その暁にはこの駅舎も建て替えられることが確実です。どのような駅舎になるのでしょうか。
駅前にはその名も停車場を名乗る昔ながらの駅前食堂が健在で、一軒営業の小さなホテルが建ち並ぶのも素晴らしい光景です。これらは失われてしまう可能性が高いです。新幹線の開通は勿論功もありますが、罪も大いにあるものです。駅前一帯も含め、今の景色をしっかりと目に焼き付けておこうと思います。

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昨日の夕方倶知安町内のスーパーで買い物した時点では、半額の弁当はありませんでした。そしてキャンプ場の最寄りのコンビニはセコマではくセブンイレブンです。これは良い機会と見るべきでしょう。手元にセブンイレブンのおにぎり無料クーポンが二つあるからです。160円以下のものという条件があれば、その範囲内に収まるぎりぎり高いものを、と思うのが小市民です。その結果最も手堅く面白味のない鮭と明太子の組み合わせになりました。ヨーグルト、味噌汁と一緒にいただきます。

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今朝は残念ながら羊蹄山が雲の向こうですが、ニセコアンヌプリはよく見えています。そして自分のいる所も朝の雲が晴れて、一気に快晴になってきました。昨日と同じ理想的な展開です。羊蹄山もじきに姿を現わすでしょう。道内でも有数の好景観地域を楽しみたいと思います。

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その後雲が出てきたかと思うとあっという間に曇り、残念に思いながら走っているとまた一瞬で全ての雲が消えて快晴になりました。山らしい天気です。中腹だけ雲がかかり、その上に出たのかも知れません。何れにせよ良い天気で神仙沼を訪ねられたのは幸運です。



良かったのは天気だけではありません。平日の朝というのが奏功したか、他に誰もいません。聞こえるのは鳥の声だけで、それによって却って静寂が際立ちます。素晴らしいです。傍に花が咲く木道を歩くのはこれぞ高原という風情。沼の水はたいへんきれいで、蜻蛉が飛び交います。美しい風景と静寂を堪能して、さあ引き返そうかというところでどやどやと団体がやって来ました。危ないところでした。かち合っていたら全てが台無しになるところでした。間が良かったようです。

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ニセコの山から下りて残念ながら姿を見せてくれない羊蹄山の南麓を走り、真狩を経て洞爺湖畔まで来ました。絶景のサイロ展望台に立ち寄ります。中国人の団体が絶叫しながら大撮影会に興じています。大の大人が、それも一座の全員が渾身の力で叫んでいるのですから、よくもそんな事が出来るものだと感心します。土産物屋の中に入ったら入ったで、通路の真ん中で集団で立ち止まるものだから邪魔もいいところです。


そんな中国人団体とかち合ったのは不運でしたが、ここからの洞爺湖の眺めはやはり素晴らしいものです。新たにデッキが作られていて、中島の全景を見渡せる角度からも見られるようになっていました。これは収穫です。

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長年北海道を旅していると、お気に入りの店舗というのが出てきます。壮瞥温泉店がその一つです。温泉街を外れた静かな場所にあり、目の前に洞爺湖が広がる気持ちのよいところです。

今日こそは百麺と思っていたのですが、目に留まった辛口とり天丼につい手が伸びてしまいました。相変わらずの素晴らしい味、酷い不味さです(笑)

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今日は晴れたり曇ったりの繰り返しです。再び快晴に転じ、洞爺湖畔を走る道は気分爽快です。陳腐化してしまった北海道の旅ではありますが、何度訪ねても新しい発見はあるものです。正確には、これまで愚かにも見落としていたところに気付いたと言うべきでしょうか。


壮瞥公園展望台というところがその一つでした。面白いのは、先程訪ねたサイロ展望台のちょうど反対側にあるので、中島の眺めをまさに反対向きに見られることです。赤茶色が印象的な昭和新山も目の前です。狭い急坂を登った先にあるので他に訪れる人もない穴場、ここを見落としていたのは損失でした。

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壮瞥公園展望台というところがその一つでした。面白いのは、先程訪ねたサイロ展望台のちょうど反対側にあるので、中島の眺めをまさに反対向きに見られることです。赤茶色が印象的な昭和新山も目の前です。狭い急坂を登った先にあるので他に訪れる人もない穴場、ここを見落としていたのは損失でした。

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来た道を引き返し、道道230号を走っています。先程と違って天気は快晴、そして待望の羊蹄山もきれいに見えてきました。広大な農地が直線で区切られ、様々な作物が大規模に栽培されています。一面に咲いたじゃがいもの花が羊蹄山に向かって果てしなく続いていきます。北海道を象徴するような雄大な風景、交通量は全くないので好きなように徐行したり止まったり出来ます。この道はおすすめです。

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羊蹄山の南から東を回り、ふきだし湧水にやって来ました。ここまでの道中も絶景でした。羊蹄山の伏流水は年中温度が変わらず一定して6.5度。驚くべきはその水量で、まるで滝のように噴き出して垂れ流されていきます。一日に8万トン、三十万人分の生活用水に相当するそうです。
毎度思うのは、人生において豊かさの最たるは、つまるところ水が美味いこと。贅沢極まる大地の恵みです。

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