即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

 | ホーム |  次の頁→

DSC03258.jpg
おはようございます。昨日は留萌のライダーハウス、みつばちハウス留萌に泊まりました。北海道のライダーハウスの中では老舗と言っていい有名なところですが、数年前に様変わりしたことを聞いていました。そして自身十年振りの宿泊になりました。

DSC03265_20190721055718b39.jpg
様変わりというのは、完全予約制になったことです。以前は当日の夕方にふらりと訪ねて自由に泊まれたのですが、HPを見ても完全予約制の文字がまず踊り、前日19時までに必ず予約して下さい、予約していないと泊まれませんと念を押しています。ここで堅苦しい印象を抱いて敬遠する人も少なくないでしょう。しかし私はむしろ好ましく受け取りました。

前回泊まった十年前のことです。夏の間中ずっと宿泊している、所謂主のような人物がいました。それもいい歳をした中高年だったと記憶しています。傍若無人に振る舞うわけでもなく、口うるさく何かを言うわけでもありません。むしろ地元の人と交流し、パン屋で賞味期限切れのパンを貰ってきて他の宿泊者に振る舞ったりしていました。若い宿泊者の中にはその人物を慕っている人もいました。
しかし部屋の一番奥の一段高くなった特等席に寝床を構え、無料をいいことに夏の間ずっと居るなどやはり不健全であり、宿の印象を悪くしていることは間違いありませんでした。完全予約制にすることでこのような人間が居着くことがなくなり、健全な宿に変わったのではないか。こう期待し、現在の様子が気になって一度泊まってみたいと思いやって来たのでした。

DSC03262_2019072105571316a.jpg
DSC03260.jpg
果たしてその通りになっていました。長期連泊者は一人もおらず、事前の予約と当日の確認により不審な人物も寄りつけず、実に健全な雰囲気です。こうなればこの施設の素晴らしさが見えてきます。寝室は広大で、数十人が同時に泊まれる程です。建物は古いですが、整頓と清掃が行き届き、大切に使われているので不足はありません。留萌駅のすぐ近くの市街地にあって便利。これで無料とは頭が下がります。

DSC03264.jpg
DSC03263_2019072105571514f.jpg
そして何より嬉しいのはバイクを屋内に停められることです。これは最高です。唯一の難点は以前は歩いて行ける所にあった銭湯が閉業してしまったことです。最寄りはホテル神居岩。バイクなら十分かからない距離で、石鹸類を置いていながら銭湯料金の440円は良心的です。しかし歩いて行ける所にあった風呂がなくなったのは大き過ぎる損失です。

DSC03261_20190721055712f0c.jpg
完全予約制ではありますが、雨の日に限って飛び込みも受け入れ、連泊は自由、連泊の日は日中滞在可と、あくまで旅人のためのありようが素晴らしいです。健全な状態でいつまでも存続することを切に願います。ありがとうございました。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03266_20190722051945f51.jpg
本日の朝食は、昨日留萌市内のスーパーで買っておいたおにぎりです。大ぶりな鶏ご飯のおにぎりが三個で258円と元から安いですが、それがさらに30円引きになっていました。しかも朝に三つは多いので、二つ食べて残りは昼に回せます。お得な一日の始まりです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03267_2019072205194606a.jpg
今日は朝から快晴です。札幌の中日以来、実に十日振りの天気です。昨日濡れた雨具も生乾きだった洗濯物もみつばちハウスの広い室内に干して完全に乾き、きれいに畳んで出発しています。実に良い気分です。しかし今のところの予報によれば、明後日から早くもまた雨のようです。まったく困ったものですが、今はそれを考えても仕方ありません。束の間の晴天を大切にし、楽しみたいと思います。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03268_20190722052047803.jpg
DSC03269_20190722052049813.jpg
DSC03271_2019072205205094c.jpg
DSC03273_2019072205205332b.jpg
DSC03272_20190722052052ff7.jpg
築別から道道で内陸に入り、羽幌炭礦の跡地を訪ねます。まずここに至るまでに、羽幌炭礦鉄道の橋梁がいくつも現存していました。初めてここを訪れた25年前と何も変わらず、そもそも廃止から半世紀も経っているのにそのままの姿で残っているのは凄いです。それもその筈で、周辺には民家も殆どありません。

DSC03274_201907220520554ec.jpg
DSC03276.jpg
DSC03277_201907220520588ee.jpg
DSC03278_20190722052059dd6.jpg
そして炭鉱の跡地ではこれも変わらず巨大なホッパーが健在でした。何もない静かな山中に突如このような建造物が現れるのは、えも言われぬ不気味さがあります。他にも炭鉱住宅や病院などが残っていますが、何れも朽ちて土に還るのを待つだけの廃墟になっています。熊が怖いので指笛をかき鳴らし、柏手を打ちながらこれらを見学します。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03279_2019072205221004f.jpg
遠別まで来たところで少し早いですが昼食にします。小さな店ながらすぐ隣りが民家で駐車場の端の区画が日陰になっており、理想的です。

DSC03280_20190722052212d48.jpg
あくまで朝の残りのおにぎりが本務機であり、いかなる補機を充当すべきかという観点で考えた時、導き出された結論はカップ麺の大きくないやつというものでした。百円を切る価格で売られているカップ麺が多過ぎて迷うとは流石は俺達のセイコーマートですが、その中から辛味噌ラーメンを選びました。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03281_20190722052213cd1.jpg
今日は天気が良いだけではありません。風は微風で気温も適温、まさに最高の条件、と言いたいところですが一つだけ難点がありました。遠景の霞みが濃いのです。その結果利尻富士がなかなか見えてこないもどかしさがありました。遠別の町を過ぎたあたりで漸く薄く稜線が見えてきました。恐らく写真にはほぼ写っていないでしょう。しかし山の姿がきちんと見えるだけでも十分です。北海道の旅の白眉とも言えるこの場面、何度味わっても本当にいいものです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03282_20190722052215670.jpg
DSC03283_20190722052216eda.jpg
DSC03285_201907220522187a8.jpg
天塩の町まで来たところで、天塩川歴史資料館を再訪します。北海道に数多くある煉瓦建築の中でも特に素晴らしいものです。恥ずかしながらこれまで見落としていたのですが、入口上部に天塩町役場と彫られた石板が往時の姿のまま健在でした。

DSC03286_20190722052219863.jpg
近くのAコープ天塩店も煉瓦造りの堂々たる建物で、こちらも見応えがあります。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03287_20190722052221fb2.jpg
DSC03288_20190722052222547.jpg
北海道に絶景は数あれど、では圧巻を挙げよと言われればやはりここになるのでしょう。電柱も信号もない原野の中の直線路が数十kmにわたって続く、およそ日本とは思えないこの景色が味わえるのはここだけです。しかも海越しに秀峰利尻富士の姿を見ながら何処までも往くのです。残念ながら今日は山頂に雲がかかり霞みも濃いですが、空も大地も水平線も地平線も、全てを独り占めするようなこの景色は何物にも代え難いです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03290_20190722052424f60.jpg
DSC03291.jpg
いよいよ稚内も目前というところで、抜海駅を再訪します。一部にだけ白い新建材が貼られたつぎはぎの姿は相変わらず痛々しいです。そして築79年の木造駅舎は一目でそれと分かる程に全体が歪んでおり、土台もひび割れています。このままでは倒壊の危険ありと判断されて取り壊されるのも時間の問題でしょう。一日に下り三本、上り四本の列車しか停まらない閑散無人駅です。再び駅舎が建てられる可能性はないでしょう。長年の風雪に耐えたこの駅舎が、せめて惨めな最期を迎えることだけはないよう願います。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
DSC03292_20190722052427c7a.jpg
DSC03294_20190722052429dc9.jpg
遂に最北の港町稚内まで来ました。そして稚内での行動も完全に固定化されています。まず南稚内駅を訪ねます。稚内駅が風情の欠片もない複合施設のおまけのようになってしまった今、旅情が感じられる鉄道駅らしい鉄道駅ということで言えば、ここが日本最北端の駅だと言っていいでしょう。みどりの窓口が健在であるのもよいです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。