即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

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日本一周を終えて福岡での暮らしが始まってひと月近くが経ってしまいましたが、漸く仕事が決まりました。
初めの一週間くらいは泥のように眠りこけていました。人間というのはこうも睡眠をする生き物なのか、そう思える程でした。疲れが溜まっていたなどという表現ではとても足りません。長旅の果てに心と体に澱のように溜まった疲れが硬く固まり、それを芯として自分の身体が出来上がっているような感覚。そしてその疲れが、常温に放置されたバターが表面からゆっくり溶けてくるように少しずつ体の外に滲み出てくるような感覚。毎日八時間半とか九時間くらい眠って、それでも午後になると眠くなって一、二時間昼寝をしていた程です。

やっと体がまともになったところで、まず人を訪ねました。越冬生活の終わり頃の記事で、こんな事を述べました。福岡に戻って来た時のために、ささやかながら種蒔きをしていた。太い芽を出す可能性は低いけれど、と。
先の越冬生活では有り難いことに公私にわたって日々多くの人と出会う機会に恵まれました。是非うちに来て働いてくれという誘いも二度受けました。しかしそれはあくまで、その時すぐにであれば、という話です。再び福岡を離れて旅を続け、半年もの後にのこのこ戻って来た人間にそんな上手い話が残っているわけはありませんでした。

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その後は何度か面接に行くも採用してもらえないことが続きました。或いは、いざ面接に行ったものの求人に謳われていた内容と実態が余りにかけ離れていて、一晩考えた挙句こちらから辞退した会社もありました。それでこんなに遅くなってしまいましたが、漸く決着しました。この報告をすることで心置きなくこのブログも終えることが出来ます。

給料は雀の涙だし、休みも土日ではありません。また始業時刻が朝の六時と早いのも慣れるまでは大変でしょう。しかし長時間労働というわけではなく、終業は三時です。むしろ混雑しない時間帯に通勤出来ると前向きに捉えるべきでしょう。また、職場が福岡市街のど真ん中というのもたいへんに印象的です。日々帰り道に福岡に移り住んだことを噛み締めることになりそうです。
しかしそんな諸々の事よりも何よりも、何の資格も才覚もなく、二年半もの間社会を離れて好き勝手に放浪していたこんなはぐれ者が、それも四十代の後半というこんな歳の人間が、正規雇用で職に就けただけでも大いに感謝すべきでしょう。そして惚れ込んで移り住んだからには福岡の社会に貢献したい、今はその気持ちがとても募っています。その場が与えられたことに感謝しつつ、あとは腰を据えて頑張るのみです。

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