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話が前後しますが、昨日は新得の駅前にある公衆浴場に入りに行きました。屈足温泉とライダーハウスから等距離となれば、一昨日とは別のところに入らない手はないというわけです。新得の町を訪ねて、何とも懐かしい気持ちになりました。北海道の中でも特に思い入れのある場所なのです。

あれはまだ大学生の時分のことです。私は仲間達と車数台を連ねて、テントなどで寝泊まりしながら一週間以上にわたって全道を一周するという壮大な旅に出ました。まだ二十歳そこそこだった私にとって、それはかつて経験したことのない胸がわくわくするような、新鮮で鮮烈な日々の連続でした。その記念すべき初日の投宿地が新得だったのです。実はその時私は体調を崩してしまって、他の皆が駅の待合室に寝袋を敷いて寝るのを横目に、一人駅前の旅館に逃げ込みました。何とも冴えない旅の初日となってしまったわけですが、だからこそ新得の夜が忘れ得ぬものになったのかも知れません。
あれから四半世紀が経とうとしていますが、新得の町は何も変わっていませんでした。駅も、この駅前の風呂も、そして一晩世話になった新得旅館も。それは単に懐かしいだけでなく、寂しいことでもありました。何故なら、何も変わらないのは新得が寂れているからに他ならないからです。
かつて新得は狩勝峠を控えた山越えの基地であり、機関区を擁し、昼夜汽笛が鳴り止むことのなかった鉄道の要地でした。しかし今や寂しい田舎町で、根室本線と石勝線が繋がるから乗降客も稀な特急列車が停まるに過ぎません。そしてその根室本線も被災したままに放置されようとしています。町の真ん中に広い用地を構えた新得駅と広い構内だけがかつての要衝の姿を今に伝えています。

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