
体力を使う事とはこれでした。恵山に登ってきました。
私は体を動かすことは好きではなく、元来登山には全く興味はありません。しかし、駐車場から軽装で一時間で登れて絶景、などと聞かされると少しは興味が湧きます。しかも雲一つない快晴、暑くも寒くもなく、適度に風が吹いていて、さらには時間は十分にあると、まさに条件が揃いも揃いました。こうなれば登らない手はありません。そして、登ってよかったと思える素晴らしい景色でした。



津軽海峡を挟んで下北半島はまさに目の前、尻屋崎、大間崎、恐山などがよく分かります。反対側を見やれば噴火湾とその対岸が。残念ながら写真では霞んでしまって殆ど分からないので載せませんが、昨日訪ねた室蘭の特徴的な地形がよく分かります。その室蘭のほぼ真後ろに羊蹄山、駒ヶ岳も山頂の部分が見えます。



まったく何処を見ていいのか分からない絶景ですが、素晴らしいのは山頂からの眺めだけではありません。活火山なので白い岩肌が剥き出しになっていて、所々で硫黄の匂いが漂い、噴気が上がっています。そういう所では白い岩肌が赤茶色や薄い黄色に染まっています。中腹では鮮やかな緑色の低木が生え、白い砂地と見渡す限りのまだら模様を作っていて、他では見たことのない不思議な、そして美しい風景です。山頂に至るまでも変化に富んだ景色の数々に、登りの辛さなど感じる間もありませんでした。

さらには、山頂で暫く景色を楽しんでいる間に新日本海フェリーの苫小牧行きの船がやって来て、目の前を通るという僥倖までありました。

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