即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

 | ホーム | 

探し求めていた名店を遂に見付けました。先日の記事で、先発の行きつけとしたい店に求める条件について述べました。宿から遠くても駄目だし、高くても駄目、不味くても駄目、予約満席が常態化している人気店でも駄目、沖縄料理を主とする店がいいと、全てを満たす店など果たしてあるのかと思う程の難関です。が、このなかむら家はこれらの我儘をことごとく叶える素晴らしいものでした。

DSC05166.jpg
店構えは雰囲気が抜群、店内は名刺やら著名人の色紙がべたべたと貼られた様は興醒めながらも、照明が暗めで琉球民謡が控えめな音量で流れるなど居心地は上々です。最近は店内を煌々と明るくし過ぎる飲み屋が多いので、これは好感が持てます。
複雑に折れ曲がったカウンターの奥側に通されたのですが、目の前はそのカウンターの形に合わせてわざわざ作られたステンレス製の巨大な舟です。大量の氷を抱いていて、そこに絞められた魚が突っ込まれています。グルクンの唐揚げの注文が入りました。すると若い店員が氷の中に手を突っ込み、身の張りも十分のグルクンを引っ張り出したと思ったら傍らの計りの上に乗せました。そして注文した客に向かってグルクンを見せ、「この大きさで〇〇円、いいですか」と確認したのです。この光景を見て、ここは健全で良心的な商売をする店だと確信しました。

注文したのは刺身盛り合わせ、うっちゃん豆腐、アーサの天麩羅です。品書きの一番頭を飾る刺盛りは700円という安さで、看板となる奉仕品かと思ったのですが、他のどの料理も安くて盛りも多く、味も上々です。
この内容に加えて立地も良いのだからかなりの人気店ではないかと思われるところですが、その通りです。そうなると気になるのは予約必須なのではないか、一人で入りにくいのではないかという点ですが、それがそうではないのです。まず、この店は予約は18時半までしか取らないのです。カウンターは13席と十分に長く、さらに主人が二人連れ以上はなるべく座敷に通しているのです。二人連れだとカウンターを希望する人も少なくないのですが、これを断って座敷に通している。この事からも、一人客も大事にするという店側の明確な方針が見て取れます。これは非常にありがたいことです。
実際のところ、18時過ぎに入ったのですが、カウンターには二つの空席があってそこに着き、次の一人客がやって来たのは約40分後です。その前に一人出て行ったので空席は一つに保たれ、程なくして私が退店して空席が二つになりました。埋まりそうで埋まらない絶妙の按排です。去り際に店の人に訊いたのですが、一人の方は何時に来ても何とかなると心強い言葉が返ってきました。そして会計は生ビール一杯に泡盛二合、刺盛り、うっちゃん豆腐、アーサ天麩羅で3,500円でした。秀逸です。

そしてもう一つ大事な事があります。それは、次にまた来たいという気持ちを抱いたことです。一人酒の場合はあれこれ沢山の料理を注文することが出来ません。今日食べられなかったてびちを是非食べてみたいのをはじめ、次回来た際に試してみたい組み立てが早くも頭の中に出来上がって、既に楽しみです。こういう気持ちを抱かせるという事実こそが名店たる証でしょう。
カウンターには独酌の先客が数人いました。私の隣りの先輩は一目でそれと分かる地元の常連で、泡盛のキープボトルは何と一升瓶でした。次にもう一度訪ねてみて、やはり着席の心配がないようなら私も泡盛一升を入れる可能性が高いです。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する