

いよいよ真打ちの登場です。1号店の屋宜原店にやって来ました。さっきの泡瀬店で敢えて昼食にしなかったのは、こちらでゆっくり食べたかったらに他なりません。開店は何と昭和38年。返還前のことであり、モスや国内のマクドナルドよりも歴史が古いのです。


この店は素晴らしいです。建物および調度の殆どが当時からの物で、古く使い込まれた味わいは何物にも代え難いものがあります。そして敷地がとにかく広いのも特徴です。これは良くも悪くもということであり、広大な敷地をいまひとつ合理的に使い切っていないというか、緩さがあるのです。しかしその大らかさがまた良いです。


交通量の多い国道329号沿いの丘の中腹という絶好の立地なのですが、その割には存在感がありません。これはとにかく敷地が広く店が少し奥まった位置にあることと、もう一つ、看板をはじめ全てが古く、寂れた雰囲気があるのが理由です。しかし実際には寂れているどころか盛況です。皆がこの店の存在を当たり前のように知っているからでしょう。
敷地の広さの割には店内がさほど広くないのも面白いところです。ドライブインの利用を前提にしているのでしょう。敷地の真ん中に浮き島のように店舗が建ち、その周りをドライブインが囲んでいる様も味わいがあります。

にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。