
本日は高良食堂に昼を食べにやって来ました。ルビーや三笠と並んで那覇に来たなら一度はおさえておきたい店ですが、ここにきて漸く出番が回って来ました。静かな住宅街の路地裏に建ち、地元客だけで盛況の様が素晴らしいです。

中に入るとすぐに券売機がありますが、その周りに無数の品書きが貼り付けられています。即決するのは不可能ですが、すぐに後ろに人が来てしまうのでいつまでも迷っているわけにもいきません。本当にこれが最良の選択だったのだろうか、と疑問を抱きつつ席に着くのはこの店ではむしろ当たり前のことです。その中から今回は手堅くそばセットを注文しました。セットとはいっても牛丼にカツ丼、魚フライ等々、様々な料理の中からそばの相方を選べるのです。カツ丼を所望しました。

そばはなかなか個性的です。丼の底が見える程に透き通った薄味の出汁は沖縄そばには珍しいです。麺はコシのあるやや幅広の麺。最大の特徴は鶏肉が乗っていることで、鶏の脂が出汁に旨味を与えているところは北九州のかしわうどんを彷彿とさせます。そばだけでもやっていけるのではないかという美味さです。
沖縄のカツ丼は人参などいろいろな具が入るのが特徴ですが、この店のカツ丼は野菜は玉葱のみという簡潔なものです。薄ぼんやりとした味わいで、特に美味とは思えません。しかし卓上に置かれたコーレーグースや七味唐辛子で味を整えればなかなかいけます。600円でこの食べ応えですから実に良心的です。
それよりも何よりも、地元客が引きも切らず活気のある店内の雰囲気が秀逸で、多少の味の至らなさは些細な事に思えてきます。八年振りの再訪となったわけですが、沖縄の食堂万歳と言いたくなる名店は何もかもそのままでした。いつまでも変わらずに在って欲しいと願わずにはいられません。宿から歩いて十分程、訪問が遅くなったことを後悔しています。

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この記事へのコメント
ビートさんこんにちは。
満を持しての高良食堂の登場に興奮を禁じえません(笑)
高良食堂は僕が沖縄に滞在していた時の常宿にしていたBASEに近かったこともあり随分通った思い出があります。
こちらの特徴は今回の記事にもある通りメニューの豊富さもありますが、中でも特筆すべきなのがソーキそばの出てくる速さでもあります。
それはとても凄まじくまるで注文する前から用意していたんじゃないかと言う位で例えるとF1のピット作業のような感じです、もし再訪されるのであればそれを体験されるのも一興かもしれません。
そして次はいよいよ波布食堂ですね(笑)
満を持しての高良食堂の登場に興奮を禁じえません(笑)
高良食堂は僕が沖縄に滞在していた時の常宿にしていたBASEに近かったこともあり随分通った思い出があります。
こちらの特徴は今回の記事にもある通りメニューの豊富さもありますが、中でも特筆すべきなのがソーキそばの出てくる速さでもあります。
それはとても凄まじくまるで注文する前から用意していたんじゃないかと言う位で例えるとF1のピット作業のような感じです、もし再訪されるのであればそれを体験されるのも一興かもしれません。
そして次はいよいよ波布食堂ですね(笑)