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高速船の魅力を語ればきりがありません。昨日までの三日間、私は熱狂していました。それは本来離島へ行くための手段である筈のこの高速船への乗船だけを切り取って考えても十分に魅力的であり、それどころか下手をすると島に居る時間よりも高速船に乗っている時間の方が旅情を感じられることすらある程です。

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船首の部分に段ボール箱や生ビールの樽が積まれ、それを受け渡す作業が秀逸だと言いました。しかし荷物が積まれるのはそこだけではありません。強烈な日差しの下に晒すのはよろしくない物もあるし、破損しやすい物だってあります。それらは船内に持ち込まれることになります。小さな段ボール、酒瓶、ゴルフクラブ、瓶ビールの入ったケースにスーパーで夜のおかずでも買ったのではないかという小さなビニール袋まで、様々ですが、面白いのはその扱いです。

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船内には特に荷物を置く場所として作られたところはありません。しかしちょっとした空きの空間は沢山あります。荷物を持ち込む人は皆、その場その場で具合の良さそうな場所を見付けて荷物を置いていくのです。それはまるで毎度目の前で新たに切られたジグソーパズルをはめていく作業を見ているようで、全く飽きません。そして船員による荷物の管理もほぼ全く行われていません。スーパーのビニール袋などはマジックで乱暴に名前が書かれているだけです。これが船室に乗っている人が自ら携えている物ならばいいのですが、それだけではなく船を介して石垣島の人から離島の人へ渡される物がとても多いのです。
数が多くない上に、送る方も受け取る方もそして船員も、皆が互いに分かっているのを前提にしているからこうして無造作に名前が書かれただけの物、場合によっては記名すらないものでもきちんと渡るのです。これがもし東京だったなら全ての荷物に番号なりが付され、送り手と受け手の双方に控えが手渡され、その管理の下でなければたとえ目の前に見慣れた自分の荷物があったとしても勝手に受け取ることは許されないでしょう。しかしそんなものは必要ないのです。

離島の静かな桟橋で荷物をそれぞれの台車に積んでいく島の人の素早さを見ていれば、その事がよく分かります。きっと全ての荷物を一瞥すれば、自分の物以外についても、石垣島の誰さんからうちの誰さんに何が渡されたか、それが分かってしまうのでしょう。離島の暮らしぶりというものがこの光景に凝縮されています。
宮古島と石垣島の共通点や違いについて何度も述べてきました。言うまでもない事ですが、最大の違いは石垣島はこうして船によって多くの島と結ばれていることです。宮古島にも属島がいくつもありますが、全てが橋で繋がったことによってこの違いがより際立ちました。八重山という海洋国の中枢たる佇まいこそが、石垣島の石垣島たる所以です。そしてそれを最も強烈に感じられるのが、離島ターミナルそして毎日慌しく行き交う高速船に他ならないのです。

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