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竹富島の旅の振り返りの続きです。夜に島では数少ない居酒屋使いが出来る店に行ったと言いましたが、ここで酷い目に遭ったのです。店は半分が屋内の席、むろん冷房が効いています。そして半分が半屋外の席でした。こちらは扇風機があるだけです。そして私が通されたのが暑い屋外の席だったのです。ここで話は当日の昼に遡ります。

もとより集落をくまなく歩き回ることが目的でしたから、昼にこの店に直接足を運んで予約を申し出たのです。その時にこの席の構造を見たのです。そこで、自分はひどい暑がりだから涼しい席を頼むと伝えたのです。それがいざ行ってみるとこの有様。しかも、屋外の席でも一番外の席は風が少しは通り、奥側の席は扇風機の風が当たっていますが、私の席は壁の上部に固定された扇風機の風すら届かない、一番暑い席だったのです。
面と向かって目を見て頼んだ事がこうもあっさりと反故にされるとは。それも僅か半日前に伝えたことです。こんなことが考えられますか。少なくとも私にはそんな酷いことは出来ない。屋内の席が空いていたなら移ればいいだけの話ですが、よりにもよって既に全て埋まっていました。これがもし東京だったなら店員を責め、抗議していたでしょう。或いは無言で席を立って別の店へ移るかです。しかしここでは他に選択肢はなく、ここで飲み食いするしかないのです。何という弱い立場、何という不本意か。
さらには団扇がないかと訊ねるとない、団扇の代わりになる物でもいいと言ってもないと、不誠実を重ねるような返答です。腹が立った私は冊子状になっている品書きが痛むのを構わずにそれでばたばたと乱暴に扇ぎました。それでも暑くて仕方がありません。折角シャワーを浴びたばかりだというのに、一泊分の荷物しか持っていないからもう着替えがないのに、汗がだらだら流れて止まりません。

他人の不手際や不誠実をどこまで許すのか、そんな事を考えさせられました。それによって多少の時間を食ったとか、僅かばかりに出費が増えたとか、その程度だったならいちいち目くじらを立てるのも大人げありません。そして沖縄に長いこといるからか、より物腰が寛容になったように自分でも思えます。しかしこの時ばかりは不愉快な気持ちが収まりませんでした。身体的な苦痛を強いられたのだから当然です。
後半になって屋内席の一つが空いたところで漸く移ることが出来ました。しかし時既に遅しです。酒肴は実に良い店でした。生ビールは管理、ジョッキの冷やし具合、注ぎ方が完璧でたいへん美味しく、料理もどれも良かった。小さな離島でこの質は天晴れです。これでもし内容が悪かったなら不満が爆発していたでしょうね。そしてたいへん残念ながら、竹富島の人に対して不信感を持つ結果となってしまいました。

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コメント
この記事へのコメント
ビートさんこんにちは。

大分災難にあったようで心中お察し致します。

記事にあるように確かにこのような事案は寛容にすませるか糾弾するかの線引きは難しいかもしれませんね。

沖縄本島に代表されるようにうちなー時間等の寛容な心は沖縄ならではだと思いますし内地特に東京等の一分一秒の遅延も許さないようなギスギスした空気は個人的には好まない所です。

ただ暑さが苦手なビートさんが涼しい所を予約したところが反故にされて暑い席に通されてしまったと言うのが不幸の極みだったかもしれないですね。

2018/07/04(水) 20:12 | URL | トミー #-[ 編集]
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