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空白の一週間がこのような天気なのはむしろ歓迎したいくらいで、こうなればやる事といえば読書です。美ら宿石垣島の本棚の揃えは前述の通りただ雑多でしかありません。残念ながら悪い意味でです。背表紙の書名をつぶさに見ていっても、一目でこれだと思えるものと出会えません。前出の「沖縄の心を求めて」に続いてその中から最初に選んだのが、又吉直樹著「火花」でした。
現役のお笑い芸人が書き、尚且つ芥川賞を獲ったということで当時大いに話題になりましたが、私は歯牙にもかけませんでした。しかしこれは愚かな間違いでした。純粋に良かったです。その次に三島由紀夫著「午後の曳航」を読みました。三島作品など読むのは中学生の時以来ではないでしょうか。「潮騒」でも「金閣寺」でもなく、恐らく読んだことがなかったであろう作品だったのもよかったです。
そしてその次、さっき読み終えたのが西加奈子著「舞台」です。これは文体が軽いので昨日だけで半分、そして今日残りの半分を読んでしまいました。少々勿体ない気もしますが、この作品の主人公が太宰治に傾倒しているのです。こういう襷は助かる、と思いもう一度本棚に歩み寄ると、果たして「津軽」がありました。次に読むものが自動的に決まったのはありがたいです。

さて、恰好の暇潰しとしてこれらの作品の感想を丁寧に書いていこうかとも思いましたが、やめました。このブログの本流から外れ過ぎるというのもさることながら、自分に小説の書評を書く能力などないことを思い知ったからです。
もともと私は小説を読むことがそれ程好きではありません。事実がそのまま書かれたものの方が圧倒的に好きなのです。事実より鋭く鮮やかに人生の真実を映し出す虚構よりも、平凡で退屈な事実の方が私にとっては魅力的です。それは自身の旅の志向と根のところで通じているような気がします。だからたとえば、他の人の旅ブログの「昨日と全く同じものを食べている」といった記述には、どんな小説の名作の中の名文も敵わないのです。
まあ、だからこそたまに敢えて小説を読むのも面白いのですが。明日の天気は予報を見る限りでははっきりせず、読めません。また天気が悪いようなら引き続き読書三昧の日となりそうです。

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