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福岡名酒場案内に載っている店を中心に新規開拓をすることと、馴染みの良い店を着実に味わうこと、これらをバランス良く並行していくのが目下の方針です。本来ならば今日は新規開拓の順番なのですが、こちらでは店舗がごく限られる三菱UFJ銀行と福岡中央郵便局に行く用事がありました。時間も遅く、こうなると渡辺通りをわざわざ渡って大名へ、という気にはなれません。おまけに疲れていて眠いという事情もありました。そこで先週に続いて手堅くやすを訪ねるという顛末です。

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中に入ると、手前の卓が丸々空いていて不都合はないものの、賑やかな宴会が行われているところでした。しまったこれは間が悪かったと後悔しました。私はとにかく無音で静かなのが好きで、騒々しいのは嫌なのです。これが一見の店だったら即座に退去するのですが、顔ではそうもいきません。
ところが席に着いて最初の生ビールを飲んでいると、思いがけない展開となりました。忘年会と思しき宴会に興じていた面々が立ち上がって手締めを始めたのですが、これが掛け声、間の取り方ともに聞いたこともない独特のものです。これが噂に聞きし博多手一本なのでしょう。間が悪いどころか実に良いものが見られました。宴会とかち合うのもあながち悪い事ばかりでもないと思うとともに、大好きな福岡の町で冬が越せる喜びを改めて噛み締めることとなったのです。

一方で、これとは対照的な興味深い発見がありました。初めてこの店の締め鯖を食べたのですが、締め具合や塩加減もやや強めの江戸前風なのです。私はどちらかというと上方のきずしのように浅締めの方が好きで、特に鮮度の良いネタだけにここまで締めてしまうのは勿体ないと思ってしまうのです。そういえば今更ですが、やすでは甘い醤油は使わないし惣菜の味付けもやや濃いめです。立地や店内の佇まい、客層など、これぞ博多と実感できるこの店ですが、この点だけ博多らしくないと言えます。まだまだ奥が深いようです。

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