即時更新でお届けする、日本一周の旅実況中継

 | ホーム | 

DSC01738.jpg
豊かな水を湛える大橋川に沿って歩き、やがて橋の向こうに目指す看板が見えてくる。これだけでも松江の旅情を感じるに十分ですが、そこに待つのがとびきりの名店となれば尚のことです。教祖の古い推奨店であるやまいちから始めます。八時ちょうどに暖簾をくぐると、カウンターは手前の三席のみが空き、小上がりの三卓も埋まっています。平日ながら流石の盛況です。威勢の良いおばちゃん二人によるあしらいは初めはやや乱暴にも感じられますが、細かいところまで見逃さず世話を焼いてくれるのが段々心地好くなってきます。
生ビールはエビスでたいへん美味。刺盛りを待つ間に何かつまむかと勧められ、見ればカウンターの上には大皿が三つ。筍の煮物とおひたし、亀の手です。折角だから余所ではなかなか食べられないものを頼む一手です。その名の通りのやや不気味な外見からは想像できない美味でした。刺身にも満足したのですが、この後失敗をしてしまいました。肉豆腐を注文したところ、想像とはまるで違ったものが出てきたのです。
私の思い描いていた肉豆腐とは、東京の居酒屋によくある、煮込みに豆腐が少々入った小鉢です。ところがここやまいちの肉豆腐は、ありとあらゆる具材が入ったすき焼きのようなものだったのです。そこまではいいのですが、とにかく量が多過ぎました。これを朝食のおかずにするなら五日分は取れそうです。味付けも濃いめの甘辛で、これでもう打ち止め。真打ちのしじみ汁まで辿り着けませんでした。

これは少々残念でしたが、ここで思わぬ出会いがありました。つい最近福岡に転居したばかりだという若者が私の後に独酌で入って来て、隣りに座ったのです。福岡のおすすめの居酒屋を二、三紹介するとたいへん喜んでくれて、もっと何軒でも教えてくれと言います。松江の夜の居酒屋のカウンターで懐かしい福岡の話ができるとは、こちらにとっても不思議でありながら嬉しい時間でした。この場を借りて御礼を申し上げます。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

日本一周 ブログランキングへ
 ↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する