
一軒目に訪ねたのがこの店でした。結論を先に言いますと、文句なしの素晴らしい内容、ただし会計もかなりのもので、総合的にそこまで高い評価は出来ません。
生ビールはクラシック。管理が丁寧でたいへん美味です。肴はまずは枝豆から。普段店では枝豆は食べないのですが、十勝産の文字が目に留まり試してみることにしました。小粒ながらしっかり詰まった密度の高い歯応え、味ともに素晴らしいものでした。続いて来た刺盛りが凄かった。これ程美味な刺身の盛り合わせをこれまで食べたことがあっただろうかと思った程で、鮮度も仕事も完璧です。中でも感心したのが雲丹と真烏賊で、一切の誤魔化しが利かないこれらのネタも文句なしなのです。烏賊のゴロは秀逸でした。それから椴法華産という根ボッケを半身で焼いてもらいました。これの美味さについてもう語るまでもないでしょう。
これだけのものを出されてそれなりの会計になることを覚悟してはいましたが、八千円超えは予想を超えていました。生ビールの後に酒を三杯飲んだのですが、日本酒に似合わないグラスに六分程、恐らく正一合に満たないと思われる量を注がれるのも色々な意味で感心しませんでした。散財を覚悟で本当に美味いものを食べたい。そういう日に行けば満足出来るでしょうが、とても日参出来る店ではありません。もう少し安く同じ満足が得られる店が、探しに探せばきっとある筈です。

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