
初めは豚丼のはしごを考えていました。しかしよく考えるとそれでは印象がぼやけてしまいます。そして十勝では他にも食べねばならないものがあります。ならば同日にはそれらを一つずついただいた方がいいでしょう。直球とスライダーはそれぞれ交互に投げてこそ威力を発揮するのです。
前回学んだのは、外国人観光客が大挙する帯広駅近くのまちなか店だけは訪ねてはいけないということです。地元客ばかりの他の店舗は何処でもほぼ同じと言えます。今回はみなみ野店にしました。席に着いて注文をすると、直後に入ってきた主婦と思しき若い女性がインデアンルーのみ四人前を持ち帰りで買っていきました。素晴らしい光景です。

前回もう一つ学んだのは、三種類あるルーと具材の組み合わせについて、店側が提唱しているものが必ずしも的を射てはいないということです。良い意味で特徴のないインデアンルーに対して、私がより好きなのがベーシックルー。とろみがあり、香辛料の香りが前面に出て、玉葱が入る昔ながらの洋食屋風です。少なくともハンバーグカレーにはインデアンルーよりもこのベーシックルーの方が合うと思っていたのですが、やはりその通りの素晴らしい取り合わせです。
そして感心するのは提供の早さです。店内用も持ち帰り用も、恐るべき早さで目の前に出されます。美味くて、安くて、提供も早い。具材とルーの色々な組み合わせも楽しめる。地元に根差し市民に深く愛されるこれが帯広の味。次回の狙いはインデアンカツです。

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