※関連記事:持ち物の紹介(調理・飲食編)
持ち物の紹介(生活用品編)
日本一周に持っていく全ての持ち物を紹介していきます。第一弾は野営編ですが、その前に得意の(?)前口上を。
私は前回の日本一周と、それ以外にも無数の旅の経験があります。バイクにテントを積んで、という形の旅も、これまでに何十回やってきたか数え切れません。だから、持ち物の選定には絶対の自信があります。
手前味噌、自己満足もいいところで、こんな事を自分で言うのは野暮の極みというものでしょう。しかし、これから紹介していく旅の持ち物は、持っていったはいいが使わなくて無用の長物になるような物は一つも無いし、持っていかなかったがために不便な思いをするという不足も一つもありません。
(むろん緊急のための工具や薬など、使わないに越したことはない物は別です)
もし今後日本一周を目指す方の参考になるようなことがあるならば、望外の幸せであります。
さあ前置きはこのくらいにして参りましょう。野営道具を紹介していきます。
テント(モンベル・クロノスドーム2型)
テント下用ドカシー
銀シート
寝袋(モンベル・バロウバッグ#5)
寝袋(予備)
エアマット(スノーピーク・インフレータブルマット マウンテンL)
ランタン(ジェントス・SOL144-S)
★椅子
★ストーブ(スノーピーク・ギガパワーデルタポッド)
★ユニフレームの風防
★飯盒と食器類
ガスカートリッジ
(★印は前回の日本一周から引き続き使う同じ物)
具体的な商品名を書いたり書かなかったりという一貫性の無さ(笑)

まずはテントです。モンベルのクロノスドーム2型。この超有名、超人気テント、所有していなくとも知っているという方も多いでしょう。素晴らしいテントなのですが、この人気ぶりが唯一にして最大の欠点だとも言えます。たとえば夏の北海道など、旅人が多く集まる所へ行けばこのテントを二つ三つと見かけることも珍しくありません。私のように天の邪鬼で大勢嫌いの人間にとって、これは欠点でしかないのです。
特に私の使っている初期型の水色は本当に数が多く、困ったものです。
だから、購入にあたってはかなり迷いました。しかし、他に使っている人が多くいるのを承知でこれに決めた決定的な美点があったのです。

それがこちら。このテントは背面が非常に大きく開くのです。ここまで大きく開くテントは珍しいです。入り口側もあわせて、殆どをメッシュ状に出来ます。無類の暑がりの私にとってはこれが本当に有り難いのです。背面の開口部がごく小さいテントも結構あるのですが、私にはそういうのはとても無理ですね。
てらいの無い十字フレームのドームテントで、インナーは吊り下げ式。慣れれば三分で設営出来ます。

中央のソケットのお陰で二本のフレームが強制的に直角に交わるように出来ています。これによってフレームが外側に張り出すような形に、良い意味で歪みます。そしてテントの壁面が垂直に近い形になるので、中は寸法以上に広く感じられます。

独特のずんぐりした姿がこれをよく表しています。複雑な機構や高価な部品を使わずに、ソケット一つでこれを実現した発想は素晴らしいです。モンベル製品の基本的な造りの良さ、品質の高さは言わずもがな。それでいて二万円台前半という安さなのですから、大人気も当然、仕方のないことでしょう。

テントの中にはこんな物が吊り下げてあります。麻の紐と、その先に小さなS字フックです。

対角線上の位置にこうして引っ掛けます。

すると、タオルが干せるというわけです。

続いてお馴染みの青いドカシーです。テント専用のグラウンドシートも売られているのですが、私はドカシー派です。
それなりに嵩張りますが、その代わりにこれをテント下に敷けば寝心地はかなり良くなります。多少の凹凸や小石がある所でも気にならないし、何よりテントの底面が傷付くのを防いでテントの寿命を延ばしてくれます。また、地面からの冷気や湿気も遮断してくれます。

そしてこれはテント下に敷くだけではありません。このようにテントを巻いてバイクに積むのです。こうすれば雨の中を走ってもテントが濡れることはありません。まさに一石二鳥です。

このように予めテント底面の形に合わせて切ってあります。

続いて銀シートです。百均で売られている、ぺらぺらに薄いものです。これをどう使うかというと…

このようにテントの足の側に敷くのです。この部分が冷えたり湿っぽくなってしまうのはドーム型テントの構造的な弱点なのです。テントの底面全体を覆う大きさのものを用意するのも一つの手ですが、そこまで大きな物はなかなか売られていないし、嵩張ってきます。このように足の部分にだけ敷ければ十分です。
また、長旅ではテントの中に籠って飲食するという場面が必ずあります。その際にはこれを食卓の下に敷いて、悲しい事故が起こるのを未然に防ぎます。

寝袋とエアマットですが、これらについては先日の記事で詳しく書いたのでここでは省略します。

今回は三月中と出発が早いので、旅の序盤に限って念のために予備の寝袋を持っていきます。マミー型寝袋二枚重ねとなれば、よもや寒さに凍えることはないでしょう。一回くらいは出番があるでしょうか。暖かくなってきたら実家に送ってしまいます。

ランタンについてもここでは省きます。よろしければこちらの記事を参照して下さい。


次に椅子です。前回の日本一周でも持っていった物です。キャンプ用の椅子としてはありふれた物です。

背面にポケットが付いていて、座っている間は収納袋をこうして入れておけるのが気に入っています。

ストーブです。これも前回の日本一周の時と同じ物を引き続き持っていきます。ガスカートリッジの上部にそのまま固定する物よりも、私はこういう分離型の方が好きです。安定感がまるで違います。そしてカニ型ロボットのような外見が最高です(笑)

お馴染みのユニフレームの風防です。これも長いこと使っているので油まみれです。
余談ですが、この手の風防を風がある時だけ使っている方を見かけますが、これは常に使った方がいいです。効率が良くなり、ガスの消費量を抑えられます。

飯盒と食器類は前回の日本一周どころか、二十年選手です。相当に使い込んでいて表面の凹凸も目立ちますが、まだ十分に使えます。
食器は深皿二枚と薄い皿が一枚。私はこれで十分に事足ります。薄い皿は、むしろ深皿で湯を沸かす時の蓋として使うことが殆どです。

これらは飯盒の中にこのようにきれいに収まります。ここには写っていませんが、あとはスプーンがここに加わります。

あとはガスカートリッジです。

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持ち物の紹介(生活用品編)
日本一周に持っていく全ての持ち物を紹介していきます。第一弾は野営編ですが、その前に得意の(?)前口上を。
私は前回の日本一周と、それ以外にも無数の旅の経験があります。バイクにテントを積んで、という形の旅も、これまでに何十回やってきたか数え切れません。だから、持ち物の選定には絶対の自信があります。
手前味噌、自己満足もいいところで、こんな事を自分で言うのは野暮の極みというものでしょう。しかし、これから紹介していく旅の持ち物は、持っていったはいいが使わなくて無用の長物になるような物は一つも無いし、持っていかなかったがために不便な思いをするという不足も一つもありません。
(むろん緊急のための工具や薬など、使わないに越したことはない物は別です)
もし今後日本一周を目指す方の参考になるようなことがあるならば、望外の幸せであります。
さあ前置きはこのくらいにして参りましょう。野営道具を紹介していきます。
テント(モンベル・クロノスドーム2型)
テント下用ドカシー
銀シート
寝袋(モンベル・バロウバッグ#5)
寝袋(予備)
エアマット(スノーピーク・インフレータブルマット マウンテンL)
ランタン(ジェントス・SOL144-S)
★椅子
★ストーブ(スノーピーク・ギガパワーデルタポッド)
★ユニフレームの風防
★飯盒と食器類
ガスカートリッジ
(★印は前回の日本一周から引き続き使う同じ物)
具体的な商品名を書いたり書かなかったりという一貫性の無さ(笑)

まずはテントです。モンベルのクロノスドーム2型。この超有名、超人気テント、所有していなくとも知っているという方も多いでしょう。素晴らしいテントなのですが、この人気ぶりが唯一にして最大の欠点だとも言えます。たとえば夏の北海道など、旅人が多く集まる所へ行けばこのテントを二つ三つと見かけることも珍しくありません。私のように天の邪鬼で大勢嫌いの人間にとって、これは欠点でしかないのです。
特に私の使っている初期型の水色は本当に数が多く、困ったものです。
だから、購入にあたってはかなり迷いました。しかし、他に使っている人が多くいるのを承知でこれに決めた決定的な美点があったのです。

それがこちら。このテントは背面が非常に大きく開くのです。ここまで大きく開くテントは珍しいです。入り口側もあわせて、殆どをメッシュ状に出来ます。無類の暑がりの私にとってはこれが本当に有り難いのです。背面の開口部がごく小さいテントも結構あるのですが、私にはそういうのはとても無理ですね。
てらいの無い十字フレームのドームテントで、インナーは吊り下げ式。慣れれば三分で設営出来ます。

中央のソケットのお陰で二本のフレームが強制的に直角に交わるように出来ています。これによってフレームが外側に張り出すような形に、良い意味で歪みます。そしてテントの壁面が垂直に近い形になるので、中は寸法以上に広く感じられます。

独特のずんぐりした姿がこれをよく表しています。複雑な機構や高価な部品を使わずに、ソケット一つでこれを実現した発想は素晴らしいです。モンベル製品の基本的な造りの良さ、品質の高さは言わずもがな。それでいて二万円台前半という安さなのですから、大人気も当然、仕方のないことでしょう。

テントの中にはこんな物が吊り下げてあります。麻の紐と、その先に小さなS字フックです。

対角線上の位置にこうして引っ掛けます。

すると、タオルが干せるというわけです。

続いてお馴染みの青いドカシーです。テント専用のグラウンドシートも売られているのですが、私はドカシー派です。
それなりに嵩張りますが、その代わりにこれをテント下に敷けば寝心地はかなり良くなります。多少の凹凸や小石がある所でも気にならないし、何よりテントの底面が傷付くのを防いでテントの寿命を延ばしてくれます。また、地面からの冷気や湿気も遮断してくれます。

そしてこれはテント下に敷くだけではありません。このようにテントを巻いてバイクに積むのです。こうすれば雨の中を走ってもテントが濡れることはありません。まさに一石二鳥です。

このように予めテント底面の形に合わせて切ってあります。

続いて銀シートです。百均で売られている、ぺらぺらに薄いものです。これをどう使うかというと…

このようにテントの足の側に敷くのです。この部分が冷えたり湿っぽくなってしまうのはドーム型テントの構造的な弱点なのです。テントの底面全体を覆う大きさのものを用意するのも一つの手ですが、そこまで大きな物はなかなか売られていないし、嵩張ってきます。このように足の部分にだけ敷ければ十分です。
また、長旅ではテントの中に籠って飲食するという場面が必ずあります。その際にはこれを食卓の下に敷いて、悲しい事故が起こるのを未然に防ぎます。

寝袋とエアマットですが、これらについては先日の記事で詳しく書いたのでここでは省略します。

今回は三月中と出発が早いので、旅の序盤に限って念のために予備の寝袋を持っていきます。マミー型寝袋二枚重ねとなれば、よもや寒さに凍えることはないでしょう。一回くらいは出番があるでしょうか。暖かくなってきたら実家に送ってしまいます。

ランタンについてもここでは省きます。よろしければこちらの記事を参照して下さい。


次に椅子です。前回の日本一周でも持っていった物です。キャンプ用の椅子としてはありふれた物です。

背面にポケットが付いていて、座っている間は収納袋をこうして入れておけるのが気に入っています。

ストーブです。これも前回の日本一周の時と同じ物を引き続き持っていきます。ガスカートリッジの上部にそのまま固定する物よりも、私はこういう分離型の方が好きです。安定感がまるで違います。そしてカニ型ロボットのような外見が最高です(笑)

お馴染みのユニフレームの風防です。これも長いこと使っているので油まみれです。
余談ですが、この手の風防を風がある時だけ使っている方を見かけますが、これは常に使った方がいいです。効率が良くなり、ガスの消費量を抑えられます。

飯盒と食器類は前回の日本一周どころか、二十年選手です。相当に使い込んでいて表面の凹凸も目立ちますが、まだ十分に使えます。
食器は深皿二枚と薄い皿が一枚。私はこれで十分に事足ります。薄い皿は、むしろ深皿で湯を沸かす時の蓋として使うことが殆どです。

これらは飯盒の中にこのようにきれいに収まります。ここには写っていませんが、あとはスプーンがここに加わります。

あとはガスカートリッジです。

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この記事へのコメント
ビートさん旅準備お疲れ様です。
テント内での食事の悲しい事故と言う一文を見て不謹慎ながら爆笑してしまいました。
キムチ鍋事件はその筋では有名な事件でありまさに悲劇だったと言えるかもしれないですね。
僕は幸いその教訓を生かしてテント内での食事には細心の注意を払ったので悲劇を回避することが出来ました。
5番の寝袋ですが確かに晩秋や早春での使用では少々寒い場面もあるかもしれませんが予備の寝袋があれば磐石ですし使い分けが出来ていいですね。
個人的には3番の寝袋で10度位までだったら快適に寝られる位の感じです。
テント内での食事の悲しい事故と言う一文を見て不謹慎ながら爆笑してしまいました。
キムチ鍋事件はその筋では有名な事件でありまさに悲劇だったと言えるかもしれないですね。
僕は幸いその教訓を生かしてテント内での食事には細心の注意を払ったので悲劇を回避することが出来ました。
5番の寝袋ですが確かに晩秋や早春での使用では少々寒い場面もあるかもしれませんが予備の寝袋があれば磐石ですし使い分けが出来ていいですね。
個人的には3番の寝袋で10度位までだったら快適に寝られる位の感じです。
トミーさん>
テント内事故の件はどうもトミーさんの笑いのツボにはまっているみたいですね(笑)
寝袋については対応温度が公開されているものの、やはり実際に自分で使ってみないと分からないですからね。今回は出発時期が早めなので念のために予備を持っていきます。マミー型二枚重ねだと却って暑い思いをするかも知れませんが。
テント内事故の件はどうもトミーさんの笑いのツボにはまっているみたいですね(笑)
寝袋については対応温度が公開されているものの、やはり実際に自分で使ってみないと分からないですからね。今回は出発時期が早めなので念のために予備を持っていきます。マミー型二枚重ねだと却って暑い思いをするかも知れませんが。
2017/03/10(金) 09:57 | URL | ビート #-[ 編集]