
定刻通りにフェリーが出港しました。周囲をぐるりと山に囲まれた景色は北海道では他にないものです。山といっても小高い丘という程度のもので、その中腹まで明かりがあるのも良い眺めです。ただしその明かりはまばらで、煌びやかな夜景というよりは寂しさを感じさせます。住宅よりも工場の明かりが主であることも理由でしょうか。何れにせよ室蘭らしい景色です。



夜の明かりの下でもはっきり見える程に工場の煙突から吐き出される煙がたなびいています。その隣りは巨大な造船所です。圧巻は言うまでもなく白鳥大橋の下をくぐるところです。線の細い優美な姿は吊り橋ならではのもので、ライトアップが白い光だけというのも実に好感が持てます。その白鳥大橋を過ぎると呆気ないくらい明かりが途絶え、先には暗闇しかありません。室蘭ならではの個性ある、絶景の出港です。

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