
京都駅前から5系統のバスに四十分も揺られて漸く次に着きました。四条烏丸、四条河原町と京都のど真ん中を通るので、混雑でなかなか進まず時間がかかります。地下鉄ならばずっと早く着いていたのでしょうが、それでは景色が見えないので、これはこれでよいのです。下車したのは南禅寺・永観堂停留所、ここから五分程歩き、やって来たのは蹴上インクラインです。





壮観な眺めです。一般的な鉄道に比べると遥かに軌間が広い複線のレールが、一定の片勾配でどこまでも真っ直ぐ上っていきます。中腹にはかつての台車とそれに載せて運ばれた船が保存されています。台車はトラス橋梁のような姿をしたいかついもので、これに船ごと載せて引き上げるという大胆な発想が凄いです。琵琶湖疏水がいかに大事業で、そして不可欠なものであったかを物語ります。インクラインと平行して今でも勢いよく水が流れているのが印象的です。

にほんブログ村

日本一周ブログランキングへ
↑ ランキングに参加しています。よろしければ二つのバナーをクリックして頂けると幸いです。ご協力をお願い致します。