
無事に福岡に帰り着いて、最初に暖簾をくぐるのはこの店しかありません。中に入ると目配せで言葉少なめの馴染みの挨拶をしてくれました。何という居心地の良さでしょう。
初めの生ビールを一口飲んで、一息ついて改めてゆっくり店内を見渡します。壁を埋め尽くすのは博多祇園山笠の写真や版画など。美味な胡麻鯵をつつきながらそれらを眺め、福岡に戻って来た実感が改めてしみじみと湧いてきました。今日何より大切だった事です。閉店間際の訪問ではないのに、無言で一皿振舞いを受けました。帰着の報告と、数日後からこちらに住む報告をしました。福岡にいる限り、この店には定期的に通い続けるでしょう。そう思わせる店があるのは幸せな事です。そして来年こそは山笠を控えてざわついていく店の雰囲気を味わえそうです。

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