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噂に違わぬ良い店でした。感動するような美味というわけではありません。しかし、庶民的な飲み屋であろうとする意志が貫かれていて、それが素晴らしいのです。暖簾をくぐると正面に二十五席はあろうかという長大なコの字カウンター。奥に卓が幾つかあります。主役はおでんで大きな舟が目の前ですが、その他にも一通りの肴が揃います。が、徒に品数が多いわけではなく適切です。平日の午前中ながら盛況で、次々と来客がありますが、飲まずに食事だけをする人が三割くらいでしょうか。

驚いたのは老婆が一人で入って来たことです。きれいに化粧をして、被っていた帽子をとり、背筋を伸ばしておでんを幾つかと茶だけで短い時間で出て行きました。これだけでも金沢が洗練された都会だと分かります。それが象徴するように、様々な客層が同居しつつも違和感が全くない様が実に健全です。駅の中の土産物家街、食堂街という立地とはとても思えない程に雰囲気がこなれているのも偶然ではないでしょう。立地が良過ぎるとそれだけで益体もない店との先入観を持ちがちですが、それを覆すという点で千日前の「初霞」に似ています。

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二軒目へ移行します。割烹然とした店が多い一方で、おでん屋が多いのも金沢の特徴です。そしておでんは串ものと並んで二軒目に最適です。教祖の古い推奨店を含め幾つかの名店がある中で、ここはこれまで臨時休業や満席など不運が続き入ったことがありませんでした。が、遂にその機会がやって来ました。

暖簾をくぐると少々意表を突かれました。L字のカウンターの他は四人掛けの卓が二つのみ。この広さは思い描いていた通りのものでしたが、背が高く髭をたくわえた主人はどちらかというとおでん屋よりも喫茶店のマスターという印象です。物静かな老主人が営んでいる店を勝手に想像していたのです。恐らく父子二代だと思うのですが、二人ともややぞんざいなあしらいなのにも感心しません。
しかし早々にこれらの事はどうでもよくなりました。おでんがとにかく美味なのです。ここまで京都との共通点を幾つか見出してきたわけですが、この店の出汁は京都や大阪のものよりやや濃いめで、関東風との中間くらいに思えます。これは是も非もないのですが、その出汁とネタの相性、煮込み具合が完璧だということです。香林坊の交差点の目の前という一等地にもかかわらず観光客の姿はなく、地元客が談笑する雰囲気も上々です。
壁に掛けられた品書きの札は黒塗りの板なのですが、使い込まれて艶を放ち、光ってよく見えません。立ち上がって身を乗り出して読んでみると「黒作り」「尾羽雪」と、どんな料理か見当もつきません。主人に訊ねると黒作りは烏賊の塩辛のこと、なるほど納得です。尾羽雪はおばいけ…と言われたところで、ああ鯨か、と答えると主人がにやと笑いました。流石は創業83年、一度暖簾をくぐっただけでは分からない奥深さがあるようです。このような店が今も続き盛業であることが、百万石の都の豊かさを物語っているかのようです。

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敷地内にバイクを置ける場所があるか否か。これを基準に選んだ安宿が偶然にも片町の繁華街まで歩いて行ける距離だった。これは果たして幸かそれとも不幸か(笑)

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ともあれ、残りの人生で金沢を訪ねる機会があと何回あるのかと考えた時、与えられた偶然に感謝するのみです。ただし、金沢の居酒屋は簡単にはいきません。料理を主とした割烹然とした店が多いからです。流石は北陸の京、雅の都金沢ですが、これは独酌での攻略が難しいことを意味しています。ここに久し振りの金沢という事情も加わり、大人しく手堅い選択に走りました。こちらが求めるのは酒が主のあくまで居酒屋。一人でも入り易く、気兼ねなく過ごせなければいけません。それを全面的に叶えてくれるのがこの店です。

とにかく酒の揃えが良いです。生ビールを飲み干した後、何を注文するか迷ってなかなか決められないのはむしろ望むところです。生酒を避けて火入れをしている酒、地元の蔵のもの、吟醸していない純米酒というこちらのうるさい希望を女将に伝えると、一緒になって選んでくれます。割烹然とした店ではなくあくまで居酒屋がいいというのはこのことです。
刺盛りはまさに絶品、どのネタも素晴らしいです。加賀太胡瓜と鰻の酢の物は、その澄んで美しい色合いだけでも今が旬であることを物語ります。清々しい味わいは秀逸。これを小鉢で安価に出してくれるのだから、土地の居酒屋を訪ねた幸せを満喫させてくれます。蓮根団子の揚げ出しも同様で、甘味がありながらくどさがなく、贅沢に出汁を取った豊かな味わいは北陸の他のところとはまるで違うまさに京の流れを汲むものです。客席に対して十分過ぎるくらいの人数が常に待機しているので打てば響くようなあしらい、健全な価格。カウンターが長く適度な客入りで独酌でも入り易い。私が求めているものの全てがここにあります。いつまでもこのままであって欲しい金沢の名店です。

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一度は投宿して居酒屋を訪ねてみたいと憧れを持ちつつ、未だこれが叶っていない町が全国に幾つかあります。長浜はその一つだったのですが、漸くこれが叶いました。そしてこのような場合、いつも原則として最初に訪ねるのは教祖の推奨店、それも新進の店より老舗です。長浜でそれにあたるのが能登です。

間口はそう大きくないですが奥に広く、悠々とした造り。中庭なども構え主役は座敷のようですが、品の良いカウンターも六席あるのがありがたいところです。むろんここに座ります。品書きには琵琶湖産の魚介が幾つも並び、その中から女将に奨められるままにまずは琵琶鱒の刺身を。淡水魚の刺身は独特の重さがあるし、ましてサケ科の刺身の脂のくどさも好きではありません。だからこそ騙されたつもりで女将の奨めに従ってみたのですが、これが素晴らしい美味でした。重さ、くどさは一切なく、どこまでも爽やか。こうも美味な淡水魚の刺身は初めてか、とにかく感心しました。琵琶湖は世界でも稀な古代湖で、琵琶鱒はだからこそ生まれた固有種です。単に美味いというだけでなく、それを現地で味わえることに旅の浪漫を感じます。そしてそのような気分にさせてくれる居酒屋があるのは本当に幸せなことです。
鮒ずしも外せません。こちらもたいへん美味で洗練された味わいで、絶妙な酸味が酒によく合います。関東、東京では絶対に味わえない美味とはこういうのを言うのでしょう。ご主人と女将のあしらいも絶妙で文句なしですが、その代わりお代の方もなかなかのものです。大衆店より二回りは高いだろうと覚悟はしていましたが、予想をやや超えていました。生ビール二杯に酒二合、琵琶鱒の刺身、川海老の唐揚げ、鮒ずしで七千五百円。とても日参は出来ませんが、この名店に一度足を運べたのは喜ばしいことです。

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二軒目へ移行します。結局今日もこの店の暖簾をくぐりました。やはりおでんというのが二軒目に最適です。繰り返しますが、過去に何故だか未訪問だったことが不思議でそして悔まれます。時間帯が良かったのか、昨日に続いて広い店内はかなり空いています。舟を囲むカウンターも長く、川に面した壁に沿っても長いカウンターがあり、この店ならではの造りと言えます。しかしかなりの席数があるこのカウンターですが、特等席はごく一部だということが分かってきました。
一般的に言えば舟を囲むコの字カウンターが特等席です。が、ここでは大橋川の眺めも重視しなければなりません。コの字カウンターで且つ川と正対するのは五席ほどで、そこに三人の先客がありました。かなり空いているというのにまさかその間に無理に座るのもおかしな話です。そこでやや不本意ながらコの字カウンターを捨てて川沿いの壁に面した席に陣取りました。大橋川の眺めは最高ですが、舟を覗き込んだり店の人とやり取りする楽しみはありません。この難しさもここでは楽しみといったところでしょうか。

昨日良い感じを抱かなかった若女将から、連日ありがとうございますと声が掛かりました。このあたりは流石に老舗の物腰です。昨日は気付かなかったのですが、品書きにはお陰様で七十年目とありました。次に松江に来る機会があったなら、きっとまたこの店の暖簾をくぐるでしょう。その時は特等席に着くことが出来るでしょうか。

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松江の飲み屋街は新大橋を南北の軸として展開しています。松江駅にも近い大橋川の南岸はやや賑やかな佇まい。北岸は味わいある建物も多い古い町並みです。気持ちの良い夕風に吹かれながら新大橋を北詰に向かって渡るところまでは昨日と一緒です。「やまいち」を右に見てさらに進み、こちらも教祖の古いおすすめである「よびこ」を訪ねました。ところが残念ながら今日は休みでした。ここで途方に暮れないのが松江の層の厚さです。すぐ近くにある表題の店の暖簾をくぐりました。
自力で探し当てたわけではありません。耳寄りな情報を目にするとすぐさま記録し、その場で都道府県別、分野別に整理する癖がついて久しいです。ここも同好の旧友か旅仲間だったかが褒めていたと記憶していました。

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大橋川の川べりにこの佇まいです。これだけでも雰囲気は抜群、期待を抱きつつ入ると、果たして見た目に負けない実力店でした。力が漲る気鋭の店と言えばいいでしょうか。まだ若い、三十年配の男性二人が厨房に立ちます。どうやらより若く見える方が主人のようです。笑顔や慇懃さは全くありませんが、悪い感じはしません。その鋭さこそがこの店を支えている気配がしっかりと感じられるからです。
魚介を中心とした肴が品書きにずらりと並び、酒も地元のものを中心にかなりの揃えです。値段は大衆店に比べれば一回り高いですが、内容を考えれば十分に健全で良心的と言えるものです。そしてここも窓から大橋川が見えます。「おでん庄助」に比べればささやかなもので、九席あるカウンターのうちそれを楽しめるのは一方の端から四つ目くらいまでです。明かりが少ない所なのも惜しいですが、それを言うのは贅沢というものでしょう。川の気配が店内から感じられるだけでも松江の旅情を高めてくれます。

居心地も抜群です。建物自体はかなり古いもので、必要に応じて改装を施した。素人目にもこれは明らかでしたが、その改装の仕方が的を射ていてセンスが良いのです。去り際に聞いたところ、まだ開店して一年だと聞いて驚きました。やまいちによびこ、おでん庄助、それにこの橙まで加わって、大橋川の畔に名店が軒を連ねる松江の夜のなんと素晴らしいことでしょうか。

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二軒目へ移行します。こちらも教祖の古い推奨店であり有名な店なのですが、何故だかこれまで未訪問でした。自分でもどうしてかよく分かりません。ともかく満を持しての初訪問となりました。「やまいち」へ向かう際、南側から新大橋を渡って行きました。その際に遠くからでもよく見えていた看板の灯が落ちています。しまった早仕舞いかと心配しつつ足早に向かうと、ちゃんと営業していました。胸を撫で下ろしつつ暖簾をくぐると、私が勝手に予想していた店とかなり違いました。小ぢんまりとして静かなおでん屋を想像していたのですが、実際にはかなりの大店で、明るく、おでん以外にもあらゆる料理が品書きにずらずらと並びます。

若女将と思しき女性のあしらいに感心しませんでした。おでんのばい貝を所望したところ、ないとの返答。それも目を合わさずに言うのです。しかも声が小さいものだからこちらから聞き返す始末です。さらに言うなら、今日はもう品切れだとか言いようがあると思うのですが。また、金色に光る腕時計をつけて厨房に立つのも全く感心しません。
しかしそれにさえ目をつぶれば噂通りの名店です。大橋川を一望する眺めは予想以上のもので、川に背を向ける席を除けば何処に座ってもそれを楽しめます。おでんはどのネタも大ぶりで美味。カウンター席が長いから独酌でも気兼ねがないし、何よりおでんというのが二軒目に最高です。ここまで未訪問だったことが今更ながらに悔まれました。

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豊かな水を湛える大橋川に沿って歩き、やがて橋の向こうに目指す看板が見えてくる。これだけでも松江の旅情を感じるに十分ですが、そこに待つのがとびきりの名店となれば尚のことです。教祖の古い推奨店であるやまいちから始めます。八時ちょうどに暖簾をくぐると、カウンターは手前の三席のみが空き、小上がりの三卓も埋まっています。平日ながら流石の盛況です。威勢の良いおばちゃん二人によるあしらいは初めはやや乱暴にも感じられますが、細かいところまで見逃さず世話を焼いてくれるのが段々心地好くなってきます。
生ビールはエビスでたいへん美味。刺盛りを待つ間に何かつまむかと勧められ、見ればカウンターの上には大皿が三つ。筍の煮物とおひたし、亀の手です。折角だから余所ではなかなか食べられないものを頼む一手です。その名の通りのやや不気味な外見からは想像できない美味でした。刺身にも満足したのですが、この後失敗をしてしまいました。肉豆腐を注文したところ、想像とはまるで違ったものが出てきたのです。
私の思い描いていた肉豆腐とは、東京の居酒屋によくある、煮込みに豆腐が少々入った小鉢です。ところがここやまいちの肉豆腐は、ありとあらゆる具材が入ったすき焼きのようなものだったのです。そこまではいいのですが、とにかく量が多過ぎました。これを朝食のおかずにするなら五日分は取れそうです。味付けも濃いめの甘辛で、これでもう打ち止め。真打ちのしじみ汁まで辿り着けませんでした。

これは少々残念でしたが、ここで思わぬ出会いがありました。つい最近福岡に転居したばかりだという若者が私の後に独酌で入って来て、隣りに座ったのです。福岡のおすすめの居酒屋を二、三紹介するとたいへん喜んでくれて、もっと何軒でも教えてくれと言います。松江の夜の居酒屋のカウンターで懐かしい福岡の話ができるとは、こちらにとっても不思議でありながら嬉しい時間でした。この場を借りて御礼を申し上げます。

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昨日に続いて「青柳」を再訪するのも全く悪くない、そう思うと気が楽でした。昨晩は一つ1,300円という値段に注文を躊躇ってしまった岩ガキを迷わず食べられるし、あともう一つくらい刺身を今度は単品で、というのも悪くありません。しかし一方で、もう二度とないかも知れないこの機会に他の店も試してみたいという気持ちも強いです。幸い昨日と違って天気も良いし時間もある。そこで西郷港の近くの繁華街を歩き回りました。その結果店構えに惹かれて暖簾をくぐったのがここです。
殆ど住宅のような建物で、しかも今時の安っぽい建材が使われているので建物に味わいはありません。しかし暖簾も袖看板も居酒屋の字と屋号だけを書いた簡潔明瞭なもので、これが良かったのです。

中は厨房に面したカウンター四席と、それと対になって反対側の壁に面してもカウンターが四席。居酒屋としては珍しい造りです。残念ながら厨房側のカウンターは先客で埋まっていて反対側の席に着きました。厨房に対して背を向ける形です。建物はごく新しく明るいですが、外面と同様安い造りで味わいはありません。しかし直後に建物のことはどうでもよくなりました。
お通しの巻き貝が言葉を失う美味さです。こうも鮮烈な磯の香りをこれまで味わったことがあるだろうか、と思える程でした。刺盛りに何故か鮭が乗っていたのはご愛嬌。続いて揚げ出し豆腐と鯖の刺身を注文しましたが、一切の誤魔化しが利かないこれらの品も、どちらも素晴らしい美味です。目立たない路地裏にひっそりと佇んでいますが、実力は一流でした。二晩続けて本物の居酒屋に出会えて、隠岐の夜は最高の戦績でした。

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港は目の前です。上機嫌で店を出ると、明朝乗る予定でいるフェリーが既に停泊していて、静かに出港の時を待っていました。島旅の夜を実感する印象的な情景に彩られて、隠岐の夜が更けていきます。

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人生初の隠岐での居酒屋探訪は、初めに目当てにしていた店に満席で断られるという最悪の滑り出しでした。しかも傘を差しても歩くのが大変な強い雨の中です。気が滅入りそうになりましたが、結局は良い店と巡り合えました。

刺場をぐるりと囲むコの字のカウンター十二席と、あとは小上がりが一つだけという程よい広さに好感が持てます。その真ん中に立つのは胡麻塩頭の初老のご主人。ご主人の前にはたいへん見事な俎板。鮪も捌けるのではないかという大きさで、厚さも凄いです。銀杏の木だそうで、島には銀杏が沢山あるからタダみたいなものだとご主人は言います。そう聞かされると明日島を走る時に銀杏の巨木が現れれば見落とすことはないでしょう。これぞ旅の酒の楽しみです。
その俎板の上には何本かの包丁がきれいに揃えて並べられており、期待が高まります。果たして刺身はどれも絶品で、鮮度、味の乗り、仕事全てが文句なしです。価格も健全な居酒屋価格。初めにこの店に出会えたことで隠岐を思いを込めて旅することが出来ます。

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