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札幌や中頓別で暇な時間が幾らでもあったというのに、ついチェーンの整備を怠ってしまいました。それをよりによって島でやる事になるとは。とにかく今日はチェーンに注油してから出発します。函館で点検をして以来1,700km程も走ってしまいました。

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おはようございます。改めまして、昨日は利尻島は鴛泊のオートキャンプ場ゆ~にに泊まったのですが、とにかく便利で清潔で快適ということに尽きます。この点に関して言うなら、私がこれまでに泊まり歩いてきたキャンプ場の中で最上の部類です。

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サイトは開けていて木は少なく、平坦を得るためにきれいに整地されています。キャンプに味わいや風情を求める向きは興醒めに感じるかも知れないですね。昨日も書いたようにサイトの中を通路が縦横に通っているので、何処に張ってもバイクをすぐ近くに停められます。

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炊事場には何と石が奢られています。トイレもきわめて清潔で、洗浄機能付き便座はもちろん手指の乾燥機まで備えられています。

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内地には有料でありながらゴミが捨てられないなどというわけの分からないキャンプ場が臆面もなく存在していますが、勿論ここではそのような怠慢はありません。

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極め付けは、温泉が目と鼻の先、歩いて行けるということです。というか温泉の向かいの森を開いてこのキャンプ場を作ったということなのでしょう。利用料は一日五百円で、これは北麓野営場と同額です。山に登らないならば断然こちら、いや互いに快適に過ごすためにも登らない人は努めてこちらに泊まるべきでしょう。

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鴛泊の町にはスーパーというものがなく、セコマが事実上の夕食の買い出しの唯一の選択肢となります(地元の人の食生活はどうなっているのでしょうか)。
しかし、野菜のものを中心に小分けにされた百円程度の惣菜があるのですから恐れ入ります。これはまさに一人の晩酌にぴったりなのです。しかもその種類の多さに驚きます。この商品展開の緻密さはセブンイレブンを遥かに凌ぎます。流石は俺達のセイコーマート、朝に昼に夜に死角がありません。

さてそんなセコマの惣菜を携えてキャンプ場に戻ったのですが、寒くてとても外では飲めません。気温は現在17度のようなのですが、風がとにかく冷たいので体感温度はずっと低いのです。
昨夜の稚内でもダウンジャケットを着て火を焚いて飲んでいましたが、やはりこの辺りは日本の気候とは違うようです。

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少々前後しますが、昼間出会った景色の話をします。

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島での大きな楽しみの一つに、北海道本土からは見られない角度、姿の利尻山を望めることがあります。島の裏手にあたる西側からは三角形の山を幾つも重ねたような立体感のある山容が、そして南側からは山頂付近の荒々しい岩の姿をよく見ることが出来ます。
しかし、快晴の今日待っていたのは利尻山の絶景だけではなかったのです。青い海を挟んで、ずらり一直線に並んだオトンルイの風車が見えるのです。素晴らしい景色なのですが、写真に一応は撮ったのですが案の定余程大きく拡大しないと分からない状態です。想像でお楽しみ下さい。

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本日は利尻北麓野営場、ではなくその近くのもう一つのキャンプ場であるオートキャンプ場ゆ~にに泊まります。ここは私が前回来た時にはまだなく、その時は北麓野営場にテントを張ったのです。こんな近くにもう一つキャンプ場を新設するのはどういう事か、そしてオートキャンプ場という名前からしても、登山のための野営をする人と騒がしい家族連れを分けるためでしょう。そしてオートキャンプ場という名前だけで端から眼中になく、前を素通りして北麓野営場に直行しました。

ところが受付のおばちゃんが開口一番、山には登るのかと。登らないと即答すると、ならば下のオートキャンプ場の方がいいよとこれも即答で返されました。聞けば、北麓野営場はテントを張っている人の他にも登山客が車で駐車場に次々やって来るからうるさいのだとか。確かに三時、四時に起こされるのではたまりません。そして料金はどちらも同じ500円、オートキャンプ場ゆ~にの方もバイクをテントの目の前に停められるといいます。

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そこまで言われたならばとりあえず下見をしない手はありません。来た道を引き返して行ってみると、登山をしない者にはこちらの方が確かに良さそうです。手入れされた平坦な芝生に清潔なトイレや炊事場、サイトの中を通路が縦横に通っているのでバイクは目の前に置けます。そして何よりこちらの方が町も温泉も近いのです。テント泊には合理しか求めない私にとってはあらゆる面でこちらの方が正解でした。親切に両キャンプ場の違いを説明し、薦めてくれたおばちゃんに大いに感謝します。

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続いて訪れたのは姫沼です。こちらでは沼浦展望台の時と逆、目の前で雲が晴れて山が全て見渡せるという幸運です。水面が鏡になって利尻の逆さ富士という絶景は拝めませんでしたが、あれは様々な条件が重なった本当に幸運な時だけです。

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沼浦展望台にやって来ました。しかし木々が最も繁茂するこの季節、オタドマリ沼の水面は僅かしか見えません。そして気まぐれな雲がついさっきまで見えていた山頂を隠してしまいました。利尻山の山頂にかかる雲は一時として同じ姿でいることがありません。

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島一周を再開します。沓形の町を出て反時計回りにさらに進むと、その名も霊峰湧水という湧き水が現れました。水の美味さは言わずもがな、その冷たさに驚かされます。文字通りの霊峰の恵みです。
そして飲み水および芋焼酎の割り水として、テント泊の際に水は不可欠です。このように美味い水が汲めた日は何とも充実した気持ちになれます。

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本日の昼は利尻島の海鮮でもなくセコマでもなく、意表を突いてラーメンです。訪ねるは沓形の町中にある味楽です。
日曜であることは離島において関係あるのか、13時を過ぎているというのに満席の盛況です。とはいえ行列という程ではなく、相席の了解をとった上ですぐに席に通されました。

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注文はこの店一番のおすすめである焼き醤油ラーメンです。利尻昆布の中でも最高級品をたっぷり出汁に使っているというのが売りらしいのですが、まさにその通りの素晴らしい味です。
昆布の濃厚なコクと甘味が香り、醤油味は柔らかく控えめです。昆布の旨味を前面に出した味わいながらわざとらしさやバランスの悪さは全くなく、あくまでも上品。絶品のスープです。醤油ラーメンで850円はやや高いかと思ったのですが、これならば納得です。五人もの店員が忙しく働く様も離島とは思えぬ賑わい。これぞ利尻の名店です。

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二時間弱の航海を終えて鴛泊港に上陸しました。
只今午後一時前、中途半端な時刻かというとそうでもありません。利尻島は一周が60kmに満たず、カブでゆっくり走っても二時間かからず一周出来てしまいます。まずはざっと一周道路を走ってみます。

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